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時折、こんなメールや電話相談をいただくことがあります。

「アトピー性皮膚炎ですが、そちらの化粧品は使えますか?」 
「かゆみが収まらず、アトピーだと言われていますが、かゆみへの効果はありますか?」 
「アトピーは、治らないからツラい・・・少しでもマシになった方はおられますか?」
「大人になって急にアトピー症状が出てきました。こんな私でも使えますか?」

世の中には、アトピーに悩んでいる方がたくさんおられます。子供のころからずっと症状に苦しんでいる方。大人になってから急にかゆみや赤みが出てきた方、などさまざまです。

有効な治療法もなく、ステロイドを使い続けるか、止めるか・・・。ステロイドによる副作用の怖さも加わると、肌のかゆみや痛みに加え、精神的にも大きな苦痛を伴います。

しかし、あなたは、本当にアトピーなんでしょうか? もしかしたら、アトピーじゃないかもしれません。

アトピー性皮膚炎とは?

詳しくお話ししましょう。アトピー性皮膚炎とは、アレルギー反応によって慢性的、もしくは、一度治っても再度発症する湿疹や皮膚炎のことを言います。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、以下のように定義されています。

アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰り返す。掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり,患者の多くはアトピー素因を持つ。
アトピー素因:①家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちいずれか、あるいは複数の疾患)。または② IgE 抗体を産生し易い素因。 (引用元:『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版』/公益社団法人日本皮膚科学会

その症状は、肌がカサカサになって赤くなったり、湿疹ができたり、ゴワゴワの硬い肌になります。 かゆみが生じることも多く、かきすぎて傷口から雑菌が入り、化膿することもあります。

アトピーの原因は、食べ物(卵、大豆、小麦など)や環境因子(花粉、ダニ、ハウスダスト)、ストレス、遺伝などと言われています。アトピーで悩んでいる方は、こういったことは、もちろんすでにご存知だと思います。ただ、アトピーに関しては、まだまだ分からないことも多く、確立された有効な治療法がないことも事実です。

アトピー性皮膚炎の診断基準は?

アトピーの診断も、実はまだまだあやふやな部分があります。

日本皮膚科学会でのアトピー診断基準は、

1.かゆみ
2.特徴的な皮疹とその分布
    額・目・口の周り、手足の関節、首などに、左右対称に発生しやすい

3.慢性・反復性の経過
    乳幼児では2ヶ月以上、成年では6ヶ月以上に渡り同じ症状が出る、もしくは、繰り返す

この3つすべてに当てはまるもの、とされます。

でも、これってあやふやだと思いませんか?

例えば、『アトピー』と『乳児湿疹』。両方の症状は、非常によく似ています。症状だけを見てもアトピーかどうかの判断はできません。たとえば、下の写真。これはうちの子供です。乳児湿疹だと診断されたこうした赤い湿疹が、首やお腹、お尻など、体のいたるところにできていました。ぱっと見では、素人には、湿疹なのかアトピー症状なのかわかりません。

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では、何を根拠にアトピーだと診断するのか?それは、期間です。2ヶ月以内に症状が治まれば乳児湿疹、それ以上ならアトピーと診断されます。

でも、これって何だか納得出来ないですよね。59日までだったら乳児湿疹、60日だったらアトピーという訳です。どこかで線を引きたいのは分かりますが、アトピーと診断された赤ちゃんや母親の立場になれば、このわずか1日の差は、まさに雲泥の差と言えるでしょう。

アレルギー症状と、アトピー性皮膚炎の症状は同じ?

また、アトピーの症状にも疑問があります。アトピーの症状といえば、肌が硬くなったり、赤くなったり、かゆくなったり、湿疹ができたり、それを治ったり悪化したりを繰り返す・・・私は、これらの症状が起きることは、日常茶飯事でした。

アトピーの原因になるアレルギー反応も豊富です。ハウスダスト、ダニ、スギ、ヒノキ、その他2つほどあります。私の妻の実家は滋賀県の信楽というところにあるのですが、冬に泊まると、頭や首が痒くなり、鼻水が出て、頭がボーッとします。たぶん、何かの花粉系のアレルギー反応です。 以前、兵庫県にある『キッザニア』に行った際もさらに悲惨な状況で、突然、頭が痛くなり、呼吸まで苦しくなり、動けなくなりました。

アレルギーだけではなく、肌そのものも弱く、糊付けされたYシャツなんか着ようものなら、すぐさま襟が当たる部分が真っ赤になり、炎症を起こしてチクチクと痛みます。一度こうなると、もうずっと、症状は続きます。

紫外線にも弱く、昔、会社のスタッフと10月の午前10時、天気は曇りという状況で90分ほどチュービング(浮き輪に乗って渓流を下る遊び)をした結果、主に両足を日焼けしてしまい、それにより高熱が出て、皮膚が引きつり、3日間寝たきり生活になりました。

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その後、1週間ほどで日常生活に戻ることはできましたが、半年以上は赤みが続き、かゆみもずっと続きました。

こうした症状に我慢が出来ず、皮膚科を受診すると、処方されるのは決まって『ステロイド』です。塗った時には症状は治まりますが、薬を止めると、また赤みやかゆみは出てきてしまいます。改めて書くと、なかなか悲惨な体質ですね。

私の母親も同じように肌が白く、炎症を起こしやすい肌です。私自身がアトピーなのかどうかは、今となっては分かりません。なぜなら、現在は肌の状態も非常に良くなり、大きな肌トラブルもなくなったからです。

私がアトピーがどうかは分かりませんが、一つ、確実に肌トラブルを引き起こしている症状がありました。それは、『極度の乾燥肌』です。自慢じゃありませんが、私の乾燥肌は相当なものだと思います。

乾燥肌になると、肌の防御機能が衰えることで外界の刺激に弱くなり、肌が硬くなったり、赤くなってかゆみを感じたりします。その症状は、アトピーと非常に似ています。

原因も対策も確立していないアトピーの改善は非常に困難とされていますが、乾燥肌なら対応策はあります。それは、保湿を徹底的に行うことです。

「保湿なら、今もしているよ」と言われそうですが、実は、肌トラブルに悩んでいる人のうち、『正しい保湿』ができている人はごくわずかです。

効果の出ない方法で保湿をしても肌はキレイになりません。『正しい保湿』を、継続して行うことで、肌の潤いを取り戻します。

ここで私が言いたいことは、アトピーであろうがなかろうが、肌が乾燥していて、痛みやかゆみに苦しんでいるなら、「一度、『正しい保湿』を徹底的にしてみませんか?」ということです。

乾燥が改善できると、アトピーの痛みやかゆみも変わってくる

私がこのように考えたのは、自分の体験以外にも理由があります。それは、アースケアという会社を作ってからこの15年の間、肌トラブルに悩んでいた方たちから頂いた声を見てきたからです。

肌トラブルで悩んでいる方たちの中には、「私、アトピーなんです」とおっしゃる方もたくさんおられます。でも、症状を詳しく聞くと、「本当にアトピーなのかな?」「過去の自分の症状の方がもっとひどかったけど・・・」ということが珍しくありませんでした。

また、その症状の多くは乾燥肌からくる肌の痛みやかゆみでした。そういったときは、決まって、私が自分で行った保湿の方法を試していただきました

その結果、多くの方から「乾燥が良くなった!」という喜びの声をいただきました。つまり、こういった方は、どこかで誰かにアトピーと言われたか、自分で自分のことをアトピーだと思い込んでしまった可能性がないかな?と、私は思っています。

例えば、子供の時に乳児湿疹が2ヶ月以上続いて、その時にアトピーと診断されて、それを母親から聞かされたとか・・・。

もしくは、自己判断でアトピーだと思っているかもしれません。

もちろん、病院で医師にアトピーと診断された方もいるでしょう。しかし、セカンドオピニオンを受けていないのであれば、その診断が間違っている場合もあるのではないでしょうか。

また、幼少の頃、もう何十年以上も昔に診断を受けて、それ以降は受けていない、とか。

こうした思い込みや過去のことで、改善の機会を失ってしまうことは、とてももったいないです!

ですから、アトピーであろうが、ひどい乾燥肌であろうが、一度、『正しい保湿』を徹底的に行なってみませんか?

実は、アトピーではなくて、ひどい乾燥肌だったということがあるかもしれません。それはそれでツラいことかもしれませんが、この場合は、キレイ肌を手に入れるチャンスがあります。

また、アトピーだったとしても乾燥によるかゆみの苦痛を軽減することもできます。ぜひ、一度、こちらを見て、『正しい保湿』を試してみてください。乾燥肌の方にお勧めする正しい保湿はこちら。

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