シスチン

  • 表示名称:シスチン
  • INCIコード:Cystine
  • 一般名:L-シスチン

シスチンは、どのように作られるのか

硫黄を含んだアミノ酸(含硫アミノ酸)の一種で、白色の結晶、または結晶性の粉末。 特に毛髪、皮膚の角質層、爪などを構成するたんぱく質のケラチンには多量に含まれ、健康には重要な役割をはたしている。 分子内にシスチン結合といわれるジスルフィド構造(-S-S-)を有し、毛の硬さ、強じん性、弾力性、伸展性に重要な役割を果たしている。

シスチンの性質

水やアルコールには溶けにくく、薄い酸やアルカリ水溶液には溶ける性質をもっている。 養毛剤として使用されるほか皮膚アレルギー疾患の治療、解毒剤、造血剤、乾癖の治療に用いられる。チオグリコール酸と同様にパーマネントウェーブ液剤の還元剤の主成分として使用されている。角質層、毛髪のキューティクルを保護、保湿する。シスチンは牛肉、牛乳、羊肉、小麦粉、さけなどから摂取することができる。

シスチンがよく使用される製品

主に、ヘアコンディショニング剤、還元剤などとして、化粧水や乳液、クリーム、石けん、パック、UVケア化粧品、基礎化粧品、シャンプー、リンス、頭髪用化粧品などに配合。

投稿日:2015.10.15

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