最近、『秋』という季節が無くなりましたね。

暑い暑い夏がやっと終わったと思ったら、いきなり極寒です。ほんの一月前は30度あった気温が、一気に10度まで下がりました。

あわてて冬物の服を買いに行ったところ、あるキーワードをよく目にしました。それまでは化粧品やドリンクでしか目にしなかったキーワードです。

そのキーワードとは、『コラーゲン』です。

 

『コラーゲン』とは?

コラーゲンと言えば、言わずと知れた、タンパク質の一つで、我々の身体を構成する成分の一つです。たとえば、腱や骨、軟骨などを構成し、関節同士など、様々な結合組織に、力学的な強度を与えるのに役立っているものです。

肌においてはコラーゲン線維と呼ばれ、肌の弾力を維持する『真皮』にあるものです。肌の保湿機能を高めて張りを保ち、加齢によって減少していく有名な美容成分です。化粧品や医薬品など、さまざまなものに利用されていますね。

一般的に、化粧品では、保湿目的で使われます。健康食品では、不足した分を摂取することを目的としていますが、これに関しては私は懐疑的です。体内のコラーゲンが減ったからと言って、コラーゲンを食べても肌がきれいになるとは思えません。(この点については、こちらの記事で詳しくお話しています。『コラーゲンやエラスチンで本当にしわは消えるのか?』)一言に『コラーゲン』と言っても、体内にある身体を構成するものと、食べ物としてのものは似て非なる物です。実際、私もテストをしましたが、目に見える効果はありませんでした。タンパク質の一つですから、食べることでやがては筋肉などになり、生命活動の効果としてはあると思いますが。

さて、冒頭の話に戻ります。

 

洋服売り場で見た『コラーゲン』の効果とは?

冬服を買いにいった先で目にした『コラーゲン』。食べても効果がないコラーゲンを衣料品に使ってどんな効果があるのか?

不思議に思って調べてみました。

昨今では、ハンカチ、Tシャツ、マフラー、腹巻、ネックウォーマーなど、いろんな衣料品に使われています。

メーカーの説明では・・・

コラーゲン加工によって、コラーゲンを繊維に付与してあります。その結果、保湿(美肌)効果を高めて皮膚に活力を与えます。また、保湿効果によって素材のソフト感もアップします。さらに、コラーゲンは、人間の体の6~7%、皮膚の70%を占めるたんぱく質なので、肌に優しく安心安全です。

ちなみに、洗濯してもコラーゲンが流れ落ちることは無いそうです。

この『コラーゲン加工』というものの原理がよく分からないのですが、シルク加工のようなものなんでしょうか?シルクもコラーゲンと同じたんぱく質ですからね。とにかく生地に付着して落ちることは無く、コラーゲンの効果が発揮できる加工技術なのでしょう。

実際にコラーゲン加工された生地を触ってみましたが、手触りが特別ソフトということはありませんでした。肌への優しさや安心安全も特に感じませんでした。

そもそも通常の生地は肌に危険なのでしょうか?

保湿効果があるということでしたが、コラーゲン加工した生地が水分を保持するということなんでしょうか?

もし、そうだとしたら汗をかいたらなかなか乾かないと言うことですよね。それが肌にいいのでしょうか?

私は、逆に菌が繁殖することで異臭を放ち、肌にも悪いと思います。

となると、実際に説明されている効果があるのかどうかも微妙ですが、そもそも効果そのものにメリットがあるとも思えません。

でも、通常の衣料品よりも結構高額なんですよね~。一体、どんな人が買うのか?非常に興味深いです。今後の動向を見守りたいと思います。

(著:井上龍弥

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