化粧品でアトピー治療ができるのか?

化粧品でアトピー性皮膚炎の治療はできるのか?(以下、アトピー性皮膚炎をアトピーと表現させていただきます。)

最初に結論を言います。

化粧品でアトピーの治療はできません

いや、化粧品でアトピー治療できると言えません、と言うか、なんというか・・・。

日本では、化粧品の効果効能は、『薬事法』という法律によって制限されています。『薬事法』とは、日本における医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器に関する運用などを定めた法律のことです。その中で、化粧品にアトピーを治療する効果は認められていません。

化粧品の定義は、
『人体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚や毛髪等を健やかに保つために、皮膚または毛髪に塗擦、散布などされる物で、人体に対する作用の緩和なもの(医薬品、医薬部外品の効能効果を持つものを除く)』
と定められています。
一方、アトピー治療は、医療行為になります。つまり、医薬品の分野です。だから、化粧品でアトピー治療はできないのです。

そのため、化粧品に携わっている者としては、「化粧品でアトピーが治った」「化粧品でアトピーが改善した」などは口が裂けても言えません。もし言えば薬事法違反で罪になります

現在、降圧剤バルサルタン(商品名ディオバン)の臨床データが、いくつもの大学研究機関で操作されていた、と大きな問題になっています。これも、『薬事法』の範疇です。つい5日ほど前も、薬事法違反容疑で某大学に捜査が入りましたね。

実は、こんなデータ改ざんは、薬品だけではなく、化粧品や健康食品の業界でもよくある話です。特定のメーカーや団体のお金で運営している構造上の問題で、法律だけでは縛れないのでしょうね。大学の研究機関がお金を出してくれている団体や企業に対して不利な実験結果なんて出せるわけありません。そんな裏切り行為をしたら、次からお金がもらえません。そうなれば、死活問題です。そのために、必死になって、強引で意味のない実験を行って、スポンサーが喜ぶデーターを出します。だから、よく見かけますよね。
「●●大学の研究によると、●●という効果が発見され・・・」などという謳い文句。

残念ながら、世の中で宣伝されているデータなんて、大半がこんなもんです。使う人不在の典型的な売り手思考ですね。悲しいことです。

と、話はそれましたが、とにかくこの薬事法のお陰でアトピーに効果があると言っちゃあダメなのです。ただ、実際は・・・、それは、あなたの想像に任せます。

でも、こう書くと薬事法が悪いみたいですが、そうとも言い切れないのです。そもそもこうなったのは、過去に「化粧品でアトピーが治る」とウソの宣伝して被害者を増やした化粧品販売者がたくさんいたからです。

まぁ~、今でも「化粧品でアトピーが治る」と、誤解&イメージさせる化粧品販売者は存在しますが。

そのため、どこかで線を引いて規制する必要が出てきました。そういった意味では、我々の業界の自業自得でもあります。

 

そもそもアトピーの治療法はあるの?

あと、もう一つ問題があります。

それは、アトピー性皮膚炎の方たちの治療に関する認識です。言い換えれば、『医療に対する高い期待』と言えます。

多くの人は、化学の力で、人体の構造など、多くが解明されていると信じています。確かに、化学力は日進月歩しており、目覚しい発展を遂げています。

しかし、人体の神秘の解明にまだまだ程遠く、アトピー性皮膚炎という症状に関しても、まだまだ分からないことだらけです。その原因、治療法なども正確に解明されておらず、対処療法が中心です。簡単に言うと、「何だかよくわからないけど、Aという治療法(薬の使用)を行うとアトピーが改善した」ということを根拠に、他の人にもその治療を試すということです。

ガンの治療も同じようなものです。ガンができる原因を抑制できないので、放射能を当ててガン細胞を殺したり、ガンの部分を切りとる治療がメインとなっています。

原因が完全に解明されていないので、根本的な治療は非常に困難です。だから、一時期に軽減したり治療できても、また再発することもよくあります。また、それまで大丈夫でも、突然、アトピーになることもあります。

ステロイドなんかそのいい例ですよね。私も過去に使ったことがあります。水疱が身体中にできたときに、ステロイドを使いました。塗って5分・・・みるみるうちに水疱が消えていきました。そのあまりの効果に恐くなって、1日で使用を止めた経験があります。

このように、アトピーについてはほとんど分からないので、医療行為をはじめとした世にあふれるアトピー治療に過大な期待を抱くことが無理な注文なのです。気持ちはわかるのですが。

 

では、アトピー性皮膚炎になったら諦めるしかないのか?

そうではありません。あくまでも私の経験上ですが、アトピーの原因は多岐にわたります。なぜなら、アトピーの症状がたくさん存在するからです。つまり、人によってアトピーの原因も症状も違います。だから、治療方法も違うはずなのです。

さらに、これらに加えて体質や肌質も千差万別です。だからこそ、諦めずにいろんな方法を試してください。

薬か、化粧品か、そんなことはどうでもいいです。ありとあらゆる方法に挑戦してください。

何があなたのアトピー治療になるかは分かりません。でも、何かがあなたのアトピー治療になるはずです。

と言うのも、私は今までに何人かの余命を宣告された末期ガンの方にあったことがあります。そして、その後、何十年と生きている方たちです。

その方たちは、自分がなぜ生きているのか分からないと口をそろえておっしゃいます。いろんな方法を必死に試した結果、なぜかガンが小さくなったり、進行が止まったのです。

人によって、「これだ!」という治療法は違います。中には、一体何のお陰でそうなったのか分からない人もいます。

でも、理由なんてどうでもいいです。とにかく治ればいいのです。

アトピーも同じです。どんな治療法でもいいのです。治ったもの勝ちです。

ただ、大切な注意点として一定期間は試してください。どんな治療も、最低半年は続けてください。

これはアトピーだけではなく、乾燥肌や敏感肌の方たちにも言えることなのですが、多くの人は1ヶ月程度で結論を出してしまいます。

でも、この程度の期間では、たとえ自分に合った治療法でも改善するところまでたどり着けない場合が多いです。非常にもったいないです。

だから、アトピーに悩んでいる方は、できるだけ副作用やリスクの少ない治療法を最低半年以上続けることをお勧めします。

ちなみに、アトピーに効果があるとはいえませんが、保湿効果を希望の方はこちらを1度だまされたと思って試してください。

(著:井上龍弥

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