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あの小保方さんで有名な理研が、このたびアトピー性皮膚炎のメカニズムを解明したそうです。

マウスを使ったテストで、「JAK1」分子の遺伝子配列に突然変異が生じていることで角質による保湿効果が低下することでアトピー性皮膚炎を招くことが判明。(引用元:『アトピー性皮膚炎のメカニズムを理研が解明』/IT Mediaニュース

 

『JAK1』を阻害する薬剤や保湿効果を高めるワセリンを塗布することで、アトピー性皮膚炎(以下、アトピーと表記)症状の発症を遅延・予防ができた、ということです。

やっぱりアトピー性皮膚炎には、保湿だった

今回の記事では、『JAK1』分子の遺伝子異常がアトピー発症の引き金になっていることが分かったのですが、まだまだマウスレベルの実証です。 人に関してはアトピーを発症している6名のうち、4名の表皮細胞で『JAK1』の活性化が見られた程度です。

改善法に関しても、新たに『JAK1』を阻害する薬剤が発見されたものの、長期使用の弊害や副作用の問題に関しては、まだまだこれからだと思われます。 そのため、現状では根本的な改善は難しそうです。

私のようにアトピーっぽい症状(詳しくは『それって、アトピー性皮膚炎なの?』をご覧ください)であれば、保湿によってアトピー症状の軽減および改善が期待できるのですが、重度の方に改善効果をもたらすことは難しいでしょう。 とは言え、保湿がアトピーに効果がある結果であることは変わりないので、地道に続けるのがアトピー症状軽減の近道だと言えます。 今回の発表でも、保湿の有効性が実証されたことは喜ばしいことです。

早くこの分野の研究が進み、多くの重篤なアトピー症状に悩む方たちの根治を目指した改善法を確立してほしいところです。

遺伝性が高いからこそ、できることが多い

私の肌の弱さは突然変異です。祖父・祖母・両親・兄弟(3人)、親戚をたどっても、私ほど肌の弱い人はいませんでした。群を抜いて、私だけが敏感&乾燥肌です。私の敏感肌エピソードはこちらをクリック

突然変異なので、自分の子供には遺伝しないだろうと思っていたら、ばっちり次女と長男に遺伝しました。肌が弱くカサカサなだけでなく、腕や足にいぼのような大きめの吹き出物ができます。特に長男には色濃く出たようで、赤ちゃんの頃から、すぐに肌荒れはするし、あせもができれば血がにじむほどの炎症になる、じんましんは頻繁にできるし、と肌に関するトラブルはとても多いです。

しかし、肌が弱かったからこそ、「毎日しっかり保湿をしてあげよう」と、保湿が大事であることがわかりますし、実行できます。 少し肌の調子が良かったとしても、季節の変わり目や体調が悪くなるとすぐに肌トラブルが起こることがわかってるので、気を抜かずにしっかりと保湿を続けてあげます。 今のようにムシムシと暑い時季でも、冬がくればすぐにカサカサかゆかゆになるのがわかっているので、保湿する量を減らしたりはしません。

こうして自分のツラかった経験を糧にして、しっかりと子供の肌に対応してあげることができます。これって自分が経験したからこそ、できることですよね。

残念ながらアトピーは遺伝性の要素が強いため、お子さんがかゆがったりすると、「自分のせいでかわいそうに・・・」と、自分を責めてしまっているお母さん・お父さんがたくさんいらっしゃいます。我慢のできない、小さいお子さんが苦しむ姿は、見ていられない気持ちはよくわかります。

しかし、落ち込まないでください。そんなあなただからこそ、お子さんにしてあげられることはたくさんあるのです。どうぞお子さんに、しっかりと保湿をし続けてあげてください。肌の調子が良い時季でも、いつでもずっと保湿してあげてください。

ちなみに、『保湿』をただ単に、クリームなどを塗ってあげることと勘違いしている方が多くおられます。正しい保湿はこちら(『間違った保湿から、正しい保湿へ』をご覧ください。

うちの長男も、生まれた瞬間からガンガン保湿しています。そのお陰か、最近はいぼも減り、肌トラブルも起きにくくなってきました。

井上龍弥

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