敏感肌だと、男性化粧品(メンズコスメ)を使ってはいけない3つの理由最近は、美容に関心を持つ男性が増えてきています。それに比例して、男性用化粧品(メンズコスメ)のメーカーも種類も、どんどん増えてきています。

中には、「男性は男性用化粧品を使うべきだ。」と、主張する人やメーカーもいます。でも、これって本当なのでしょうか?

私は、むしろ逆だと思います。

男性が男性用化粧品(メンズコスメ)を使うべき奇妙な理由

男性と女性は、肌の質が違います。ホルモンの違いからか、男性は女性よりも、皮脂分泌が多いです。そのため、男性用化粧品の多くは、女性用化粧品よりも脱脂力(皮脂を落とす力)を強く設定しています。「もし男性が女性用化粧品を使うと過剰に分泌された皮脂が肌に残り、肌トラブルを起こします。」と言うメーカーも。

確かに、皮脂分泌が多いことは事実です。

でも、皮脂が多いことが男性用化粧品を使う理由になるのでしょうか?

男性と女性の肌って本当に違うのか?

確かに男性と女性とでは、皮脂の分泌量は違います。男性は女性に比べて、脂でギトギトしているイメージがあります(笑)。

でも、これってイメージだけで、女性でも皮脂分泌が多い人はたくさんいます。特に、Tゾーンなんかは、男性よりも皮脂の分泌が多い女性が実はたくさんいるのです。

ただ、女性の多くはメイクをしているために、あまり目立ちません。一日に何度もメイク直しをします。その際に、おしろいやパウダーファンデーションなど粉物の化粧品を使えうと皮脂を吸収してくれるので、ほとんど目立たなくなります。あまりに皮脂の多い人は、日中に洗顔をする人もいます。

一方、男性はメイクをしていないので、メイク直しをすることもなく、日中に洗顔することもあまり無く、朝起きて洗顔をしたままです。当然、時間が経つに連れて皮脂がどんどん分泌されて、肌に溜まってくるので、ギトギトになってきます。

皮脂は肌を守るために分泌されています。女性はメイクをしたり、日焼け止めをきちんと塗っている方が多いので、紫外線のダメージをあまり受けることがありません。一方男性は、無防備な状態なので、ガンガン紫外線のダメージを受けます。こうしたことが、さらに皮脂分泌を促します。

だから、営業などで外に出たり、バイクに乗る、タバコを吸う人が多いなど空気の汚れた環境にいることが多い人ほど、通常よりも皮脂分泌が多い肌質となります。

つまり、皮脂の分泌量は、男性と女性の肌の違いというより、日焼け止めを含めメイクをしているかどうかが大きな要因です。

それを証拠に、赤ちゃんから思春期までの期間は、男の子と女の子の肌質は大差ありません。もちろん、ホルモンの分泌が少ないこともあるのですが、ほぼ同じ環境で生活(女の子は化粧をしていない状態)をしているために差が現れないのだと思います。私自身、娘2人、息子1人いますが、肌質の男女差はまったくありません。いや、3人の中で息子の肌が一番キレイです。

じゃあ、肌の硬さはどうなんだ?男性の肌は硬く、女性の肌は柔らかいぞ!?

確かに、肌の硬さは男性と女性で違います。男性の方が硬く、女性は柔らかいです。でも、これも肌質ではなく、これまで生きてきた生活環境が原因です。主な要因は、紫外線を浴びた量です。

女性は、ある程度の年齢になると紫外線から身を守る術を身につけます。男性は、いつまでも無防備なままです。

実際に、日傘やつばの大きな帽子、アームカバーなどをつける女性はよく見かけますが、男性は見かけたことがありません。ごくごくたまに、日傘をさす男性を見かける程度です。

紫外線のダメージは、私たちが思っているよりも肌質に大きく影響します。特に紫外線の95%を占めるUVーA波は肌の奥の真皮層にまで悪影響を及ぼします。

紫外線が大量に真皮層まで到達することで、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲンを変性させ、どんどん肌は硬くさせます。同時に、シワも増えることになります。

そのため、同じ男性でも、室内で働いている人と、野外で働いている人とでは肌質が全然違います。例えば、私の知り合いの中でも肌の柔らかい漁師やとび職人を見たことがありません。また、女性でも野外で多くの紫外線を長期間浴びれば、男性のように肌が硬くなります。

このように、肌の硬さも男女の肌の違いというよりも紫外線を浴びる量によるものです。その証拠に、男性の肌でもほとんど紫外線の当たらない脇や股の内側なんかは、女性の肌並みに柔らかいです。

男性がわざわざ男性用化粧品(メンズコスメ)を使う必要はないのでは?

結局、男性であろうが女性であろうが肌の構造は変わりません。 だから、わざわざ男性用化粧品を使う必要はありません。

男性でも皮脂の少ない人もいるし、女性で皮脂が過剰に分泌している人もいます。単純に『男性だから』、『女性だから』といって、画一的に分けることは意味のないことです。

男性用化粧品なんてものが出来たのは、ただ化粧品メーカーが飽和した化粧品業界に新しい市場を作りたいと画策した結果ではないでしょうか。つまり、男性用化粧品を使う理由なんてものは、化粧品メーカーが苦し紛れに作った詭弁のように思います。

あえて、男性用化粧品を使う理由をあげるなら、化粧品の見た目ですかね。通常の化粧品は主に女性をターゲットにしているために、非常に可愛い物が多く、男性にとっては、買うのに勇気が入ります。また、そんな可愛い化粧品を友人知人に見られたら、いらぬ誤解を招くことも(笑)。

それに比べて男性用化粧品は、男性向けにデザインされているので、買う時も恥ずかしくないし、人に見られても何の問題もありません。ここら辺が男性用化粧品のメリットですかね。

ただ、買うのが恥ずかしければ通販で買えばいいし、人に見られるのが恥ずかしければ、恥ずかしくないデザインの化粧品を買えば良いだけなんですけどね。あと、人前で使わなければいいですし・・・。

まぁ~、男性用化粧品を使う意味が特に無い、というだけなら問題ありません。個人の自由で す。

でも、男性用化粧品には危険が潜んでいます。

特に、敏感肌の人には避けて欲しい危険が・・・!

敏感肌の人が男性用化粧品(メンズコスメ)を使ってはいけない3つの理由

男性用化粧品には、3つのデメリットがあります。

【デメリット1】 総じて通常の化粧品に比べて高額である

最近は安価なものがチラホラ出てきてはいますが、中身が同じなら男性用化粧品の価格のほうが高く設定されています。これは単純に、市場の大きさが理由でしょうね。

以前に『男性用化粧品(メンズコスメ)って売れているの?』で書いた通り、男性用化粧品の市場は非常に狭いです。化粧品全体の市場規模は、2兆3000億ほどあるのですが、男性用化粧品の市場は1000億程度しかありません。

しかも、メンズフェイス市場に限っては、たったの200億です。化粧品全体から見れば、0.86%です。1%にも届いていません。100分の1以下です。もちろん、男性用化粧品市場に参入している化粧品メーカーも少ないのですが、それにしても市場が小さすぎます。

ということは、圧倒的に数が売れていません。数が売れないと価格が高くなるのは当然です。 わざわざ高い男性用化粧品を買う必要って無いですよね。

【デメリット2】 重要視される『爽快感』

なぜだか、男性用化粧品は爽快感を重要視されている傾向にあります。大半が、多くのアルコール(エタノール)やメントールを配合しており、使ったあとにすーーーーっとしたり、軽い使用感です。先ほどの話の通り、べたつき気味になる男性は、すっとする爽快感を好むのかもしれません。

アルコールは、特に敏感肌の方にとっては刺激になる可能性がなります。敏感肌は、肌のバリア機能が弱まっているため、化粧品の成分も浸透しやすいです。そもそも、消毒に使われるようなものですから、肌に対する影響力も高いため、そうしたものが肌に浸透することで、肌トラブルを招くことが多いのです。

敏感肌で乾燥肌の上に薄毛であるため、将来ハゲ確定の私(私の敏感肌列伝はこちらをクリック)は、以前に育毛トニックを何か月か使ったことがあります。育毛トニックにはもれなくアルコールとメントールが配合されているためか、使ってすぐに頭が痒くなりました。しばらくすると、液が垂れて首を伝った後に、ヒリヒリとした痛みを感じていました。しかし、実験の意味も込めて使い続けてみました。

すると、日増しに痛みがひどくなり、痛みの部分があかい湿疹だらけになった時、「こんなの使ってたら余計ハゲるわ」と思い、即効使用を中止しました。超敏感肌の私にとっては、使えないものでした。

【デメリット3】 強い脱脂力

皮脂が多い人は、とにかく皮脂を落とすことに夢中になります。今あるものを無くしたいという単純な欲求のためなのですが、そもそもこれが大間違い。皮脂は肌を守るために分泌されます。だから、その皮脂が無くなると、肌は「うぉ~、タップリ肌を守るために皮脂を出したのに、もう無くなってる。もっともっと出してやるぜ~」と張り切って、さらに大量の皮脂分泌ができる肌になろうとします。こうして皮脂でギトギトな人は、さらに脂まみれになっていくことに・・・。

脂症の根本的な原因は、敏感な肌であることです。肌が何事にも過敏に反応する状態になっているために、ほんの少しの刺激でも過剰に反応して、湿疹をつくったり、過剰に皮脂を分泌する肌にしたりするのが原因です。

だから、皮脂過剰な肌を改善するためには、皮脂を落とすのではなく、まずは敏感肌を改善する必要があります。敏感肌を改善するには、保湿が一番です。だから、皮脂が気になる男性は本来は『保湿』に特化した化粧品を使うのが一番です。

でも、男性用化粧品は脂を落とすことを重視しており、保湿効果は大して高くありません。保湿効果を高めるとベタベタしますしね。また、強力な脱脂力というのは、敏感な肌にとっては大きな刺激になります。つまり、男性用化粧品は、本来必要な保湿効果に乏しく、刺激となる脱脂力を高めています。

この3つの理由によって、男性用化粧品は、敏感肌の男性にはお勧めしません。

じゃあ、男性は一体に何を使えばいいの?

答えは簡単です。まず、『男性用』なんて要素は無視してください。 それよりも中身が大切です。化粧品の『効果』ですね。

基本的にシワやしみ、ニキビ、脂症などの肌トラブルは、肌の乾燥状態が続いていることによる敏感肌であることが大半です。ですから、何よりもまずは、この乾燥状態を改善することが先決です。

そのために必要な化粧品の効果は、ズバリ『保湿効果』です。保湿効果の高い化粧品を使うことで、乾燥状態を改善することが出来ます。乾燥状態が改善されることで、過剰な皮脂の分泌も落ち着いてきたら、いずれは肌トラブルが収束していきます。

次に大切なのは、『安全性』です。肌が敏感になっているために、普通の人なら何の問題もない刺激でもダメージが蓄積されていきます。その結果、肌が過敏に反応したり、過剰に皮脂分泌を促したりします。

だから、刺激を与えないこと、安全性も化粧品を使う上で重要な要素になります。私と同じように、男性で敏感肌の方は、安全性の高い成分が配合されていることや、刺激の少ない化粧品の使い方などを吟味することをお勧めします。

もし、化粧品選びに迷ったら、私が開発した保湿化粧品を一度試してみてください。もちろん、私も毎日使っているものです。

井上龍弥

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