肌トラブルをうまく活用する方法

多くの人が悩む肌トラブル。年を重ねるごとに増えていきますから、嫌な気持ちになります。まぁ、仕方ないといえばそれまでなのですが・・・。

でも、どうせなら、この嫌な肌トラブルを活用し、逆に、キレイ肌になりませんか?実は、肌トラブルを知ることは、あなたの肌をキレイにするヒントを知ることなのです!

私に起きる肌トラブルの数々

例えば、私の場合、メントールの含まれているスキンケア商品を使ったり、洗顔石鹸や石油系の界面活性剤入りの洗顔で顔を洗ったり、30分以上紫外線に当たったりすると、確実に、赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こります。

時には、歯磨き粉を変えたら口の周りが腫れたり、何かの花粉の影響で肌が荒れたり熱が出たり、ということも。

アレルギーの原因が人それぞれであるのと同じで、普通の人にとって大丈夫な物事も、私にとっては非常に悪影響を受けることがあります。だから、私は、メントールの含まれたスキンケア商品や洗顔石鹸は使いません。また、30分以上紫外線を浴びることもありません。(たまに、自らの身体で化粧品の実験をする場合は使いますが・・・。) ですから、これらのことで苦痛を感じることはありません。

また、先日、テストでいくつかシャンプーを試したところ、使い出して2日目に早速、額の右上に小さな湿疹ができ、かゆみが出ました。その後5日ほどでおさまりましたが、すべての肌トラブルが額の右上にでたので、この場所にも意味があるのだと思います。シャンプーに使われていた成分を見ながら、当たりをつけていけば、その意味もわかってくるでしょう。

ちなみに、私は寝不足になると、顔の中心線に沿って、大きなニキビのような、赤い湿疹ができます。これは無自覚な状態、自分では寝不足だという自覚がない場合でもよくできます。だから、この場所にニキビのようなものができたら、早く寝るようにしています。2~3日睡眠をしっかり取ると、すぐに治ります。これのお陰で、身体がどれだけ疲れているかを、客観的に知ることができます

肌トラブルは、あなたの知らない『あなた』を教えてくれます

このように肌トラブルは、外からは判断できないことも教えてくれます。肌トラブルが起きると、「化粧品が合わないんだ!」と考えがちですが、意外に化粧品以外のところに原因があることも多いのです。

ただ、これは個人差が大きく、肌トラブルの症状と肌や体の状態を一概に判断することができません。 自分固有の肌トラブルと体の状態をコツコツと探るしかありません。『一体何が原因で肌トラブルが起きるのか?』を知っておくことは、これから先のスキンケアに大いに役立ちます。

何か肌トラブルが起きたら、その前に 「日頃はしない、何か特別なことをしたのか?」 「睡眠時間や食べ物で日頃と違ったものはなかったのか?」 などをしっかりと覚えておきましょう。

ちなみに、化粧品以外で肌トラブルが起こる理由で多いのは、こんなことです。

  • 歯磨き粉
  • 柔軟剤・洗剤などの残留物
  • 肌に触れるものに使った消臭・除菌スプレー
  • クリーニング後の衣類
  • メイクの際に使うスポンジの汚れ
  • 枕カバーの汚れ
  • 整髪料
  • 無意識にやっているクセ(ボリボリと掻く・引っ張ることによるシミ、ゴシゴシ洗う・拭くなどによるシワなど)

すぐに、「これが原因だ!」と明確になるわけではないのですが、意識することでどんどん肌トラブルの原因を絞り込むことができます。私ももう何十年もこれを繰り返してきたおかげで、かなりの肌トラブルを回避しています。

肌トラブルをツラい思いだけで終われせるのはもったいないです。ほんの少し肌トラブルの原因を意識して、ぜひ有効活用してください。そうすることで、嫌な肌トラブルによって生じるストレスが少しばかり軽くなると思います。ストレスが軽くなることは肌にも良いですしね。

投稿日:2014.11.05

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アースケア代表・化粧品開発者

井上龍弥

2000年アースケアを創業。保湿に特化したアクシリオの開発・販売を手掛ける。起業家ならではの人生観や自身の超がつく敏感肌・乾燥肌の経験談が愛用者に人気。

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