しわは、表情によっても作られます。

厳密には、表情によって何度も肌が折りたたまれることでいずれ、しわになります。

だったら、肌を折りたたまない表情にすればいい、という考えのもと、女優笑いというしわ消しができました。

やり方はいろいろあるのですが、とにかくしわができにくい笑い方をします。しわのできない笑い方をすればしわができないということです。

まぁ~、単純に考えればそうですが、はっきり言って、その様は異様です。ものすごく違和感があります。

そもそも表情は感情と連動しています。ものすごく嬉しいことや楽しいことがあれば、思わず笑ってしまいます。悲しいことやショックなことがあれば、眉は下がり泣きそうになります。激しい怒りを感じれば、眉間に縦ジワがよって、恐ろしい顔になります。

これらはどれも意識せずに起きる生理現象とも言えます。感情をコントロールすることは、非常に困難であり、それと連動している表情も同様です。

それに、こういった困難なことを実現しようとすると、非常にストレスがかかります。少しでもしわが入った表情をするたびに、「しまった!」と落ち込むことでしょう。こんな異常な状態で肌がよくなることはありません。

それに、そもそも表情を抑えたからといって、できてしまったしわを消すことはできません。せいぜい、新たにしわを少しだけ減らす程度です。それにしては、効果の割にあまりにも労力と精神的な負担がかかりすぎます。ここまでのリスクをかけるぐらいなら、他の方法を選んだほうがいいでしょう。

私の個人的意見かもしれませんが、そもそも表情じわというのは表情を豊かにするエッセンスだと思います。

しわの無い笑顔は異様だし、ぜんぜん楽しそうじゃありません。魅力のかけらも感じません。

実際に、私は祖父や祖母がしわだらけの顔で満面の笑みを浮かべる様が大好きです。そのしわを嫌だと思ったことは一度もありません。逆に、かわいらしく感じます。

しわが嫌な気持ちは分かりますが、自分を魅力的に見せる表情ジワぐらいは歓迎してもいいのではないでしょうか?