美白化粧品で本当にシミは薄くなるのか?

美白化粧品で本当にシミは薄くなるのか?

美白化粧品とは、その名のとおり、肌を白くすることを目的とした化粧品です。 日本では、1980年代に化粧品原料であるアルブチンやコウジ酸ができたことによって、化粧品業界に確固たる『美白化粧品』の地位が築かれました。

美白化粧品と呼ばれるためには、厚生省労働省に認められた『美白有効成分』を配合する必要があります。 ちなみに、『美白有効成分』とは下記のとおりです。

<美白有効成分>

アルブチン アンダーシールダー 安定型ビタミンC誘導体 エナジーシグナルAMP エラグ酸 カモミラET グラブリジン コウジ酸 トラネキサム酸 ニコチン酸アミド ハイドロキノン ビタミンC ビタミンCエチル ビタミンC誘導体 美白有効成分 白蓮果R HA プラセンタエキス マグノリグナン 4MSK リノール酸S ルシノール

簡単に言えば、通常の化粧品に上記のような『美白有効成分』を配合すれば美白化粧品になります。

先ほども言いましたが、美白化粧品の目的は、『肌を白くすること』です。『シミをなくすこと』ではありません。だから、美白化粧品でシミは消えません。 シミには、何の効果もありません。 どれだけ美白化粧品を使っても1mmも小さくなりませんし、薄くもなりません。

「シミが消えないなら、肌は白くならないじゃないか?」と言われそうですが、その通りです。 シミが消えることで肌が白くなるわけではないのです。

では、美白化粧品はどういった効果効能で美白を実現するのでしょうか?

美白化粧品はどうやってシミを薄くするのか?

シミの正体は、何らかの理由で肌の内部にメラニン色素が大量に残っていることです。 この大量に残っているメラニン色素を、美白化粧品で減らすことはできません

「でも、そもそもメラニン色素を作らなければ、肌の内部に残っている大量のメラニン色素も減っていって、いつかは白い肌になるのでは?」という考えの下に作られたのが美白化粧品です。

世の中に美白化粧品と呼ばれる化粧品は無数にありますが、基本的な作用は全て同じです。具体的に言うと、『美白有効成分』が、メラニンの生成に重要なチロシナーゼと呼ばれる酵素に働きかけて、メラニン生成を抑えます。

雑誌の広告やCMをよく見てみてください。一瞬、シミが消えて肌が白くなるイメージを受けますが、紙面やテレビ画面の片隅に※マークの注釈が表示されています。そして、そこにはこう書かれています。

「※美白効果とは、メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐことです」

つまり、あくまでも『今後、シミができる可能性を減らすもの』でしかありません。今あるシミには何の効果もないのです。

ただ、ここで問題があります。 美白化粧品が持っている『メラニン色素の生成を抑える』という効果です。 本当に、メラニン色素の生成を抑えてもいいのでしょうか?

本当に、メラニン色素は悪者なのか?

そもそも、メラニン色素が生成される理由は、紫外線から私たちの体を守るためです。

紫外線の刺激によって、メラノサイトがメラニン色素を作り出し、そのメラニン色素がオゾン層を突破してきた有害な紫外線を吸収します。

私たちが紫外線を浴びても健康でいられるのは、メラニン色素のおかげと言っても過言ではありません。メラニン色素が私たちの体を守ってくれているのです。

その大切なメラニン色素を抑制するとどうなるのか?

紫外線のダメージが体内までダイレクトに届きます。

体内まで届いた紫外線は、たんぱく質を変性させ、コラーゲン繊維にダメージを与えます。 その結果、シミだけでなく、深いしわや顔のたるみなども引き起こし、皮膚の老化を促進させます

ここで、紫外線が肌に与える影響を簡単にご説明しておきます。

紫外線には、UV-A波、UV-B波、UV-C波と3種類あります。 これらは波長の長短で識別されます。

UV-A波は、日焼けなどの炎症を起こさず、危険性そのものは小さいのですが、肌の奥深くまで浸透して、肌の老化促進、DNAへのダメージ、皮膚がんなどのリスクを招きます。

UV-B波、UV-C波は、肌の炎症(いわゆる日焼け)を起こす他に、DNA配列を乱したり、複製の中断・ミスなどを発生させます。 (ただ、UV-C波は大気中で衰えるため、地上にはほとんど届きません)

このようにして遺伝子が正常に機能しなくなった場合、皮膚がんなどの突然変異を引き起こします。

UV-A波とUV-B波が真皮に与えるダメージ

つまり、メラニン色素を抑制することで、肌の老化が進み、最悪、皮膚がんの発症リスクが高まるのです。

いくら美白になったとしても、しわや炎症だらけの顔になり、がんまで発症しては本末転倒です。

乾燥肌・敏感肌・色白の人は特に注意

特に、肌の弱い方や色が白い方は要注意です。 メラニン色素を抑制することで、肌トラブルが起きる可能性が一般の方と比べて格段に上がります。

実際に、私は色が白いです。 私以上に白い人と出会ったことがないぐらい色白です。

色が白い人は、メラニン色素があまり作られません。だから色が白いのですが、そのために紫外線の悪影響をモロに受けてしまいます。 色が白い人ほど敏感肌なのは、紫外線の影響を受けやすいことも理由のひとつです。

よく嫁さんからは、「色白でいいな~」と言われるのですが、いいことなんてひとつもありません。

基本的に日常生活で紫外線を浴びることができません。 軽い日差しの中、10~20分ぐらいなら何とか大丈夫です。でも、真夏に10分程度紫外線を浴びるだけで、肌が赤くなり炎症を起こします。

そんな私が20代のころに海に泳ぎに行ったことがあります。

もちろん、自分の肌が弱いことは知っていたので、できるだけ日陰で過ごしていたのですが、せっかく海に来たのです。少しは泳ぎたいです。 そこで我慢できずに、その日は、合計1時間ほど紫外線を浴びました。

ちなみに、日焼け止めは塗りませんでした。 (敏感肌なので、当時の日焼け止めはどれも肌に合わず、必ず炎症を起こしていたからです。)

とは言え、当時の友人たちも、日焼け止めを塗っておらず、その後、誰も何のトラブルにも見舞われませんでした。

でも、私は違います。

顔は帽子を被っていたので、赤く痛みを感じる程度でしたが、肩が真っ赤になり、激痛を伴い、腫れ上がりました

帰りにTシャツがこすれたせいでしょうか、肩に大きな水ぶくれができました。 何とか、痛みに耐えて上半身を裸でその日は寝たのですが、翌朝、その水ぶくれはつぶれていました。運の悪いことに、つぶれた部分が化膿して膿んでしまいました。

こうなると、もう悲惨です。

常に膿の悪臭が鼻をつき、ジンジンと痛みが走ります。 いつまでも裸で過ごすこともできないので、ガーゼを当てて痛みを軽減するのですが、これがまた地獄でした。ガーゼを当てた部分の膿が固まって、交換するときにこの世のものとは思えない激痛が走るのです。 まさに、皮を剥がされるような痛みです。

こんなことを繰り返しながら、結局、完治するまでに10日ほどかかりました。完治したものの、肩の部分にはミミズ腫れのような痕がくっきりと残りました。 今は消えましたが、その痕だけでも、当時は死ぬほど後悔したのを覚えています。

こんな私からすれば、美白化粧品を使うということは、せっかく正常にメラニン色素を作る機能があるのに、わざわざそれを抑制して、私のように不完全な肌状態にしているようにしか思えません。 本当に、もったいない話です。 もし、許されるなら肌を交換してほしいぐらいです。

まとめ

私の個人的な経験によるものですが、美白化粧品を使うことはなるべく避けてください

美白化粧品を使うぐらいなら、帽子や日傘、UVケアなどの紫外線対策をしっかりすることをお勧めします。

これらなら、肌に悪影響を及ぼす心配がありません。 少し面倒かもしれませんが、5年、10年、20年後の肌に大きな違いが出てきます。

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(著:井上龍弥

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