化粧水・乳液・クリームよりも、乾燥肌に『効果のある保湿』のおすすめスキンケア

 
保湿効果により、乾燥肌や敏感肌、シミ、シワ、ニキビなど肌荒れの改善が期待できることは、皆さんご存知のことでしょう。

でも、保湿ケアには、『効果がある保湿』と『効果のない保湿』があることはあまり知られていません。
そのため、乾燥肌をはじめとする肌荒れに悩む人が一向に減りません。

このように、毎日スキンケアしているのに、肌荒れに悩んでいるという場合は、『効果のない保湿』を続けていることが原因です。

『効果のない保湿』をいくら頑張っても、肌の乾燥が起因となる敏感肌・シミ・シワ・ニキビなど、肌荒れに悩み続けることになります。

その結果、

  • 実年齢より老けて見られる。
  • 毎日のメイクが楽しくない。
  • 外に出かけるのが億劫になる。

など、ツラい日々を送ることになります。

本当は、美肌になるため、毎日スキンケアを行っているのに、逆にこのような苦しみを味わうなんて、本当に残念です。

もし、あなたがこのような悩みを抱えているなら、『効果のない保湿』を止めて、『効果のある保湿』を行ってください。
『効果のある保湿』は、肌に潤いを与え、皮膚を柔らかくして、保護します。
また、肌をなめらかにして、肌荒れを防ぎます。

私は美容業界に入って20年以上、乾燥肌や肌荒れの悩みを聞いてきました。
その中で多くの方は、『効果のない保湿』を行っていたため、肌荒れに悩み続けていました。

そこで、『効果のある保湿』を伝えて実践していただいた結果、多くの喜びの声をいただくようになりました。
その一部を紹介すると、、、

ここ数年、「若いね~」「肌キレー」と言われることが多く、出会えて良かったと心から感謝しています。保湿を大切にすることで、皮膚は正常に保たれるのですね!

今が一番肌キレイ!ツルツル!主人からも「若く見えるね!」とほめられてうれしい限りです。

ファンデーションを買いにいってお手入れをしてもらうと、「肌が柔らかいですね」「お手入れをきちんとされているのがわかります」と言われます。肌は嘘をつかないことを実感しています。私の肌、元気になりましたよ。

このように『効果のある保湿』は、美肌を手に入れるのは当然のことながら、もうひとつ大きなメリットがあります。
それは、『効果のある保湿』が非常にシンプルなことです。
シンプルなので、『効果のある保湿』には、次の3つのメリットがあります。

  • お手入れが非常に簡単です。
  • 時短スキンケアになります。
  • 化粧品に無駄なお金を使いません。

つまり、『効果のある保湿』を知ることで、あなたの大切な時間とお金を節約することができます。
節約した時間とお金は、あなたの大好きなことに使うことができるのです。

もし、あなたが乾燥肌を改善して、美肌を手に入れたい!
今よりスキンケアにかかる時間とお金を節約したい!
と思っているなら、ぜひ、この先を読み進めてください。
きっとあなたの美肌作りに役立ちます。

それでは、化粧水・クリーム・美容液よりも本当に『効果のある保湿』スキンケアをご紹介します。

『効果のある保湿』がわかる!かんたん3ステップ

『効果のある保湿』を理解するには、大きく分けると3つのステップがあります。

  • ステップ1:
    保湿の本当の意味を理解する。基本中の基本ですが、一番大切な部分です。
  • ステップ2:
    あなたが毎日行っているスキンケアは、『効果のある保湿』か?『効果のない保湿か?』を確認する。
  • ステップ3:
    『効果のある保湿』を理解して実践することで美肌を手に入れる。

詳しくご説明しますので、まずは、保湿効果を正しく理解してください。

『保湿』ってなに?

保湿とは、漢字のまま解釈するなら『湿った状態を保つ』という意味です。
つまり、肌の中に適切な水分が保持された状態を『保湿』と言います。

肌に水分を与えることを保湿だと誤解されている方が多くいます。
残念ながら、これは保湿ではありません。

なぜなら、水分は気温や体温によって蒸発してしまい、『湿った状態を保てない』からです。
一時的に湿った状態は、保湿とは言えません。
それは、ただ肌が濡れているだけです。

短時間ではなく、一定の間、肌の中に水分をとどめることを保湿と言います。

『保湿効果』とは?

保湿効果とは、肌が潤った状態を人為的に作り出すことです。
業界によって、ちょっと意味が変わるのですが、スキンケアの分野では、このように理解しておいて間違いありません。

具体的には、肌の中に適切な水分が保持された状態を作り出す手段や行為のことです。
多くの場合、保湿効果は基礎化粧品によって生み出されます。

ピンキリの保湿化粧品

水分の蒸発を防いで保湿するためには、油分が必要となります。
我々の体の中から分泌される『皮脂』のことです。

皮脂は、過剰に分泌されると脂性肌の原因になるので結構な嫌われ者ですが、水分を保持するためには欠かせません。

つまり、保湿とは、『良質な油分によって肌内の水分蒸発を防ぎ、適切な水分が肌に保持されている状態』です。
と言うことは、効果のある保湿には、水分と油分が必要ということになります。

先程、「保湿効果は化粧品から生まれる」と言ったように、化粧品は、簡単にいうと水と油でできています。
(そのほかにも界面活性剤、防腐剤、着色料、香料などがありますが、ややこしくなるのでここでは割愛します。)
だから、水と油でできた化粧品には保湿効果があるのです。

でも、化粧品といっても保湿効果はピンキリです。

保湿効果が高い化粧品もあれば、保湿効果の低い化粧品もあります。
もし、すべての化粧品の保湿効果が高ければ、あなたは私の話なんて聞いていないですよね。
今頃、高い保湿効果によって美肌を手に入れたあなたは、シワもシミもなく、パンっと張って、ツヤツヤで若々しいはずです。

でも、多くの人は基礎化粧品を毎日たっぷり使っているのに保湿ができず、肌荒れが改善しないため憂鬱な日々を過ごしています。
せっかく毎日頑張っているのに、その努力が報われずに非常に残念です。

そこで、あなたに質問です。

保湿効果が期待できる基礎化粧品として思いつくアイテムは、何ですか?

使う順番からいって、一番に思いつくのは『化粧水』ではないでしょうか?
毎日のスキンケアに、化粧水を取り入れることは、もはや常識となっています。
化粧水で水分補給をすることで、「保湿ができている」と感じている方もたくさんいます。

でも、それは誤解です。
あなたはショックを受けるかもしれませんが、実は化粧水には保湿効果はありません。

化粧水に保湿効果を期待できない理由

化粧水に保湿効果がない理由1
化粧水の目的は『水分補給』

化粧水の目的は、肌の『水分補給』であって、保湿ではありません。
だから、保湿効果はありません。

化粧水を使うと、肌に水分が補給されます。
確かに、肌は潤うのですが、それは一瞬です。
気温や体温などによって、どんどん蒸発していきます。

保湿効果とは、潤いを維持する状態を作り出すことです。
一時的な潤いを、保湿効果と呼ぶことはできません。
化粧水は、「一瞬だけ肌を潤った状態にする」だけです。

だから、化粧水だけで保湿することはできません。

化粧水の目的は水分補給。保湿効果は期待できない

化粧水に保湿効果がない理由2
化粧水が肌を乾燥させる

それどころか、肌表面の水分は、蒸発する際に肌内部の水分を一緒に持っていきます。これを『過乾燥』と言います。

だから、化粧水だけだと、保湿効果が期待できるどころか、逆に乾燥してしまいます。

水仕事をイメージしてもらえれば分かりやすいです。
食器を洗ったり、料理をしたり、お風呂を洗ったり、といった水仕事をしていると、肌の弱い人は手肌(手指)が荒れて、ひどい場合にはひび割れを起こすことがあります。

もし、水分を与えるだけで保湿効果があるなら、水仕事をすればするほど、手が綺麗になるはずです。
でも、現実は逆ですよね。

たくさん水仕事をしていると保湿効果どころか逆に、過乾燥による水分不足で手はカサカサ、皮膚は硬くなり、柔軟さを失った部分は割れて、血が吹き出てきます。
手荒れはどんどん悪化していきます。

水分だけをいくら補給しても、肌トラブルを改善することはできない、という良い例です。

ですから、化粧水しか使わないなら、「何もやらない方がマシ」ということになります。

化粧水だけを使うと過乾燥を起こすため、保湿効果は期待できない。

こんなことを言うと、「化粧水だけ使うなんて非常識だわ。化粧水だけしか使わない人なんているわけないじゃない」と言われることがあります。
でも実際は、化粧水だけしか使用しない人は、意外と多いのです。

特に、若い年齢層の方や、忙しい方なんかは、夜遅く帰ってきて「とりあえずメイク落としをして化粧水だけ」という方はたくさんいます。
脂性肌や男性の場合も、もともと皮脂が多いためか、ベタベタとすることを嫌って化粧水だけでスキンケアを終える人がいます。

このような化粧水だけを使うスキンケアは、乾燥肌が悪化する可能性があります。
もちろん、乾燥肌が悪化することで、刺激に弱くなることで皮脂の分泌が増えて脂性肌も悪化します。

特に、乾燥肌や敏感肌、脂性肌の方は、化粧水だけの使用はやめましょう。

最近は、このように化粧水だけを使っても保湿効果はなく、乾燥肌になることを知っている人が増えてきています。
個人的には正しい認識が広まって、うれしく感じています。

「化粧水だけで保湿ができる」と
勘違いさせる化粧品業界

数年前から、大手を始め多くの化粧品メーカーが、『うるおう化粧水』系の商品を販売しています。
あたかも、化粧水一本で保湿効果があるような商品名や説明ですから、それを信じて、化粧水だけを使用している方がおられます。

しかし、その中身を見てみると・・・
某『うるおう化粧水』は、「既存の化粧水に比べて、保湿効果の高い美容成分を配合している」と宣伝しています。

でも、その元となる「既存の化粧水」とやらにどれだけの保湿成分が配合していたかは不明です。

これは化粧品業界ではよくある手口です。

まず、【化粧水A】150mlに、保湿効果で人気の美容成分を0.001ml配合します。
その後、化粧水A150mlに保湿成分0.01mlを配合した【うるおう化粧水B】を発売して、「化粧水Aをバージョンアップし、有名保湿成分を10倍配合!」と、宣伝します。

「有名な保湿成分が10倍」と言われると、うるおう化粧水Bは、化粧水Aの10倍保湿効果があるような気がしますが、実際は大して変わりません。

容量150mlの中に、どんな保湿効果の高い美容成分が0.001mlか0.01ml配合されても、現実的な保湿効果に大差はありません。
だから、私は「既存商品の●倍の美肌効果」という販売方法を非常に怪しんでいます。

保湿成分を10倍にしたからといって、保湿効果が10倍になるとは限りません

他にも、化粧水だけで潤ったような気にさせる方法には、テクスチャを変えるという手段もあります。

通常、化粧水は液状なのでサラサラしています。
同じサラサラだと、「これまでと同じような化粧水」だと見られてしまうので、少しヌルヌルした質感に変えます。

人は不思議なもので、サラサラよりヌルヌルの方が保湿効果が高いと感じます。
実際には、テクスチャが違うだけで、保湿効果は変わりません。

乾燥肌や敏感肌の方が、「うるおう化粧水だから保湿ができている」と思い込みでケアを続けてしまうと、過乾燥が起きて乾燥肌が悪化する可能性が高まります。
のちに大きな肌荒れを引き起こすこともありえるのです。

ですから、このような商品が出ると、「化粧水だけでも保湿ができる」と勘違いする人が増えるので、勘違いしたまま保湿ケアをしている人たちが気の毒に思います。

「水分補給」という化粧水の存在意義を否定しながら化粧水として生まれた『うるおう化粧水』が出た時、流行りにのって使用者の肌をないがしろにする売り方のメーカーが続出したので、世も末だなと感じました。

だから、うるおう化粧水だけのスキンケアはやめましょう。
うるおう化粧水は、保湿できる気がするだけの『ただの化粧水』です。

乳液・クリームに保湿効果が期待できない理由

次に、乳液やクリームに保湿効果があるのかを見ていきましょう。
乳液やクリームの目的は、主に油分の補給です。

だから、乳液やクリームで保湿をすることはできません。
そもそも水分が足りないから乾燥しているのに、水分の蒸発を防ぐ油分だけをいくら塗っても、保湿はできません。

肌内の水分がカラカラでは意味がありません。
保湿効果を望むなら、しっかりと水分補給もしましょう。

こう言うと、「乳液やクリームだけ使う人なんていないわよ」と言われるのですが、そうでもないんです。

乳液・クリームの誤解1
外界の刺激を防ぐ≠保湿ができる

油分の多い化粧品は、油分で肌の表面を覆うと外界の刺激を防ぐことから、肌荒れなどによる痛みが軽減します。
先ほど例に出した水仕事の際、油分を塗ると手荒れによる痛みが和らぎます。

こうした痛みが軽減することで、肌の状態が良くなったと感じます。
現象だけを見ると、確かに保湿できていそうです。

水洗いすることで、肌に水分が補給されます。
そこに油分を塗れば、水分の蒸発を防げて、保湿効果が発揮されそうです。
でも、現実は違います。

まず、水洗いの後に水滴をそのままにハンドクリームを塗ろうとすると、水と油の性質上、水分が邪魔をして非常に塗りにくくなります。

そのため、通常はタオルで手の水分を拭いて、その後、ハンドクリームを塗ります。
しっかりクリームを塗りこむためには、肌が乾いていた方が良い反面、その状態は適切な水分が肌の中にあるは言えません。
どちらかと言うと、保湿効果というよりは、過乾燥を防ぐ効果があると言えます。

一方、水洗い前にクリームを塗ると、油分が水を弾きます。
そのおかげで、傷がある場合などは肌の痛みが軽減できますが、これも保湿効果が期待できません。

乳液・クリームの誤解2
肌が柔らかくなる≠保湿ができる

そして、油分は肌表面を柔らかくする働きがあります。
肌が柔らかくなる効果が「肌表面がしっとりしている」と勘違いしてしまいます。

この勘違いから、乾燥を感じにくくなったり、肌表面の乾燥による毛羽立ちが収まり、見た目にも感覚的にも保湿ができている気分になってしまいます。

  • 外界からの刺激を防ぐ
  • 肌が柔らかくなる

この2つの理由から、「クリームや乳液だけで保湿効果がある」と思っている方がいます。
繰り返しますが、保湿効果とは肌の中に適切な水分が保持された状態を作り出す手段です。

ですから、残念ながら、肌が柔らかくなっている状態を保湿効果があるとは言えません。
保湿をするには、水分と油分の両方がなくてはいけないのです。

だから、乾燥した肌にクリームだけのスキンケアはやめましょう。

化粧水と乳液、クリームで保湿する場合は、界面活性剤入り化粧品を使いましょう

大事なことなので繰り返します。
保湿効果を発揮するためには、水と油が必要です。
でも、それぞれの性質は相反するものです。
油は水を弾きますので、一時的に混ざったとしても、いずれ分離します。

ドレッシングが分かりやすいですね。
振ったときは混ざっていますが、しばらく置いておくと分離します。

でも、ドレッシングのように水分と油分が分離すると保湿効果が発揮できません。
だから、双方に水分と油分の特性を持たせる必要があります。

化粧水には、油分の特性を。
乳液やクリームには、水分の特性を、といったようにお互いの短所を補完しあう必要があります。

こうすることで、本来性質の異なる水分と油分が結合して保湿効果が発揮されます。
この相反する特性をお互いに持たせるために、『界面活性剤』を使います。

界面活性剤は、水分と油分の特性を双方持っており、そのためそれぞれに配合するだけで、水と油が混ざった状態を維持します。
まさに、界面活性剤は、たくさんの化粧品を使うためには、必須の成分と言えます。

化粧品の水と油は界面活性剤のおかげでなじむ

界面活性剤は自然界にも存在しており、牛乳やマヨネーズなんかに含まれています。
そういった意味では、牛乳やマヨネーズには保湿効果があると言えます。

ただ、牛乳やマヨネーズの界面活性剤の効果は弱く、すぐに分離します。
また、腐敗しやすく、化粧品に比べると大した保湿効果もないので、あまりおすすめしません。
実際に使う人はいないと思いますが…。

本来、化粧水や乳液、クリームは、水分と油分なので相性が悪いのですが、界面活性剤のおかげで仲良くなり、保湿効果を発揮します。

だから、化粧水や乳液・クリームで保湿を行うなら、界面活性剤が配合された化粧品を使いましょう。

なぜ、化粧水、乳液、クリームなど保湿化粧品を分けるのか?

私は20年以上前に美容業界に入ったとき、大きな疑問を抱きました。
その疑問は、私にとっては不思議だったのですが、美容業界にいる人たちには当たり前すぎて考えたことがないようでした。

そのため、当時は、このような質問したら、みんなキョトンと不思議な顔をしていました。
そこで、私が感じた疑問をあなたに質問させてください。

「化粧水と乳液やクリーム、どうしてそれぞれ別々に使うのでしょうか?」

以前に、「そりゃあ、それぞれ目的に特化した方が高い効果を期待できるからでしょ」と、言われたことがあります。
確かに、一理あります。

目的をひとつに絞り、それに特化することで効果を上げることはよくある手法です。
化粧水と乳液・クリーム、それぞれ特性が違い、目的も違います。
だから、それぞれが分かれることで目的の達成度が上がり、その結果、高い保湿効果を期待できる。

一見、その通りで、「なるほど!だから、化粧水と乳液、クリームは分かれているのか。高い保湿効果が期待でそうだ!」と納得してしまいそうです。

でも、本当に美肌効果を高めるために、化粧品を分けているのでしょうか?

「効果を高めるために分けている」と仮説を立てて、ひとつずつ見てみましょう。

化粧水の効果は?

化粧水の目的は、肌に水分を補給することです。
保湿の第1歩目です。

肌に水分を与えるのは簡単です。
肌を水で濡らせばいいだけです。

だから、水仕事をしている時や洗顔時は、肌は潤っている状態です。
お風呂に浸かって指がふやけている状態は、潤い過ぎています。

つまり、肌に水分を与える目的は、特化するほど困難なものではなく、非常に簡単です。

乳液やクリームの効果は?

乳液、クリームの目的は、油分の補給です。
保湿の第2歩目です。

肌に油分を与えるのは簡単です。
肌に塗ればいいだけです。
ハンドクリームなんかも塗るだけでOKですよね。

油分だけなら、水分を除去する必要がありますが、化粧品の場合は双方に界面活性剤を配合しているので、そのまま使うことに問題はありません。
油分の補給は、非常に難易度が低いです。

つまり、水分補給・油分補給このどちらも、簡単に達成できる目的です。
簡単に目的が達成できるなら、わざわざ化粧品を分ける必要はありません。

だから、「それぞれを分けることで目的に特化させ、保湿効果を達成する確率を上げる」という仮説は成り立ちません。

では、なぜ、化粧水や乳液、クリームなど保湿化粧品は分かれているのでしょうか?

保湿効果を無視した
一般には知らされない化粧品業界の裏事情

化粧品を作っている私が言うのもなんですが、正直に言うと、化粧品をたくさん使うことで美肌効果が高くなる理由を見つけることはできません。

あえてメリットをあげるなら、「たくさん種類を出したほうが、化粧品メーカーが儲かるから」でしょうか…。

私自身、初めて化粧品会社の研究室で『化粧水』を作ったときには驚きました。
化粧水100mlを作るためには、簡単に言うと、99~95mlの精製水と1~5mlの保湿効果があるグリセリンを入れて、混ぜれば完成するのです。

もちろん、その他にも防腐剤や界面活性剤、保湿成分をはじめ美容成分を配合しますが、それでも、非常に簡単で、安価にできます。

これは男性目線の発言かもしれませんが、当時は、「保湿効果も大してないものに数千円も使うのはもったいなすぎる!」と感じました。

でも、実際は化粧水の価格なんて序の口です。
どちらかと言えば、化粧品の中で化粧水は安い部類です。

乳液やクリーム、美容液に美白クリームなど、数千円どころか数万円、セットで買えば数十万円もザラにあります。
もちろん、それだけの大枚をはたいて、高い保湿効果があれば納得できます。

でも、数千円と数万円の化粧品の中身は大して変わりません。当然、保湿効果も大して変わりません。

そして、このことからピンときました。
これは、化粧品メーカーの陰謀ではないかと・・・。

特に基礎化粧品は、シリーズ使いをする人が多いです。
だから、化粧品の種類を増やせば増やすほど、一人当たりの購入金額が増大します。

無理矢理でもいいから、他社が出していない種類を開発すれば、差別化にもなって一石二鳥です。
化粧品メーカーの儲けにつながります。

あくまで化粧品業界に入った当時の私の個人的な推論ですが、20年経った今の化粧品業界を見ているとあながち外れていないと思います。

当時と比べて現在も、化粧品の使用目的や使用部位はどんどん細分化しています。
細分化するほどに、化粧品の種類は増殖し続けています。

化粧品の種類に比例して、一人当たりがスキンケアに使う化粧品の数も増えています。
もちろん、それに伴って、あなたが化粧品に使う手間や時間、お金も増えていきます。
消費者の立場からすれば、当たって欲しくなかった予想ですが…。

たくさんの化粧品を使うデメリット

一般的なスキンケアである化粧水、乳液、クリーム、美容液、ほにゃららクリームを使っても、保湿効果がまったくないとは言いません。
いや、保湿効果はあるでしょう。

ただ、「一般的なスキンケアよりも保湿効果を高めるもっといい方法があるんじゃないのか?」と思えます。

先ほども言ったように、化粧品はどんどんと細分化されています。
例えば、『クリーム』という今まで一つだった化粧品が、使う部位を無理やり分けた『目元用のアイクリーム』や『首元用のネッククリーム』などなど。

たくさんの化粧品を使うほど、保湿効果も高まればいいのですが、効果はほとんど変わりません。

やはり、化粧品メーカーが儲かるからという理由にしか思えません。
「もはや保湿効果のことなんて何も考えてないんじゃないか?」とも思えてきます。

使用者からすると、種類が増えて、使い方も複雑になり、時間もお金もかかる。
無駄な時間やお金を使うなんて悪いことだらけです。

しかも、保湿効果の観点から見てもデメリットがたくさんあります。

だから、どんなに頑張っても保湿できない
保湿効果から見る化粧水・乳液・クリームのデメリット

化粧品が分かれているために、化粧水を使った後に、すぐに乳液やクリームを塗らなければなりません。
もし、その間、時間が経過して過乾燥が起きてしまえば、保湿効果どころか、逆に乾燥してしまいます。

夏の暑い時季、扇風機やクーラーの風を浴びながら化粧水を塗ろうものなら、瞬時に蒸発します。
冬の寒い日に使う、暖房の風も同様です。
自ら、保湿効果を破棄する行為と言えます。

また、たくさんの化粧品を使うほど水分と油分の比率も不安定になります。
保湿効果を最大限に発揮するには、水分と油分のバランスが大切です。
効果的な保湿に重要なのは、水分と油分をバランスよく、均等に肌に塗ることです。

例えば、あなたの顔全体が乾燥しており、保湿をするために化粧水を塗ります。
果たして、顔全体に均一に塗れているでしょうか?

化粧水を手にとって、最初に手が触れた部分が一番水分が多く浸透し、その後は残った量に比例してどんどんと少なくなっていく。
そして、化粧水を補充して、最初に塗った部分はたっぷりだけど、、、の繰り返し。

また、化粧水は色がついているわけではないので、塗ってしまえば、どこにどれだけ水分があるのか分かりません。
さらに、時間経過によって、少なからず蒸発していきます。

いくら人の肌や指の感覚が優れているとは言え、短時間で顔に満遍なく均一に化粧水を塗るのは不可能でしょう。

乳液やクリームも化粧水と同じで、均一に塗ることは不可能です。
ほとんどの場合は、化粧水と乳液やクリームが、双方がまだらに塗られた状態になっています。
塗った後、透明で目立たないから、あまり気にならないだけです。

当然ながら、このように水分と油分のバランスが崩れた状態に、高い保湿効果を期待することはできません。

場合によっては、化粧水だけしか塗っていない部分、乳液やクリームしか塗っていない部分、などがあるかもしれません。
もちろん、このような部分は保湿効果ゼロです。

このように、私から見ると、化粧水や乳液、クリームなど化粧品が細かく分けられることは、「百害あって一利なし」です。
「わずらわしさや時間、お金が無駄にかかって、保湿効果なし」に見えます。

だから、私は、「もっと効率よく、簡単でラクチンにできる、保湿効果を高める方法はないか?」と考えるようになったのです。
その結果、本当に効果的な保湿を見つけました。

効果のある保湿の方法とは

通常のスキンケアの場合、化粧水は水分補給、乳液や保湿クリームは油分補給がその役割です。
これを肌の上で、指を使って混ぜます。
先ほども言った通り、たくさんの化粧品を使って保湿する方法は非効率です。

塗りムラによって、水分と油分のバランスが崩れて、保湿効果が発揮されません。
保湿効果が少ないと、肌の乾燥は改善できません。

そのため乾燥肌を改善するために効果のある保湿を手に入れるなら、たくさんの化粧品を使う保湿ケアはおすすめしません。

効果のある保湿を手に入れるなら、ひとつで化粧水や乳液、保湿クリームの役割を果たす化粧品がおすすめです。
化粧水と乳液や保湿クリームをひとつにすることで、化粧品を使うときにすでに、水分と油分のバランスが整った状態で使うことができます。

ひとつの化粧品を肌の乾燥した部分に塗るだけで非常に簡単なので、水分と油分のバランスを整える難易度が一気に下がります。
そのため、化粧水と乳液や保湿クリームを別々に使う場合に比べて、肌への保湿効果アップが期待できます。

以上の理由から、高い保湿効果を望むなら、水分補給と油分補給が一度にできる化粧品をおすすめします。

効果のある保湿のメリットとは

効果のある保湿では、ひとつの化粧品で保湿することをおすすめしています。
それは、保湿効果が高まるだけでなく、化粧品をひとつしか使わないことで、たくさんの基礎化粧品を使っているときと比べるとたくさんのメリットがあるからです。

現在、多くの人が平均4つの基礎化粧品を使っています。
だから、今までのスキンケアを効果のある保湿に変えるだけで、、、

  • 保湿効果がアップする。
  • スキンケアにかかる”手間”が75%減らせる。
  • スキンケアにかかる”時間”が75%節約できる。
  • スキンケアにかかる”お金”が75%offになる。

例えば、今まで化粧品の使い方を4種類覚える必要があったのがひとつで済むので楽チンです。
使い方が簡単ということは、誰でも化粧品の効果を常に100%発揮できるということです。
つまり、『効果のある保湿』は、化粧品の持つ保湿効果を最大限に活かせます。

スキンケアにかかる時間が20分から5分になるので、時間がないときや疲れて帰ったときでもしっかり保湿できます。
毎日、確実にスキンケアを続けることで、あなたが美肌を手に入れる可能性がグンと上がります。

例えば、あなたが今までのスキンケアに10,000円使っていたとしましょう。
それを『効果のある保湿にすれば75%offの2,500円になります。

節約した7,500円は、あなたの大好きなことに使えます。
大好きな旅行に行ったり、おいしい食事などストレスが解消できます。
ストレス発散には、非常に大きな美肌効果があります。

このように、『効果のある保湿』には、保湿効果以外にも大きなメリットがあります。』

『効果的な保湿』と『効果のない保湿』の違い【まとめ】

  • 化粧水だけで保湿はできない
  • 乳液やクリームだけで保湿はできない
  • 化粧水や乳液、クリームで保湿する場合は、界面活性剤配合の化粧品を使いましょう
  • いくつかの化粧品を使うほど、保湿効果は落ちる
  • たくさんの化粧品を使ってメリットがあるのは化粧品メーカーだけ
  • 効果のある保湿は、水分補給と油分補給が一気にできる化粧品を使いましょう
  • 効果のある保湿で、無駄な手間、時間、お金を節約しましょう

上記に書いたように、既存のスキンケアである化粧水や乳液、クリームに頼った保湿ケアではなく、水分補給と油分補給がひとつでできる効果のある保湿を行うことで、それまでよりも高い保湿効果が期待できます。

私自身、20代のころは、乾燥肌と敏感肌に苦しんでいました。
皮膚がフケのようにポロポロと剥がれ落ち、紫外線に当たれば水ぶくれになり、糊付けされたYシャツを着るだけで首が赤く痛みを感じる。
当時は、営業職でしたが本当に人に会うのが嫌で仕方ありませんでした。

でも、効果的な保湿を試すことで、今では肌荒れに悩まされることがなくなりました。
人に会うことも楽しくなりました。

また、私だけではなく、あなたと同じように「保湿をしているのに肌荒れが改善しない」と悩む方にも、効果的な保湿を試してもらいました。

その結果、うれしい声をたくさんいただけるようになりました。
ほんの一部を紹介すると、、、

どの化粧品を使ってもピリピリしみていましたが、効果のある保湿に出会って、夫からも「肌落ち着いてるね」と言われ、ルンルンです。前は化粧するのが億劫でしたが、今は化粧して出かけるのが楽しみです。

効果のある保湿で、どんどんなめらかでスベスベになってきました。人様にすっぴんを見せるのが恥ずかしかったですが、先週、久しぶりに会った友達から「変わらないね~。むしろ若返っていない?」と超うれしい言葉を聞き、ヤッターと心の中で大喜びです。これからの未来の肌に自信が持てる気がします。

旅先で知り合った方から「色が白くてキレイ」と言われ、うれしく思いました。長年、効果のある保湿を続けてきてよかったです。化粧をしていないすっぴんの時に言われたので、喜び倍増です。

多くの人に喜んでいただけて、こんなに嬉しいことはありません。

想像してみてください。
あなたが美肌を手に入れた未来を!

毎日のメイクや、人と出会うことが、とびきり楽しくなるでしょう。
あなたの大切な人に肌を褒められたら、きっと嬉しくなりますよ。

効果的な保湿を行い、ぜひ、最高に楽しい毎日を過ごしてください!
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更新日:2019.01.23投稿日:2013.09.05

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アースケア代表・化粧品開発者

井上龍弥

2000年アースケアを創業。保湿に特化したアクシリオの開発・販売を手掛ける。起業家ならではの人生観や自身の超がつく敏感肌・乾燥肌の経験談が愛用者に人気。

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