保湿効果って何?「効果的な保湿」と「効果のない保湿」の違いとは?

ひどい乾燥肌に悩んでいます。
毎日、保湿を頑張っています。
 
保湿効果が高いとウワサのセラミドヒアルロン酸が配合された化粧品を使っています。

化粧品を何種類も、たっぷり使って、毎日、朝、昼、夜と保湿ケアを続けています。
 
でも・・・ ぜんぜん肌がうるおいません。
それどころか、最近は、肌もくすんで、シミシワが増えてきました。
メイクのノリも日に日に悪くなっていきます。
 
やるだけのことは、すべてやっているのに、保湿効果を感じることができない・・・
 
一体どうすれば保湿効果で肌トラブルを改善できるのでしょうか?
もう、諦めるしかないのでしょうか?

日々、このような質問や相談をたくさんいただきます。

私のような無名の人間に質問するぐらいですから、保湿効果を期待して、今まで色々な化粧品・スキンケアを試した結果、一向に効果がなく、ワラにもすがる思いなのだと想像できます。

肌トラブルの深刻さと保湿効果を切望する思いが言葉の端々から伝わってきます。

私自身、昔は極度の乾燥肌だったので、その気持ちはとてもよく分かります。

思春期から化粧品業界を知るまで、保湿効果どころか『保湿』という単語の存在すら知らなかったし、インターネットのような調べる術もなかったので、乾燥による肌荒れの痛みや、「なぜ自分だけが肌トラブルを起こすんだ」と理不尽さに泣き寝入りするしかありませんでした。

保湿効果を知る手段がないため、肌トラブルが改善する可能性はゼロ。
反面、環境や日常生活のちょっとした変化で肌の環境は悪化してしまい、本当にツラい時期でした。

化粧品業界に入ってからは、基礎化粧品を使う重要な要素である『保湿』を理解して、その『保湿効果』を最大限に得る化粧品をマニアックに追及し続け、1年がかりで自らを実験台にして開発しました。

自分で言うのもなんですが、かなり無名の化粧品メーカーなのに、20年ほど前に開発した保湿化粧品が、おかげさまで今でも売れ続けています。

その間、私と同じように肌トラブルに悩み、保湿効果を切望する10万人を超える方に使っていただきました。

10万人の皆さんには、私の作った保湿化粧品の効果を検証していただき、化粧品の中身だけでなく、使用方法や使用量、使用タイミング、他のさまざまな化粧品との比較を交えて、本当に保湿効果を得られる方法を探し、実践していただきました。

もちろん、皆さんからいただく実践結果を踏まえた、保湿効果を最大限に発揮するノウハウ構築は現在も継続中です。

そこで、これから、冒頭と同じ肌トラブルに悩んでいるあなたに、この20年間、私と10万人以上の方が検証・実践した『保湿効果』について話します。

どうか「保湿効果なんて知ってるよ!」と言わずに、一度、今までの保湿効果の知識を全部リセットしてから、聞いてみてください。

少し驚くかもしれませんが、ちょっとはお役に立てると思います。

『保湿』ってなに?

保湿とは、漢字のまま解釈するなら『湿った状態を保つ』という意味です。

つまり、肌の中に適切な水分が保持された状態のことを、『保湿』と言います。

肌に水分を与えることを保湿だと誤解されている方が多くいます。
残念ながら、これは保湿ではありません。

なぜなら、水分は気温や体温によって蒸発してしまい、『湿った状態を保てない』からです。

一時的に湿った状態は、保湿とは言えません。それは、ただ肌が濡れているだけです。

短時間で水分を蒸発させることなく、一定の間、肌の中にとどめてこそ、保湿と言えます。

『保湿効果』とは?

保湿効果とは、保湿を人為的に作り出すことです。

業界によってちょっと意味が変わるのですが、スキンケアの分野では、このように理解しておいて間違いないです。

具体的には、肌の中に適切な水分が保持された状態を作り出す手段や行為のことです。
多くの場合、保湿効果は基礎化粧品によって生み出されます。

残念!
これが『効果のない保湿』

水分の蒸発を防いで保湿するためには、油分が必要となります。
我々の体の中から分泌される『皮脂』のことです。
脂性の原因にもなっており結構な嫌われ者ですが、水分を保持するためには欠かせません。

つまり、保湿とは、『良質な油分によって適切な水分の蒸発を防ぎ、その水分が肌に保持されている状態』です。
と言うことは、効果のある保湿をしようと思うと、水分と油分が必要になります。

先程、「保湿効果は化粧品から生まれる」と言ったように、化粧品は、簡単にいうと水と油でできています。
(そのほかにも界面活性剤、防腐剤、着色料、香料などがありますが、ややこしくなるのでここでは割愛します。)

だから、水と油でできた化粧品には保湿効果があるのです。
でも、化粧品といっても保湿効果はピンキリです。
保湿効果が高い化粧品もあれば、保湿効果の低いものもあります。

もし、すべての化粧品の保湿効果が高ければ、あなたは私の話なんて聞いていないですよね。
高い保湿効果を手に入れたあなたの肌は、シワもシミもなく、パンっと張って、ツヤツヤで若々しいはずです。

そこで、あなたに質問です。

保湿効果が期待できる基礎化粧品として思いつくアイテムは、なんですか?

使う順番から言って、一番に思いつくのは『化粧水』でしょうか?

化粧水に保湿効果を期待するな

化粧水に保湿効果がない理由1
化粧水の目的は『水分補給』

化粧水の目的は、肌の『水分補給』であって、保湿ではありません。

だから、保湿効果はありません。

化粧水を使うと、肌に水分が補給されます。
確かに、肌は潤うのですが、それは一瞬です。
気温や体温などによって、どんどん蒸発していきます。

保湿効果とは、潤いを維持する状態を作り出すことです。
一時的な潤いを、保湿効果と呼ぶことはできません。

化粧水の目的は水分補給。保湿効果は期待できない

化粧水に保湿効果がない理由2
化粧水が肌を乾燥させる

それどころか、肌表面の水分は、蒸発する際に肌内部の水分を一緒に持っていきます。
これを『過乾燥』と言います。

だから、化粧水だけだと、保湿効果を期待できるどころか、逆に乾燥してしまいます。

水仕事をイメージしてもらえれば分かりやすいです。

食器を洗ったり、料理をしたり、お風呂を洗ったり、といった水仕事をしていると、肌の弱い人は手指が荒れて、ひどい場合にはひび割れを起こすことがあります。
もし、水分を与えるだけで保湿効果があるなら、水仕事をすればするほど、手が綺麗になるはずです。

でも現実は逆です。
保湿効果どころか逆に、過乾燥による水分不足で手はカサカサ、皮膚は硬くなり、柔軟さを失った部分は割れて、血が吹き出てきます。

水分だけをいくら補給しても、肌トラブルを改善することはできない、という良い例です。

ですから、化粧水しか使わないなら何もやらない方がマシ、ということになります。

化粧水だけを使うと過乾燥を起こすため、保湿効果は期待できない。

こんなことを言うと、「化粧水だけ使うなんて非常識だわ。化粧水だけしか使わない人なんているわけないじゃない」と言われることがあるのですが、意外と多いのです。

特に、若い年齢層の方や、忙しい方なんかは、夜遅く帰ってきて「とりあえずメイク落としをして化粧水だけ」という方はたくさんいます。

実際、次のようなこともあります。

「化粧水だけで保湿ができる」と
勘違いさせる化粧品業界

数年前から、大手を始め多くの化粧品メーカーが、『うるおう化粧水』系の商品を販売しています。

あたかも、化粧水一本で保湿効果があるような商品名や説明ですから、それを信じて、化粧水だけを使用している方がおられます。

しかし、その中身を見てみると・・・

ある『うるおう化粧水』は、「既存の化粧水に比べて、保湿効果の高い美容成分を配合している」と宣伝しながら、その元となる「既存の化粧水」とやらにどれだけの保湿成分が配合していたかは不明です。

これは化粧品業界ではよくある手口です。

まず、【化粧水A】150mlに、保湿効果で人気の美容成分を0.001ml配合します。

その後、化粧水A150mlに保湿成分0.01mlを配合した【うるおう化粧水B】を発売して、「化粧水Aをバージョンアップし、有名保湿成分を10倍配合!」と、宣伝します。

「有名な保湿成分が10倍」と言われると、うるおう化粧水Bは、化粧水Aの10倍保湿効果があるような気がしますが、実際は大して変わりません。

容量150mlの中に、どんな保湿効果の高い美容成分が0.001mlか0.01ml配合されても、現実的な保湿効果に大差はありません

だから、私は「既存商品の●倍」という販売方法を非常に怪しんでいます。

保湿成分を10倍にしたからといって、保湿効果が10倍になるとは限りません

他にも、化粧水だけでうるおったような気にさせる方法には、テクスチャを変えるという手段もあります。

通常、化粧水は液状なのでサラサラしています。
同じサラサラだと、それまでと同じように見られてしまうので、少しヌルヌルした質感に変えます。

人は不思議なもので、サラサラよりヌルヌルの方が保湿効果が高いと感じます。
実際には、保湿効果は大して変わりません。

健康な肌状態で、皮脂分泌が活発など自身の肌状態を理解しながら化粧水だけのケアを選択している方は、問題なく使っていただけるでしょう。

でも、乾燥肌や敏感肌の方が、「うるおう化粧水だから保湿ができている」と思い込みでケアを続けてしまうと、のちのちに大きな肌トラブルを引き起こすこともありえるのです。

ですから、このような商品が出ると、「化粧水だけでも保湿ができる」と勘違いする人が増えるので、勘違いしたままケアをしている人たちが気の毒に思います。

「水分補給」という化粧水の存在意義を否定しながら化粧水として生まれた『うるおう化粧水』が出た時、流行りにのって使用者の肌をないがしろにする売り方のメーカーが続出したので、世も末だなと感じました。

乳液・クリームにも
保湿効果を期待するな

次に、乳液やクリーム。

その目的は、油分の補給です。

だから、乳液やクリームで保湿をすることはできません。

そもそも水分が足りないから乾燥しているのに、蒸発を防ぐ油分だけをいくら塗っても、保湿はできません。
保湿効果を望むなら、しっかりと水分補給もしましょう。

こう言うと、「乳液やクリームだけ使う人なんていないわよ」と言われるのですが、そうでもないんです。

乳液・クリームの誤解1
外界の刺激を防ぐ≠保湿ができる

油分で肌の表面を覆うと外界の刺激を防ぐことから、肌荒れなどによる痛みが軽減します。

先ほど例に出した水仕事の際、油分を塗ると手荒れによる痛みが和らぎます。
こうした痛みが軽減することで、肌の状態が良くなったと感じます。

現象だけを見ると、確かに保湿できていそうです。

水洗いすることで、肌に水分が補給されます。
そこに油分を塗れば、水分の蒸発を防げて、保湿効果が発揮されそうです。
でも、現実は違います。

まず、水洗いの後に水滴をそのままにハンドクリームを塗ろうとすると、水と油の性質上、水分が邪魔をして非常に塗りにくくなります。

そのため、通常はタオルで手の水分を拭いて、その後、ハンドクリームを塗ります。
しっかりクリームを塗りこむためには、肌が乾いていた方が良い反面、その状態は適切な水分が肌の中にあるは言えません。
どちらかと言うと、保湿効果というよりは、過乾燥を防ぐ効果があると言えます。

一方、水洗い前にクリームを塗ると、油分が水を弾きます。
そのおかげで、傷がある場合などは肌の痛みが軽減できますが、これも保湿効果が期待できません。

乳液・クリームの誤解2
肌が柔らかくなる≠保湿ができる

そして、油分は肌表面を柔らかくする働きがあります。
この柔らかくなる効果が「肌表面がしっとりしている」と感じさせるので、乾燥を感じにくくなったり、肌表面の乾燥による毛羽立ちが収まり、見た目にも感覚的にも保湿ができている気になります。

  • 外界からの刺激を防ぐ
  • 肌が柔らかくなる

この2つの理由から、「クリームや乳液だけで保湿効果がある」と、思っている方がいます。
繰り返しますが、保湿効果とは肌の中に適切な水分が保持された状態を作り出す手段です。
ですから、残念ながら、これらは保湿効果とは言えません。
保湿をするには、水分と油分の両方がなくてはいけないのです。

ここで疑問が生まれます。

水と油は相反する性質を持つため、混ざり、なじむことはありません。
ハンドクリームを手に塗ると、水をはじきますよね。
あれです。
なのに、なぜ、化粧水は乳液やクリームとなじむのでしょうか?

化粧水と乳液、水と油なのに
保湿にかかせない『アレ』のおかげでなじみます

何度も繰り返しになりますが、保湿効果を発揮するためには、水と油が必要です。
でも、それぞれの性質は相反するものです。
油は水を弾きます。
一時的に混ざったとしても、いずれ分離します。
ドレッシングが分かりやすいですね。

でも、分離していては保湿効果が発揮できません。

だから、双方に双方の特性を持たせる必要があります。
化粧水には油分の特性。
乳液やクリームには水分の特性。
こうすることで、お互いはお互いと結合し、保湿効果が発揮されます。

この相反する特性をお互いに持たせるために、『界面活性剤』を使います。

界面活性剤は、水分と油分の特性を双方持っており、そのためそれぞれに配合するだけで、水と油が混ざった状態を維持します。
まさに、保湿効果を得るために、必須の成分です。

化粧品の水と油は界面活性剤のおかげでなじむ

界面活性剤は自然界にも存在しており、牛乳やマヨネーズなんかに含まれています。
そういった意味では、牛乳やマヨネーズには保湿効果があると言えます。

ただ、牛乳やマヨネーズの界面活性剤の効果は弱く、すぐに分離します。
また、腐敗しやすく、化粧品に比べると大した保湿効果もないので、あまりお勧めしません。
実際に使う人がいないと思いますが。

本来、化粧水と乳液、クリームは相性が悪いのですが、このようにして、界面活性剤のおかげで仲良くなり、保湿効果を発揮します。
だから、本来、仲の悪い水と油である、化粧水と乳液・クリームを両方混ぜて使うことができるのです。

と言うと、あなたは「そんなことは当然でしょ。ちゃんと両方を使っているわ。だから当然保湿できてるわよ」と思われるかもしれません。

でも、ここでひとつ考えていただきたいことがあります。

化粧水と乳液・クリームが分かれていることに、意味があると思いますか?

保湿化粧品の種類が
たくさんある本当の理由

化粧水と、乳液やクリーム、どうしてそれぞれ別々に使うのでしょうか?

「そりゃあ、それぞれ目的に特化した方が高い効果を期待できるからでしょ」以前、こう言われたことがあります。

確かに、それは一理あります。
目的を一つに絞り、それに特化することで達成度を上げることはよくある手法です。

化粧水と乳液・クリーム、それぞれ特性が違い、目的も違います。
だから、それぞれが分かれることで目的の達成度が上がり、その結果、高い保湿効果を期待できる。

一見、その通りで、「なるほど、だから、化粧水と乳液、クリームは分かれているのか。
高い保湿効果が期待でそうだ!」と納得してしまいそうです。

でも、本当でしょうか?

まず化粧水を見ていきましょう。

化粧水の目的は、肌に水分を補給することです。保湿の第一歩です。

肌に水分を与えるのは簡単です。
肌を水で濡らせばいいだけです。
だから、水仕事をしている時や洗顔時は、肌は潤っている状態です。
お風呂に浸かって指がふやけている状態は、潤い過ぎています。
つまり、肌に水分を与える目的は、特化するほど困難なものではなく、非常に簡単です。

次に、乳液、クリームを見ていきましょう。

乳液、クリームの目的は、油分の補給です。
保湿の第2歩目です。

肌に油分を与えるのは簡単です。
肌に塗ればいいだけです。
ハンドクリームなんかも塗るだけでOKですよね。
油分だけなら、水分を除去する必要がありますが、双方に界面活性剤を配合しているので、問題ありません。
非常に難易度の低い目的です。

つまり、そもそも、どちらも簡単に達成できる目的です。

だから、「それぞれを分けることで目的に特化させ、保湿効果を達成する確率を上げる」という仮説は成り立ちません。

では、なぜ分かれているのでしょうか?

保湿効果を無視した
一般には知らされない化粧品業界の裏事情

化粧品を作っている私が言うのもなんですが、正直言って理由は見つかりません。

あえて言うなら、「たくさん種類を出したほうが儲かるから」でしょうか…。

実際に、私自身、初めて化粧品会社の研究室で化粧水を作ったときに驚きました。簡単に言うと、化粧水100mlを作るためには、99~95mlの精製水と1~5mlの保湿効果があるグリセリンを入れて、混ぜれば完成します。

もちろん、その他にも防腐剤や保湿成分をはじめ美容成分を配合しますが、それでも、非常に簡単に、安価でできます。

これは男性目線の発言かもしれませんが、当時は、この程度の保湿効果も大してないものに数千円も使うのはもったいなすぎると感じました。

でも、実際は化粧水なんて序の口です。
どちらかと言えば、安い部類です。

乳液やクリーム、美容液に美白クリームなど、数千円どころか数万円、セットで買えば数十万円もザラです。
もちろん、それだけの大枚をはたいて、高い保湿効果があれば納得できます。
でも、数千円と数万円の化粧品の中身は大して変わりません。
当然、保湿効果も大して変わりません。

そして、このことからピンときました。

特に基礎化粧品は、シリーズ使いする人が多いです。
だから、アイテムの種類を増やせば増やすほど、一人当りの購入金額が増大します
無理矢理でもいいから、他社が出していない種類を出せば、差別化にもなって一石二鳥です。

あくまで化粧品業界に入った当時の私の個人的な推論ですが、20年経った今の化粧品業界を見ているとあながち外れていないと思います。

当時と比べて現在も化粧品の使用目的や使用部位はどんどん細分化して、その種類は増殖し続けています。

消費者の立場からすれば、当たって欲しくなかった予想ですが。

保湿効果を最大限に得られる方法とは

一般的なスキンケアである化粧水、乳液、クリーム、美容液、ほにゃららクリームを使っても、保湿効果がまったくないとは言いません。
いや、保湿効果はあるでしょう。
ただ、「もっといい方法があるんじゃないのか?」と思えます。

先ほども言ったように、化粧品はどんどんと細分化されています。
例えば、『クリーム』という今まで一つだった化粧品が、使う部位を無理やり分けた『目元用のアイクリーム』や『首元用のネッククリーム』など。

その分、保湿効果も高まればいいのですが、効果はほとんど変わりません。
化粧品メーカーが儲かるからという理由にしか思えません。
「もはや保湿効果のことなんて何も考えてないんじゃないか?」とも思えてきます。

使用者からすると、種類が増えて、使い方も複雑になり、時間もお金もかかる。
悪いことだらけです。
しかも、保湿効果の観点から見てデメリットがたくさんあります。

だから、どんなに頑張っても保湿できない
保湿効果から見る化粧水・乳液・クリームのデメリット

化粧品が分かれているために、化粧水を使った後に、すぐに乳液やクリームを塗らなければなりません
もし、その間、時間が経過して過乾燥が起きてしまえば、保湿効果どころか、逆に乾燥してしまいます。

夏の暑い時季、扇風機やクーラの風を浴びながら化粧水を塗ろうものなら、瞬時で蒸発します。
冬の寒い時季に使う、暖房の風も同様です。
自ら保湿効果を破棄する行為と言えます。

また、水分と油分の比率も不安定です。
保湿効果を最大限に発揮するには、水分と油分のバランスが大切です。
さらに重要なのは、それを均等に肌に塗ることです。

例えば、あなたの顔全体が乾燥しており、保湿するために化粧水を塗ります。
果たして、顔全体に均一に塗れているでしょうか?

化粧水を手にとって、最初に手が触れた部分がもっとも水分が多く、その後はどんどん減っていく。
そして、補充して、最初に塗った部分はたっぷりだけど、、、の繰り返し。

また、化粧水は色がついているわけではないので、塗ってしまえば、どこにどれだけ水分があるのか分かりません。
さらに、時間経過によって、少なからず蒸発していきます。
いくら人の指の感覚が優れているとは言え、短時間に満遍なく均一に塗るのは不可能でしょう。

乳液やクリームも同じです。
ほとんどの場合は、化粧水と乳液やクリームが、双方まだらに塗られた状態になっています。
塗った後、透明で目立たないから、あまり気にならないだけです。
当然ながら、保湿効果は格段に落ちます。

場合によっては、化粧水だけしか塗っていない部分、乳液やクリームしか塗っていない部分、があるかもしれません。
もちろん、このような部分は保湿効果ゼロです。

このように、私から見ると、化粧品が分かれていることは、「百害あって一利なし」で、「わずらしさや時間、お金が無駄にかかって、保湿効果なし」に見えます。

だから、私は、もっと効率よく、コストも抑えて、保湿効果の高い方法はないのか?と考えるようになったのです。

そして、やっと、効果的な保湿方法にたどり着きました。

もし、あなたが、効果的な保湿ができるスキンケアをお探しなら、ぜひ一度お試しください。






































































































更新日:投稿日:2019.04.30

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アースケア代表・化粧品開発者

井上龍弥

2000年アースケアを創業。保湿に特化したアクシリオの開発・販売を手掛ける。起業家ならではの人生観や自身の超がつく敏感肌・乾燥肌の経験談が愛用者に人気。

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