敏感肌・乾燥肌に不可欠だと言われる『セラミド』。多くの化粧品に配合されています。

セラミドは、世間一般に言われるようなすごい効果を持っているのでしょうか?

敏感肌・乾燥肌の人が、セラミド配合化粧品を使う前に知っておくべき本当の効果についてお話します。

セラミド化粧品って、
乾燥肌・敏感肌に本当に効果があるの?

<目次>
・セラミドの効果が乾燥肌・敏感肌に最適と言われる理由
・乾燥肌・敏感肌には不可欠?セラミドの効果とは
・体内における『セラミド』のポジション
・『ラメラ構造』による効果
・『細胞脂質』の働きによる効果

・化粧品成分のセラミドは、体内のセラミドに吸収されて増える効果があるのか?
・『化粧品成分のセラミド』は、『体内のセラミド』に吸収されて増えることはない
2つの理由

・「化粧品成分のセラミドが、体内のセラミドを増やす」は薬事法違反
・セラミド効果の大いなる矛盾

・化粧品に配合されるセラミドは、アトピー性皮膚炎を改善するほど効果があるのか?
・化粧品成分『セラミド』の効果とは
・アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016で検証
・アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2008からも検証

・もしかして、セラミドの効果って、そんなにすごくないのでは?
・そもそも「すごい効果があるのはセラミドではない」という事実
・本当にすごい効果が期待できるセラミドがあった!?
・ヒト型ナノセラミドの研究で実証されたセラミド効果とは?
・ヒト型ナノセラミドの研究(続編)で実証されたセラミド効果とは?
・ヒト型アシルセラミドの研究で実証されたこうかとは?
・使ってはいけないセラミドと使うべきセラミド
・既存のヒト型セラミドよりもたかい効果が期待できるセラミドとその配合量

・それでも私がナノ化したセラミドを使わない理由
・高い効果をもつセラミドの『安全性』は?
・セラミドの『安全性』が立証できない問題
・ナノ化されたセラミドを化粧品配合したときの本当の効果とは?
・他の成分と比較するとどうなるの?
・10倍配合したとしても、10倍の効果は得られない問題
・3つの成分が増えると、すごい効果になるの?
・3つの成分を詳しく見てみると
・『セラミド』の効果は『セラミド』では得られない、という問題
・不確かな『濃度』問題
・効果があるならぜひお願いしたいこと

・【まとめ】私が考えるセラミド効果と目指す化粧品の効果

セラミドの効果が乾燥肌・敏感肌に最適と言われる理由

本来、肌は適度な水分と油分によって、守られています。

しかし、外界の刺激(紫外線やホコリ、ウィルスなど)、体調不良、生まれつきの肌質などにより、水分が不足してしまい、『乾燥肌』になることがあります。

乾燥肌になると、肌が持っているバリア機能が衰え、あらゆる刺激がダイレクトに肌を傷つけます。 その結果、少しの刺激や体調不良など変化に対して過敏に反応してしまう『敏感肌』になります。

つまり、乾燥が原因となり、 肌が敏感な状態になることです。そのため、乾燥肌の方は、全員が敏感肌(乾燥性敏感肌)であるとも言えます。

乾燥性敏感肌と言うと、ちまたで効果があると言われているのが、『セラミド』です。

セラミドは、その名前と効果が有名になるにつれて、乾燥性敏感肌用の化粧品に配合されることが増えてきました。

この記事では、

数多くある化粧品成分の中でも、なぜ、セラミドがこんなにも有名になったのか?

本当に、セラミドの持つ効果は、乾燥性敏感肌を改善するのか

この2点を様々な角度から検証していきます。

乾燥肌・敏感肌には不可欠?
『セラミド』の効果とは?

セラミドの効果と言えば、『バリア効果』『保湿効果』です。

「化粧品成分のセラミドは、この2つの効果が、既存にある化粧品成分よりも効果が高い。だから、肌が乾燥してバリア効果が落ちている乾燥性敏感肌に必須の成分」

とされています。

一般的にこのように言われるには理由があります。それは、『体内にあるセラミド』がもたらす効果によるものです。

ここで、体内にあるセラミドの効果について、簡単に説明しておきます。

体内における『セラミド』のポジション

わずか0.02mmの食品用ラップと同じ厚さである角質層に、セラミドは存在しています。

そんな極薄の角質層ですが、10〜20層の角層細胞と細胞間脂質で構成されています。構成比率でいうと、角質層の90%が角層細胞。残りの10%が細胞間脂質です。

角質層にある細胞間脂質にセラミドが存在します

そして、この細胞間脂質は、セラミド、コレステロール、遊離脂肪酸、コレステロール硫酸で構成されています。

構成比率でいうと、セラミド約50%、コレステロール約25%、遊離脂肪酸約21%、コレステロール硫酸約4%。細胞間脂質の約半分をセラミドは占めています。

細胞間脂質は、セラミド・遊離脂肪・コレステロールエステル・コレステロール・糖脂肪から成り立っています。

『ラメラ構造』による効果

次に、その構造を見ていきましょう。

セラミドが含まれる細胞間脂質は、『ラメラ構造』になっています。ラメラとは、『層状』という意味です。

細胞間脂質は、セラミドを始めとする体内成分によって、水分と油分が交互に層になっています。ミルフィーユを思い浮かべていただくとイメージしていただきやすいです。

ラメラ構造は、水分と油分の層が交互に重なって構成されます。

細胞間脂質の成分であるセラミド、脂肪酸、コレステロールは、それぞれが水になじみやすい親水基と、油になじみやすい親油基という特性を持っています。

この特性のおかげで、水分と油分を規則正しく並べて、緻密な層状に配置することが可能となります。用途は違うものの、界面活性剤とよく似た特性と言えます。

『細胞間脂質』の働きによる効果

次に、セラミドが含まれる細胞間脂質の役割・効果を見ていきましょう。

肌(角質層)は、『角層細胞』という細胞がたくさんくっついて構成されています。そして、角層細胞同士は、細胞間脂質によって繋ぎとめられています。簡単に言えば、接着剤のような効果ですね。

また、細胞間脂質はラメラ構造によって、外界からの刺激成分の侵入を防いでくれます。水溶性の刺激成分は油分の層が、油分の刺激物は水分の層が防いでくれます。

また、万が一、1層が突破されても、10層程の多層になっているため、次の層で防いでくれます。非常にバリア効果の高い構造と言えます。

さらに、このラメラ構造は、体内の大切な水分を逃さない働きもしています。

このように、セラミドが含まれる細胞間脂質は、私たちにとって必要不可欠な役割を果たしています。

だから、

『化粧品に配合されているセラミド』が『体内のセラミド』と接触して吸収することで『体内のセラミド』が増える

『体内のセラミド』が増えることでバリア効果や保湿効果も高まる

このように誰かに言われると、たとえ化粧品であっても、セラミドの効果に期待するのは当然でしょう。体内のセラミドと同じ効果を望む人が多いことも、納得できます。

でも、化粧品成分のセラミドに、そんな効果があるのでしょうか?

もしかしたら、ここまで読んだだけであなたは気づいてしまったかもしれませんね。セラミド効果の真実に・・・。

それでは、これからは乾燥肌・敏感肌で悩む方が期待するセラミド効果について検証していきましょう。

化粧品成分のセラミドには、
体内のセラミドに吸収されて増える効果があるのか?

体内のセラミドは、加齢とともに成分量が減少していきます。

他にも、肌のうるおいを保持する成分や水分なども、総じて減少していきますので、年齢を重ねるとともに、肌は乾燥しがちになります。そして、これが老化の原因となります。

だから、「減少するなら、化粧品で補いましょう!」という売り文句をされているセラミド入りの化粧品があります。

果たして、化粧品成分のセラミドを塗ることで、減少していく体内のセラミドが増えていくのでしょうか?

私は100%無理だと断言します。

と言ったところで、無名な私の言葉なんて信じてもらえないのは当然なので、説明しますね。

『化粧品成分のセラミド』は、『体内のセラミド』に吸収されて増えることはない
2つの理由

『化粧品成分セラミド』に『体内のセラミド』を増やす効果がない理由1
「化粧品成分のセラミドが、体内のセラミドを増やす」は薬事法違反

そもそも、この表現は薬事法違反です。薬事法とは、厚生労働省が定めた、化粧品の法律です。

「化粧品は体を清潔にしたり、見た目を美しくしたりする目的で、皮膚等に塗布等するもので、作用の緩和なもの」と定義されています。

その理由は、化粧品のように毎日使うもので、健康被害が起こっては大変なことになるからです。

記憶に新しいものでは、2013年に発覚したカネボウのロドデノールによる白斑問題です。これは医薬部外品でしたので、ある程度の副作用の可能性はありましたが、その多すぎる被害人数に社会問題となりました。

ほかには、悠香の茶のしずく石けんを使用したことによるアレルギー問題など、いくつかの事例があります。こうしたことを起こさないために、化粧品にも決め事があります。

ですから、「セラミド入りの化粧品を塗るだけで、体内のセラミドに吸収されて、セラミドが増える」なんてことは、化粧品の範疇を逸脱しています。もし、セラミドにそんな効果があったら、もはや化粧品ではなく『薬品』です。

『化粧品が体内の成分を増やす』 → 真実なら、深刻な健康被害のおそれが!

※化粧品の効果に関する詳しいことは、厚生労働省のサイト(2012年版化粧品等の適正広告ガイドライン)をみてください。

化粧品工業の発展、国民生活の向上を目指して設立された『日本化粧品工業連合会』のサイト(化粧品等の適正広告ガイドライン)も詳しくて分かりやすいですから、興味のある方はぜひ読み込んでください。

本来はどんな化粧品会社であっても、化粧品の効果として、「体内のセラミドが増える」と、露骨に宣伝はできません。(一部、しているところありますが。)

ただ、体内のセラミドが増える効果があるようなイメージ画像や動画が、薬事法違反ギリギリの表現でミスリードをする広告はよくあります。

もし、本当にセラミド入り化粧品に体内のセラミドを増やす効果があれば、厚生労働省に認可されるはずです。今後、もし認可されたとしても、化粧品ではなく、医薬部外品になるでしょうね。

そういった意味でも、化粧品で体内のセラミドを増やす効果を持たせることは不可能です。

『化粧品成分セラミド』に『体内のセラミド』を増やす効果がない理由2
セラミド効果の大いなる矛盾

化粧品成分のセラミドが体内のセラミドを増やす効果があるとするなら、大きな矛盾が生じます。

セラミドの最大の特徴は、『バリア効果』と言われています。前述のとおり、体内のセラミドを含む細胞間脂質は、ラメラ構造によって優れたバリア効果を発揮しています。

バリア効果とは外部からの侵入を防ぐことです。ですから、化粧品成分のセラミドの侵入でさえも、この優れたバリア効果によって防がれてしまいます。

以前に、

セラミドは、角質層まで浸透する。つまり、細胞間脂質がある場所まで浸透する。ということは、セラミドは細胞間脂質に直接触れることになる。細胞間脂質は半分以上、セラミドでできているので親和性が高いはず。だから、セラミドが増えるのでは?

という質問をいただきました。

何となく、一理あるような気がしますが、実は全然違います。

まず、『細胞間脂質』と『セラミド』はまったく別物です。

もし、そんな単純に理屈が通用するなら、肌に鶏肉(タンパク質)をくっつければ、肌に吸収されて肌が分厚くなります。実際になるのでしょうか?爪に鶏肉を擦り付ければ、爪が伸びるのでしょうか?そんなこと有り得ないですよね。

だから、セラミドと細胞間脂質は別物なので、例えくっついても、同化することはありません。

それに、万が一、そんなことが起きたら、細胞間脂質を構築するセラミド、コレステロール、遊離脂肪酸、コレステロール硫酸のバランスが崩れてしまいます。

こうした『バランスが崩れる』ことによる問題は、私自身、駆け出しのころ、化粧品を作っているときによく経験しました。

化粧品は、ちょっと配合量を間違えるだけで、ぜんぜん別の化粧品ができてしまいます。また、配合量は同じなのに、ビーカーで作ったものと1トン釜で作ったものと違うものができたりします。特に、基本となる成分をいじるとこういった現象は顕著に起きてしまいます。

細胞間脂質も同じです。

いくらセラミドが細胞間脂質の半分を占める重要な成分とは言え、セラミド単体の量が増えることは、細胞間脂質内の成分バランスを狂わせることになります。

その結果、細胞間脂質は『変質』してしまい、まったく異なる物質になってしまいます。もちろん、変質すると細胞間脂質と別物になるので、その最大の働きであったはずのバリア効果も失われます。

つまり、「化粧品成分のセラミドが外部から吸収されて、体内のセラミドが増やせる」と仮定した場合、セラミド化粧品を使うと、細胞間脂質のバリア効果が消失することになります。もちろん、こんな事例は今まで確認されていません。

もっと言うと、こんなに単純なことなら、セラミド50%・コレステロール25%・遊離脂肪酸21%・コレステロール硫酸4%を混ぜても、細胞間脂質は作れるのでしょうか?

そして、混ぜたものを角質層に注入すれば、細胞間脂質が増えて、若々しい肌になるのでしょうか?あまりにバカげた単純な論理です。

それに、化粧品成分のセラミドが体内のセラミドに吸収されるということは、細胞間脂質のバリア機能を突破していることになります。もし、セラミドが細胞間脂質を突破すると、体内にも侵入してしまいます。
セラミドが肌の奥に浸透して血中にドバドバ入ると大変です。
セラミドは油分です。
油分が血管に入ると、血管が詰まる可能性があります。

そうなると命に関わるリスクが生じてしまい、セラミドは”危険な美容成分”ということになってしまいます。当然、厚生労働省がこんな危険な成分を認可するわけがありません。セラミドが化粧品原料として認可を受けてからもう何十年も経っているということは、こうしたリスクのない”安全な美容成分”という証明と言えます。

このように、化粧品成分のセラミドが体内のセラミドを増やすと仮定すればするほど、セラミドの効果はなくなり、リスクが増大するという矛盾が生じてしまうわけです。

次に、「セラミドはすごい保湿効果がある」という主張について検証します。

化粧品に配合されるセラミドは、
アトピー性皮膚炎を改善するほど効果があるのか?

「セラミドには、すごい効果があるんだ〜だから、セラミド化粧品にもすごい効果があるんだ〜」と宣伝しているサイトにもれなく書いてあることがあります。

それは、

アトピー性皮膚炎を患っている人の体内には、セラミドが少ないという結果がある

という話です。これは、事実でしょう。エビデンスもあります。厳密にいうと、細胞間脂質が少ないことだと思いますが。

でも、セラミド化粧品を使ったところで体内のセラミドが増えないことは先ほど述べましたので、お分かりいただいたと思います。

ということは、もしこの話が真実ならば、「セラミド化粧品は、肌の上で生じた何らかの効果によってアトピー性皮膚炎が改善できる」ということになります。

では、今さらですが、化粧品成分としてのセラミド単体とその効果を見ていきましょう。

化粧品成分『セラミド』の効果とは?

セラミドは、スフィンゴ脂質の一種です。ですから、油分の一種です。

保湿効果とは、『水分が保たれた状態を生み出す効果』を指します。セラミドは油分なので、それ単体では保湿はできません。水分が含まれていないので、単に油分を塗った状態になるだけで、セラミド単体に保湿効果があるとは言えません。

そのため、セラミドを使って、保湿効果を望むなら水分が必要となります。水分を補給して、油分であるセラミドが過乾燥を防ぎ、水分が保たれます。そのため私から見ると、セラミドはただの化粧品原料で、油分に属する一成分です。

だから、化粧品成分のセラミドには、水分の蒸発を防ぐ効果があります。
あとは、外部の刺激からの保護、肌を柔らかくする効果です。一般的な油分と大差ありません。

化粧品に配合されるセラミドの効果は、水分蒸発・刺激からの保護・肌を柔らかくする。油分の働きと大差がない。

でも、セラミド効果が一般的な油分と同等では、ここまでアトピー肌に効果があると噂になるのはおかしいです。何か、噂の元があるはずです。

そこで、元となる情報を探してみました。

そして、「セラミドがアトピー肌に効果がある」という元を2つ見つけました。

『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016』で検証

アトピー性皮膚炎を患っている肌について、もっとも信頼できる『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン』から検証してみましょう。

アトピー性皮膚炎診療ガイドラインは、公益社団法人日本皮膚科学会が作っています。その名の通り、アトピー性皮膚炎を診療する際の指針が書かれており、医師に対する指針なので、かなり信頼性の高いガイドラインです。

例えばここに、「セラミドを塗布することがアトピー肌の劇的改善につながる」と書かれていれば、セラミドの効果は揺るぎないものになるでしょう。

そこで、最新版である2016年に発表されたガイドラインを読んで見ました。もしよかったら、あなたも読んでください。『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2016)

どうでした?
セラミドがアトピー肌にいいという趣旨のこと、書いてました?

一カ所だけ『セラミド』という言葉を見つけたのですが、その内容は「セラミドなどの角層細胞間脂質は、バリア機能を維持するために重要であると知られている3つある要素のひとつである」というものでした。これを根拠にセラミドがアトピー肌に効果があるとすると、弱い根拠です。

さすがに、それはないだろうと思ったので、乏しい想像力を働かせて、再度、ガイドラインを読んでみました。

すると、セラミドがアトピー肌に効果的と言われている根拠として使われていそうな文面がありました。その場所は、P13とP27の外用薬について書かれているくだりです。

乾燥した皮膚への保湿外用薬(保湿剤・保 護剤)の使用は,低下した角層水分量を改善し,皮膚 バリア機能を回復させ,皮膚炎の再燃予防と痒みの抑 制につながる(CQ9:推奨度 1,エビデンスレベル: A)75)76).また,抗炎症作用のある外用薬などの治療で 皮膚炎が寛解した後にも,保湿外用薬を継続して使用 することは,寛解状態の維持に有効である77)78).保湿外 用薬による維持療法中に皮膚炎の再燃がみられた部位 には,炎症の程度に応じてステロイド外用薬やタクロ リムス外用薬などを使用し,炎症の早期の鎮静化およ び維持療法へと回帰することを目指す.一方で,保湿 外用薬の副作用としての接触皮膚炎の発生には注意が 必要であり,アトピー性皮膚炎の再燃との鑑別は重要 である.引用:13ページ『4.皮膚バリア機能の異常に対する外用療法・スキンケア』より

皮膚炎の症状のある状態に対しては,ステ ロイド外用薬と併用して保湿剤を外用することが勧め られ,皮膚炎の症状がない状態でも保湿剤を継続的に 外用することが勧められる. 推奨度:1,エビデンスレベル:A 解説:皮膚の乾燥はアトピー性皮膚炎の主症状の一 つであり,表皮のバリア機能の破綻の原因の一つであ る.保湿剤の外用が,乾燥症状の軽減とバリア機能の 改善に効果的であることは,多くの基礎研究や臨床研 究によって示されている173)~182).特に,治療によって皮 膚炎が寛解した後に保湿剤の外用を継続することは, 皮膚炎の再燃を予防し,かゆみも軽減した状態が保た れる183)184).皮膚炎症状に対しては,保湿剤単独の使用 のみではあまり効果が期待できないが,ステロイド外 用薬と併用することで,乾燥症状やかゆみが改善する のみならず,皮膚炎症状が軽快した後の寛解状態の維 持にも効果的に影響する185).また,ステロイド外用薬 に保湿外用薬を併用することでステロイド外用薬の使 用量を減少させる可能性がある186).ただし,保湿剤に よる接触皮膚炎などの有害事象が起こりうることにも 注意しなくてはならない.引用:27ページ『CQ9.アトピー性皮膚炎の治療に保湿剤外用は勧 められるか』

要約すると、

  • 保湿外用薬(保湿剤・保護剤)を使うと、アトピー肌の症状を治すとはまではいかないけど、抗炎症作用のある外用薬(ステロイド)と併用することで副作用を抑えてあり、使用頻度を減らせる
  • 治療後に使うことで、アトピーのダメージやかゆみ・痛みが軽減できる
  • でも、接触皮膚炎を起こす可能性があるから注意して

といったことが書かれています。

外用薬がアトピーに一定の効果があることは書かれているのですが、今のところ、セラミドとその効果については一切出てきません。

『アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2008』からも検証

続いて、臨床医による具体的な治療に関してまとめた『アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2008』から引用します。

主な保湿外用薬は、ワセリン、亜鉛華軟膏、浸水軟膏、尿素含有製剤とありますので、油分たっぷりなクリームが一般的だというところでしょうか。これは医師が処方して病院や薬局で受け取りますので、もちろん保険が効きます。

まだ、セラミドとその効果については、ぜんぜん出てきません。

そこで、この保湿外用薬をさらに調べてみました。すると、薬だけのことをいうのかと思ったらそうでありません。実際には、『保湿外用薬=保湿剤』となっていました。だから、ガイドラインにも、わざわざカッコ書きで保湿剤と書かれていたのですね。

そして、保湿剤で調べるとチラホラとセラミドの文字が。でも、特に、「セラミドが保湿剤として優れている」という記述があるわけでもないし、健康保険は効きません。

『保湿剤』を広い意味で捉えれば、保湿を目的としたすべての原料や化粧品も含まれます。その中でセラミドの存在意義が高いかと言えば、必ずしもそうとは言えません。

しかし、この章の冒頭で書いたように「アトピー性皮膚炎を患っている人の体内には、セラミドが少ないという結果がある」という事実と並べることで、あたかもセラミドに薬効並みの効果があるようにイメージづける意図を感じます。

セラミドに薬並みの効果があるのではなく、あるように見せかけているのです。見せかけだけでは、セラミドにアトピー肌を改善するような高い効果がある根拠にはなりません。

セラミドにアトピー性皮膚炎に特別な効果があるという根拠は見つからない

結局、ガイドラインからは、セラミドによるアトピー肌改善効果を立証する確たる根拠を見出すことはできませんでした。

でも、知識のない人が何となくこのような情報に触れてしまうと、「セラミドは一番効果がある。何と言ってもアトピー肌にも効果がありそうだからな」と一部の内容を曲解する危険性を感じました。

もしかして、セラミドの効果って、
そんなにすごくないのでは?

セラミドに、薬効並みの効果(ステロイドなど)があると仮定してみましょう。

もしそうなら、セラミドはすでに医療用の製剤として世に出てるはずなんですよね。

化粧品原料の中にも「これ化粧品原料にして大丈夫かよ」という成分があります。その効果は絶大、医薬品で使われているレベルで化粧品に使うとトラブルを引き起こす可能性も絶大なので、配合比率や容量によって規制されています。

だから、セラミドも化粧品で使われている既存の油溶成分と比べて絶大な保湿効果があったら、医薬品になっているはずです。そして、それがいろいろな経緯と思惑を経て、化粧品原料として降りてくるはずです。

でも、セラミドはそうじゃありません。最初から現在まで、ずっと化粧品原料です。

そこで、『製薬会社』の観点からセラミドを見てみましょう。

セラミドは『安全』なのに・・・

セラミドは化粧品原料として認められているので、安全性はかなり高いです。これは間違いありません。

セラミドだけではなく、基本的に化粧品原料は効果より安全性が重視されています。逆に、薬品は効果が重視されており、ある程度の副作用が許容されています。

もし、外部からセラミドを塗ることで、高い保湿効果を発揮して乾燥肌やアトピー肌が改善できたとしたら、こんな大きなメリットはありません。セラミドの効果と既存薬品の効果が同程度だとしても、いや半分程度でも安全性の部分でかなり優位に立てます。

特に、ステロイドの副作用を嫌う方は多いので、セラミドの効果が医薬品よりも低くても好んで使う人が多いと思います。

実際に、私のところにも「ステロイドを使わなくていい方法を教えて欲しい」「ステロイドと同程度の効果を望める方法はあるか?」という質問をたくさんいただきます。

このように、ステロイドなど既存の薬品に比べて効果はともかく、セラミドが安全である優位性は揺るぎませんから、売れることは保障されているも同然です。

安全性の観点から見て、セラミドにそこそこ効果があれば、薬品にするはずだと思います。

次に、期間と知名度の観点から見て見ましょう。

セラミドは『有名』なのに・・・

セラミドは1950年に発見されたと言われており、1980年ごろから注目され始めました。

実際に、直近10年のセラミドの検索数をGoogle Trendsで見てみましょう。

この10年で化粧品メーカーが莫大なコストをかけて有名にした美容成分であるコエンザイムQ10とアスタキサンチンで比較してみましょう。

「セラミド」が検索された回数・2008年~2018年の10年間の遷移青色の折れ線がセラミドの検索回数を表しています

ダントツの知名度と、いい感じの右上がりです。

私が化粧品業界に入った20年前から『化粧品の三大美容成分』と言われるコラーゲン・ヒアルロン酸・プラセンタには及びません。でも、現状、セラミドの化粧品原料としての知名度はベスト5に入るのではないでしょうか?

少なくともスキンケアに興味を持っている方に、「セラミドって知ってる?」と聞いて、「いや、聞いたことない」と答える人は少数だと思います。

ここまで歴史があり、知名度があるからこそ、セラミドにすごい効果があれば製薬会社が興味を示すと思います。

製薬会社は、いかに独自の薬品を開発するかがすべてです。(一部、ジェネリック薬品のように、そうでない場合もあります)薬の特許存続期間は25年なので、もし、セラミドにすごい効果があって、薬品として認められれば、25年間、その利益を独占できます。これはすごいチャンスです。製薬会社の多くは、そういった薬品数種類で利益を確保しています。

だから、笑いが止まらないほど儲かると思うんですよね。でも、今のところ、表立ったその動きは見受けられません。

先程、医薬品の特許の存続期間が25年と言いましたが、一般的な特許は20年です。なぜ医薬品だけ5年長いのかというと、安全性を確保するための試験や国の審査によって時間がかかるためです。だから、その期間を考慮して最大で5年間の延長が認められています。

つまり、それだけ医薬品の特許には手間と時間がかかります。少しでも医薬品になる可能性があるなら、効果や安全性に関するエビデンスや論文、実験結果があってもおかしくありません。論文などの引用もガンガンされているはずです。

でも、化粧品成分として、ある程度の知名度を確保したセラミドですが、研究関係では非常に静かです。もちろん、まったく研究されていないわけではないですが。

つまり、セラミドの効果というのはその程度と言えるのではないでしょうか?

実際に、化粧品に頻繁に使われるプラセンタやヒアルロン酸は医薬品になっています。

薬品として認可されていないことから、既存の化粧品原料と比べてセラミドに突出した効果がないと推察します。

そもそも「すごい効果があるのはセラミドではない」という事実

セラミドにすごい効果があるという根拠を探していて、ふと思ったのですが、よく考えると、本当にすごいのはセラミドというより、『細胞間脂質』じゃないですか?

高いバリア効果や保湿効果は、セラミドではなく細胞間脂質が有しているものです。ラメラ構造もセラミドではなく、細胞間脂質の構造により得られています。セラミドだけではなく、コレステロール、遊離脂肪酸、コレステロール硫酸が適切な割合で結びついて、はじめて成立します。

セラミド単体では、ラメラ構造を構築できません。もちろん、セラミドを配合した化粧品に、肌上にラメラ構造を構築する効果はありません。

なのに、いつの間にか、セラミド=細胞間脂質になっている気がします。細胞間脂質に含まれるセラミドの含有量が多いからなのか、理由はわかりませんが、大きな勘違いをしているのでは?

まとめてみましょう。

いつの間にか陥っている大きな勘違い

私たちが生きる上で欠かすことのできない細胞間脂質のバリア効果&保湿効果。
そして、その効果を発揮しているすばらしいラメラ構造。

 ↓

その効果は絶大で、深刻な肌トラブルであるアトピー肌にも深く関わっている。
どうやらアトピー肌は、細胞間脂質の半分を占めるセラミドが少ない特徴があるらしい。

 ↓

アトピー肌の原因がセラミドの減少なら、セラミドを塗ればいい。
何と言ってもすごいバリア効果&保湿効果をもつ細胞間脂質の半分を占めているセラミドだから。

 ↓

いつの間にか、世間では、
細胞間脂質の効果=セラミドの効果

 ↓

さらに、いつの間にか、
細胞間脂質の効果=セラミド化粧品の効果

どうですか?
あなたが信じているセラミドの高い効果は、実は細胞間脂質の有する効果が根拠になっていませんか?

もう一度言います。

セラミド単体と細胞間脂質はまったくの別ものです。万が一、体内で同化すれば、細胞間脂質が有する優れた効果は消滅します。それどころか我々の体にとって深刻なリスクをもたらします。

そして、セラミドの真の姿は、化粧品の一成分であり、一般的な油溶性成分の働きと大差ありません。ラメラ構造でもありません。

そして、誤解がないようにはっきり言いますが、セラミドは、油溶成分としてはとても良い成分です。私はセラミドの効果がないと言っているわけではありません。一部の、あたかも薬効、もしくは、既存の化粧品原料よりも格段の効果があると喧伝する行為は間違いだとお話しているだけです。

本当にすごい効果が期待できるセラミドがあった!?

さて、ここまでは化粧品に含まれるセラミドには、通常の化粧品成分と大差ないと言ってきたのですが、一部のセラミドにはすごい効果が期待できるようです。

実験レベルでは、すでにいくつか実証されています。実験結果としてはわかりやすく、個人的には信頼できるものだと思います。

せっかくなので、富士フィルムの実験結果を例に、時系列で詳しく見てみましょう。

ヒト型ナノセラミドの研究で実証されたセラミド効果とは?

2010年に『ヒト型ナノセラミド』の効果についてリリースされました。

内容を簡単にまとめると・・・

  1. セラミドにもいろいろあるけど、ヒト型セラミドが体内のセラミドと親和性が高いため他のセラミドに比べて高い効果が期待できる。
  2. ヒト型セラミドは、溶液中で結晶化しやすいために、大量の油剤(オイル)や乳化剤(界面活性剤)が必要となるため高濃度で配合することができない。
  3. ヒト型セラミドは、オイルの溶媒中に低濃度でしか配合できず、分子量も100~300ナノメートルサイズなので角層への浸透力が弱く効果が期待できない。
  4. ヒト型ナノセラミドは、従来のセラミドようにオイルや乳化剤を用いる必要がないので、高濃度配合が可能となり、20ナノメートルサイズまで小さくすることに成功。
  5. ヒト型ナノセラミドと従来のヒト型ナノセラミドを比較すると浸透率とその効果に圧倒的な差が出る。(図1、2を参照)
  6. ヒト型セラミドと他のセラミドを混ぜてしまうと、セラミド効果そのものが著しく低下する。(図3を参照)

この中で注目すべきは、一般的なヒト型セラミドの効果の低さでしょう。図1の浸透率を見ると、大して肌の中に浸透していないのが分かります。

そのため、図2で分かるように、バリア機能もあまり回復していません。この程度なら、通常の保湿クリームで実現できるのではないでしょうか?

体内のセラミドと親和性の高い従来のヒト型セラミドでもこの程度なのですから、他のセラミド効果の低さは言うまでもありません。

ただ、ヒト型ナノセラミドを塗れば、バリア効果がアップするということは、もしかしてセラミドが吸収されているのかも・・・もし、そうなら私がここまで言ってきたことが間違っている可能性があります。

この実験結果から分かることは・・・

  • ヒト型セラミド以外は、体内のセラミドと親和性が低いために高い効果は期待できない。
  • ヒト型セラミドであっても、高い効果は期待できない。
  • ヒト型セラミドと他のセラミドを混ぜてしまうと、著しく効果が下がる。
  • ヒト型ナノセラミドは、浸透力も高く効果が期待できる。

不安を抱えつつ、次を見て行きましょう。

ヒト型ナノセラミドの研究(続編)で実証されたセラミド効果とは?

2014年には『ヒト型ナノセラミド』の効果について、続編がリリースされました。

ここで新たに分かったことを簡単にまとめると・・・

  1. ヒト型セラミドが、角層細胞の外壁を形成するタンパク質の産出を促進する効果があることを発見。
  2. ヒト型セラミドが、肌内部でセラミド生成において重要な役割を果たすセラミド合成酵素の産出を促進する効果があることを発見。
  3. 従来のヒト型セラミドとヒト型ナノセラミドを比較実験すると、セラミドの効果に影響をもたらすタンパク質「INV」、「TGase」ともに、ヒト型ナノセラミドの方が両タンパク質の産出促進効果があった。(図2、3、4を参照)
  4. 従来のヒト型セラミドとヒト型ナノセラミドを比較実験すると、ヒト型ナノセラミドの方がSPT産出促進効果があった。(図5を参照)

ヒト型セラミドの効果が具体的になりました。

ヒト型セラミドが浸透して体内のセラミドに吸収される訳ではありませんでした。角層細胞の外壁を作るタンパク質とセラミド合成酵素の生成を促進する効果でした。セラミドが体内のセラミドに吸収されていなくてよかったです。

もし、「ヒト型セラミドが体内のセラミドに吸収されている」なんて言われたら、このサイトの大半を削除しなければならないです。まぁ、些末なことですが・・・。

それにしても、従来のヒト型セラミドの効果の低さが目立ちます。

「INV」、「TGasa」の比較実験では、皮膚モデルを使ったので浸透力の問題(分子量が大きいために肌に浸透しづらい)かなと思ったのですが、SPTの比較実験では、(肌に浸透する必要のない)表皮細胞を使っています。

この場合、従来のヒト型セラミドが持つ”分子量の大きさ”というデメリットがかなり軽減されるはずですが、ヒト型ナノセラミドと大きな差が出ています。

もしかすると、浸透力以外にも、従来のヒト型セラミドの効果が低い理由があるのかもしれません。

この実験から新たに分かることは・・・

  • ヒト型ナノセラミドが効果的に角質細胞の外壁を強くすることが期待できる。
  • ヒト型ナノセラミドが効果的にセラミドの産出量を増やすことが期待できる。
  • 従来のヒト型セラミドに比べて、ヒト型ナノセラミドが持つ「INV」、「TGasa」、「SPT」の産出促進効果が圧倒的に高い。
  • 従来のヒト型セラミド浸透力の低さ以外にダメな要素がほかにあるかも。
  • ヒト型アシルセラミドの研究で実証されたセラミド効果とは?

それでは最後に一番新しいセラミド効果の実験を見て行きましょう。

さらに続いて実証されたセラミド効果とは?

2015年の『ヒト型アシルセラミド』についてのリリースです。

ここで新たに分かったことをまとめると・・・

  1. 細胞間脂質には、短周期ラメラと長周期ラメラがあり、長周期ラメラの形成に深く寄与するヒト型アシルセラミドはヒト型セラミドにも増して溶解性が低く、水にも油にも溶けないため扱いが困難だったが、20ナノメートルサイズのナノ化に成功することでこの問題をクリア。(図2を参照)
  2. 従来のヒト型アシルセラミドに比べて、ヒト型ナノ化アシルセラミドの浸透性は6倍。(図3を参照)
  3. ヒト型アシルセラミドがダメージ肌モデルの回復を確認。(図4を参照)
  4. ヒト型ナノセラミド単体より、ヒト型アシルセラミドと一緒に使用したほうがバリア機能への効果は高い。(図5)

ラメラ構造にも2種類あって、『短周期ラメラ』と『長周期ラメラ』があります。ヒト型セラミドは、短周期ラメラに効果はあるのですが、長周期ラメラには効果がありません。

そこで、長周期ラメラに効果のあるヒト型アシルセラミドの出番というわけです。でも、このヒト型アシルセラミドが非常に厄介です。ヒト型セラミドも溶けにくくて厄介なのですが、油剤には溶けます。

一方、ヒト型アシルセラミドは、油剤にすら溶けにくいのです。だから、ヒト型アシルセラミドは化粧品にもあまり使われていませんでした。溶けにくいということは、低濃度でしか配合できず、効果がないということです。

また、安定性も悪くなり、変質するリスクが増えます。でも、ヒト型アシルセラミドは、ナノ化することでそのデメリットを払拭したようです。

こうすることで、短周期ラメラと長周期ラメラ、双方にセラミドの効果が発揮されるということです。確かに、いくらセラミドに効果があると言っても、どちらか一方だけのラメラしか効果がないなら片手落ちですよね。

それにしても、相変わらず従来のヒト型アシルセラミドは効果低いんですね。

ここまでくると、「ナノ化してないセラミドって何?」という感じになります。

この実験から分かることは、

  • 従来のヒト型アシルセラミドより、ヒト型ナノアシルセラミドの方が効果が期待できる。
  • いくら短周期ラメラに効果的なヒト型ナノセラミドでも、それだけでは不十分。長周期ラメラに効果のあるヒト型ナノアシルセラミドも併用して使わなければ意味がない。
  • やっぱり従来のヒト型アシルセラミドは、イマイチだった。

さて、いかがだったでしょうか?

どうやら、化粧品のセラミドは、体内のセラミドに吸収されることはないものの、セラミドを増やす効果はありそうです。ただ、すべてのセラミドではありません。使って効果のあるセラミドと効果のないセラミド。また、セラミドの配合条件もあります。

同じ使うならあまり効果のないセラミドは避けて、効果の期待できるセラミドを使いたいものです。そこで、3つの実験結果から、使ってはいけないセラミドと使うべきセラミドの条件をまとめます。

『使ってはいけないセラミド』と
『使うべきセラミド』

あまり効果が期待できないセラミド

  • ヒト型セラミド以外のセラミド全般
  • 分子量が100~300ナノメートルサイズのセラミド
  • 油剤や乳化剤にしか解けないため低濃度でしか配合できない従来のヒト型セラミド
  • 油剤にすら溶けにくく、ヒト型セラミド以上に低濃度でしか配合できない従来のヒト型アシルセラミド
  • ヒト型セラミドと非ヒト型セラミドが配合されているセラミド化粧品

既存のヒト型セラミドよりも
高い効果が期待できるセラミド

  • 20ナノメートルサイズにナノ化されたヒト型セラミド
  • 20ナノメートルサイズにナノ化されたヒト型アシルセラミド
  • ヒト型セラミドのみ配合されたセラミド化粧品

もっとも高い効果が期待される
理想的なセラミドとその配合量

  • ヒト型ナノセラミド1%+ヒト型ナノアシルセラミド0.1%を配合したセラミド化粧品

このような結果になります。

どうでしょうか?
ヒト型ナノセラミド、ばんざーい!
ヒト型アシルセラミド、最高!
これで乾燥肌や敏感肌、アトピー肌まで改善できるとなると、多くの人が小躍りしたくなるかもしれません。

それでも私が
ナノ化したセラミドを使わない理由

でも、私は、ヒト型ナノセラミド、ヒト型アシルセラミドを化粧品に配合しようとは思いません。なぜなら、これらの研究結果を見ても、化粧品として作ったときに、研究結果と同じセラミド効果が本当にあるとは思えないからです。

このような研究結果には一定の価値があります。セラミドにも高い効果がある可能性があります。でも、それをそのまま鵜呑みにできません。

なぜなら、今回のセラミド研究で出た成果がそのまま化粧品で同じ効果を発揮するとは限らないからです。

いや、むしろ研究結果と同等の効果が現れない場合の方が多いでしょう。私たちが知らないだけで、日の目を出ない研究結果は星の数ほどあります。

今回のセラミド効果についても、その可能性があると考えています。

それでは、私がナノ化セラミド効果に疑問を持っている点をお話ししましょう。

高い効果を持つセラミドの『安全性』は?

私は、化粧品に最も大切なのは、『効果』よりも『安全性』だと考えています。

だから、可能な限り安全性を高め、その後に効果を追い求めます。

今回のセラミドの研究には『培養表皮モデル』が使われています。人工的に皮膚に近い状態を作ったものです。

これを用いることは、特に珍しいことではありません。培養表皮モデルができるまでは、動物実験が主流でした。本当に価値がある実験ならまだしも、自社の優位性だけを目指して、無駄に命を奪われた動物がたくさんいました。今では、そのような悲劇がゼロになった訳ではありませんが、かなり少なくなっています。

また、実験に特化したものなので、実験そのものが容易で実験対象の効果が分かりやすくなっています。そういった意味では、すばらしい発明と言えるでしょう。

『三次元モデルの培養と可能性』のP29をもらうとイメージしやすいと思います。

本当に素晴らしい培養表皮モデルなのですが、デメリットもあります。

さきほど、ご紹介した『三次元モデルの培養と可能性』のP32『現在の代替法の特徴』を見てください。

簡単に言うと、『培養表皮モデルは、有害性や正確性は分かるものの、リスク評価ができず、安全性が担保できない』とあります。

つまり、『効果は分かりやすいけど、危険性は分からないよ』ということです。

今回の実験結果で、ナノ化されたナノセラミド、アシルセラミドの特筆すべき点は、「INV」「TGasa」「SPT」の産出促進効果です。セラミドが体内に入ることで、体内の成分が増えるのです。とても化粧品原料とは思えない、どちらかと言えば、医薬品に近い効果です。

でも、だからこそ、大きなリスクがはらんでいる可能性があります。

本当に、安全に、私たちにとって都合のいい成分だけを増やすのでしょうか?

その裏で私たちに不都合なことは起きないのでしょうか?

セラミドの医薬品に匹敵する効果の検証は、すべて培養表皮モデルが使われています。

これは、実験する側からすれば、効果が出やすいメリットがあります。なんせ、そのために生み出されたものですからね。培養表皮モデルは、効果が出やすいからスタンダードになったのです。反面、安全性を担保することできません。

つまり、ナノ化されたセラミド、アシルセラミドのすごい効果は、効果が出やすい反面、危険性までは分からないのです。

セラミドの『安全性』が立証できない問題

一部、人の肌を使った実験もあります。

1つ目の実験(肌への浸透性とバリア機能の回復力を高める 「 ヒト型ナノセラミド」を開発)であるヒト型ナノセラミドの角質への浸透量向上と肌バリアの回復力向上実験です。

20歳以上、59歳以下の健常成人と書かれているので、ほとんどの年齢層が網羅されている気がしますが、実際は肌角層への浸透性向上実験が5名、肌バリアの回復力向上実験が14名です。実験の内容がセラミドの安全性とは無関係ですし、仮に関係があったとしても人数が少なすぎます。

そもそも、セラミドの安全性について書かれたリリースはゼロです。

ナノ化されたセラミド、アシルセラミドには体内の成分が増えるという(医薬品のような)高い実験結果がありながら、人の肌を使った安全性を示す実験結果がないことから、私は自分が開発する化粧品にはセラミドを使いません。

また、安全性を立証した実験結果がないことそのものが疑問です。セラミドに人体の成分を産出促進する効果があるなら、それに伴う危険性も調べる必要があると思います。

にもかかわらず、安全性に関する実験結果が何ということは、2つの要因が考えられます。

【1】実は、化粧品化した際には今回行ったセラミドの実験結果ほどの効果がないから、おのずと危険性もない。だから、安全性を調べる必要もない。
 
【2】ナノセラミドには何らかの危険性がある。

ただ、危険性があれば、化粧品原料として認められないので、私見ですが【1】ではないかなと推察しています。

ナノ化されたセラミドの
化粧品に配合されたときの本当の効果

次に、ヒト型ナノセラミド、ヒト型ナノアシルセラミドの効果を際立たせる今回の実験に対しての疑問です。

簡単に言うと、ヒト型ナノセラミド、ヒト型ナノアルシセラミドの効果を高く見せるために過剰な演出をしているのではないかということです。

実験の趣旨は、従来のヒト型セラミドの効果より、ナノ化されたヒト型セラミドの方がどれだけ優れているかを検証することです。だから、従来のヒト型セラミドを比較対象をするのは当然です。

でも・・・、ここから大切です。
よ~く聞いてくださいね。

私たちは、従来のセラミドより優れた効果を持ったセラミドを望んでいる訳ではありません。

化粧品として使用したときに、高い保湿効果とバリア効果が発揮されることを望んでいます。従来のヒト型セラミドより、保湿効果やバリア効果が高いからと言って、既存の保湿成分より優れていることにはなりません。

だから、今回の実験内容では、従来のヒト型セラミドの効果が低いことは分かりましたが、ヒト型ナノセラミド、ヒト型アシルセラミドの効果が高いという根拠にはならないのです。

他の成分と比較するとどうなるの?

例えば、2010年に行われた肌バリア回復力向上実験。従来のヒト型セラミドよりもヒト型ナノセラミドの方が効果的なのは分かりました。じゃあ、白色ワセリンや尿素クリームと比較したらどうなのでしょう?

私のように、「そもそも従来のヒト型セラミドって、ただの油分でしょ。だから、そんなにすごい保湿効果やバリア効果ないでしょ。」って人に対して、「従来のヒト型セラミドよりすごいんです!」って言われても、あまり説得力がありません。

むしろ、「やっぱり従来のヒト型セラミドって保湿効果あんまりなかったんだな」と納得してしまいます。

10倍配合したとしても、
10倍の効果は得られない問題

そもそもこういう「当社比〇倍」とか「〇%アップ」って信用できなんですよね。

「セラミド配合量が、10倍アップ!(当社比)」みたいな広告、よく目にしませんか?

よく考えてみましょう。

既存の化粧品に配合されていたセラミドの割合が0.001%の場合、今回の化粧品に0.01%配合した場合、確かに10倍ですので、正しい表現です。

でも、現実的なセラミドの効果ってほぼ一緒です。10倍入っているからと言って、効果が10倍になるわけではありません。

結局、広告宣伝のために効果が10倍になったと錯覚させているだけです。だから、私はこういうの見ると怪しんでしまいます。

だからこそ、従来のヒト型セラミドだけではなく、そのほかのバリア機能の高い成分とも比較すべきだと思います。肌バリア回復力向上のグラフにも白色ワセリンを足しておけば、保湿力の強い理論補強になります。

もし、白色ワセリンの数十倍のバリア効果が示された棒グラフがあれば、何の文句もありません。セラミド効果のすごさをもろ手を挙げて認めます。

でも、そんな比較実験は目にしません。セラミド以外で比較してあるのは、水だけです。ということは、「やっぱりセラミドは、ナノ化されていても大した保湿効果ないんだろうな」と私は思います。

3つの成分が増えると、すごい効果になるの?

ヒト型ナノセラミドの「INV」「TGasa」「SPT」産出促進効果にも同じことが言えます。

水、ヒト型セラミド、ヒト型ナノセラミドで比較されています。水が基準となっているのですが、そもそも水に「INV」「Tgasa」「SPT」の産出促進効果はありません。

つまり、水というのは、何もしていない状態と同じです。当たり前ですが、私たちの皮膚は、何もしなくても「INV」「TGasa」「SPT」を産出しています。そして、それはすごく微量です。

その微量なものに対して、ヒト型アシルセラミドの場合、INVで1.2倍、TGasaで2.3倍、SPTで1.7倍って、どれだけすごいことなんでしょうか?そもそも水の場合の産出量が分からないので判断はつきませんが、誤差の範囲でしょう。

本当に、その程度の産出量が促進されたからと言って、肌の保湿効果とバリア効果が高まるのでしょうか?もっと言うなら、3つの体内成分が増えただけで、それほどすごい効果があるのでしょうか?

3つの成分を詳しく見てみると

「INV」は、角層細胞の外壁を構成するタンパク質のひとつです。「TGasa」は、「INV」などの多層細胞の外壁を構成するタンパク質を同士を結合する酵素の一つです。

2つの成分は、あくまでも角層細胞の外壁とそれを結合するのに効果的とされています。だから、細胞間脂質には関係ありません。

説明の最後には、『2つの量が増えると強固な構造の角化細胞の外壁が期待できる』と書かれています。あくまで、『期待できる』と書かれているだけで、『できる』とは書かれていません。

さらに、『2つの成分が増えると保湿効果やバリア効果が高まることが期待できる』とすら書かれていません。

角質細胞の外壁を構成するタンパク質は、INVの他にもあります。INV単一の成分が増えるだけで、本当に強固になるのでしょうか?他のタンパク質は増えなくていいのでしょうか?

TGasaも同じです。TGasaが増えるだけで結合力が増えるのでしょうか?他の酵素は無視していいのでしょうか?

ひとつの成分だけで、その機能を果たしているならまだしも、複数の成分で機能を果たしているなら、そのすべての成分を増やす必要性があるように感じます。

「SPT」は、セラミドの生成反応を促進する酵素です。これは、セラミドそのものの量が増えるので細胞間脂質にも関わります。

説明の最後には、『SPTが増えることでセラミドの生合成が促されることが期待できます』と書かれています。さっきの2つの成分と同じで、『期待できる』どまりです。高い保湿効果やバリア効果には触れていません。

そもそもセラミドの産出量が増えたとして、それだけで保湿効果やバリア効果が高まるのでしょうか?

『セラミド』の効果は『セラミド』では得られない、という問題

セラミドが生まれて、細胞間脂質になるまでの流れを見てみましょう。

セラミドは、表皮の有棘層や顆粒層で生成されます。その後、一旦グルコシルセラミド、スフィンゴミエリンの形で表皮細胞膜リン脂質などとして蓄えられます。

そして、細胞外へと排出されて、βグルコセレブロシダーゼとスフィンゴミエリナーゼの作用を受けて、再びセラミドとなり、細胞間脂質で機能を果たします。

このように、セラミドは生まれてから一度違う成分に変質して蓄えられて、さらにセラミドになります。

となると、セラミドが増えると、変質したセラミドを蓄える力、その後、セラミドに変えるβグルコセレブロシダーゼとスフィンゴミエリナーゼの量も増える必要があります。この2つの要素を無視して、セラミド単体の産出量だけ増やして、本当に効果があるのか疑問です。

どちらにせよ、ヒト型ナノセラミドで、実験結果から分かるのは、この3つの成分が増えるかどうかは『期待できる』程度で、増えたとしても高い保湿効果やバリア効果との関係性は謎です。

不確かな『濃度』問題

他にも不確かな部分があります。

既存のヒト型セラミドに比べると、ヒト型ナノセラミドはナノ化したために「高濃度に配合できる」とあります。浸透力や効果の差は検証してあるものの、濃度については明記されていません。

既存のヒト型セラミドは、その特性上、配合率を上げるのが困難です。たった1%配合するだけでも結構大変です。

一見、ヒト型セラミドが1%以上配合されているように見えても、実際は、混合原料である場合が多いです。ヒト型セラミド1%と言っておきながら、実は、ヒト型セラミド0.1%と非ヒト型セラミド0.9%、合わせて1%という具合です。

これは、完全な騙しですね。

一方、ヒト型ナノセラミドは、ヒト型セラミドと比べて高配合できるとのことですが、一体どの程度配合できるのかが不明です。

従来のヒト型セラミドが低濃度配合しかできず、ヒト型ナノセラミドが高濃度配合が可能というなら、どれほどの量が配合できるのか?

そもそも『低濃度配合』と『高濃度配合』に明確な基準があるわけではないので、明確にしないとただの言葉遊びになり、もし、それほど変わらないのであれば、当社比と同じで騙された感がハンパじゃありません。

ヒト型ナノセラミドは、ヒト型セラミドのように油剤や乳化剤に溶けている訳ではありません。分散されています。だから、高配合と言いながら、当然、配合量にも限界があります。

その限界値が油剤や乳化剤に溶かすのと比較して、どの程度、分散できるのかを示す必要があります。

100mlの溶剤に、最高何gのセラミドが配合できるかを明記するだけです。セラミドの配合量なんて、絶対にデータとして持ってるはずなのに公表しないということは、もしかして、大して既存のセラミドと差がないのでは?と勘ぐってしまいます。

こういう実験結果って、目的以外のことは一切書かないし、目的を阻害することも書きません。そんなの書いたら、この実験の意味そのものが無くなりますからね。これも一般的なことで、別に悪いことではありません。

そして、研究結果や論文を重視する人が多いですが、この段階では『期待できる』程度です。これを製品化した化粧品に同等の効果を発揮させるには、それまで以上の高い壁があります。決して、セラミドの研究結果=セラミド化粧品の効果ではありません。現段階では、両者は完全に別物です。

以上の理由から、私は、「今回の実験結果がセラミドに高い保湿力がある根拠にはならない」と判断しました。

効果があるならぜひお願いしたいこと

それに、繰り返しになるのですが、ヒト型セラミドやヒト型ナノセラミドに、本当に噂されるほどの高い保湿効果とバリア効果があるなら、アトピー性皮膚炎の保湿外用薬として認可が下りて保険が適用できるはずなんですよね。

そもそもヒト型セラミドは高額な原料なので、もし、本当に効果があればアトピー肌に苦しむ患者さんは安価で使用できるので助かります。ヒト型ナノセラミドは、従来のヒト型セラミドよりさらに高額でしょう。

ちなみに、ヒト型ナノセラミドとヒト型アシルセラミドの入った化粧品は、40gで9,720円。60gで12,960円。

金銭感覚は人それぞれです。でも、私は、これまで検証したセラミドの効果に対して、この金額は高額だと感じます。

しかも、この商品に実験結果で効果のあったヒト型ナノセラミドとヒト型アシルセラミドが2つ入って、Wヒト型ナノセラミド配合と書かれてあります。でも、実験でセラミドが増える効果が示された量のセラミド(ヒト型ナノセラミド1%+ヒト型ナノセラミド0.1%)が配合されているかどうか分かりません。

せっかく実験レベルとは言え、優位な結果が出たのです。しかも、その実験結果を活かした化粧品を発売したのです。セラミド化粧品の一番の広告文句として、『ヒト型ナノセラミド1%+ヒト型ナノセラミド0.1%、セラミドを合計1.1%高濃度配合』と大々的に表示すればいいのです。

でも、セラミドの配合量は一切記載されていません。もしかしたら、1.1%も配合されていないのかもしれません。そして、その理由は、化粧品化した際に、その効果は失われているからかも・・・。もしくは、高濃度と言いながら、1.1%の量を配合できないのかも・・・。

完全に私の推測ですが、もし、私が研究結果に自信があり、この価格をつけるなら、絶対に1.1%配合して、大きな声で宣伝します。配合量の記載が一切ないのは、本当に不思議です。

【まとめ】私が考えるセラミド効果と目指す化粧品の効果

『保湿効果』や『バリア効果』を発揮する方法は一つだけではありません。そもそも、「セラミドだけを増やせば肌トラブルが改善する」とも思えません。乾燥肌・敏感肌・アトピー肌には、多くの要因があります。たったひとつの体内成分を増やすだけで解決すると考える方が無理があります。

もし、化粧品のセラミドが劇的に体内のセラミドを増やすと仮定できても、それはセラミド不足が原因で乾燥肌・敏感肌・アトピー肌に効果があるだけです。そういった意味では、非常に限定的です。

やはり、現状では実験レベルで、現実的に化粧品に配合した際、研究結果のような結果はもちろん、高い保湿効果やバリア機能は発揮できないと考えます。

また、既存のヒト型セラミドはともかく、ヒト型ナノセラミドには、体内の成分を増やすという効果ゆえに安全性の不安が付きまといます。

このような限定的な効果と危険性が付きまとう高額なセラミドを使うぐらいなら、既存のスキンケアで最も大切な『保湿』をしっかりと行ったほうが良いと思います。

私が化粧品に携わるようになり20年以上、いろいろなトラブル肌に悩む人の声を聞いてきました。その中には、驚くべき共通点がありました。

それは、肌トラブルに悩む人の多くは、正しく『保湿』ができていないという点です。

しかも、保湿ができていないことに無自覚です。自分では、「きちんと保湿ができている」と思っています。それは特に、通常のスキンケア、化粧水・乳液・美容液などを使ってる人に多い傾向にあります。

あなたは、いかがでしょうか?
化粧水や乳液を使った通常のスキンケアをしていませんか?

実は、保湿には、『効果のある保湿』と『効果のない保湿』があります。長年、肌トラブルに悩む方の多くは、知らず知らずのうちに『効果のない保湿』を続けています。

もしかしたら、あなたの行っているスキンケアは、『効果のない保湿』かもしれません。『効果のない保湿』をいくら頑張っても肌トラブルは改善しません。

セラミドなどの美容成分に高い美容効果を期待する前に、一度、あなたの保湿を見直してみはいかがでしょうか?

もし、あなたが、、、

  • 長年スキンケアを行っているのに、肌トラブルが改善しない
  • だから、セラミドのような美容成分に頼りたくなった
  • もう、スキンケアに無駄な時間とお金をかけたくない

と思っているなら、ぜひ、『効果のある保湿』を知ってください。

「保湿効果の違いって何?」と疑問に思った方は、今すぐ『効果的な保湿と効果のない保湿の違いとは?』をご覧ください。きっとあなたの美肌づくりのお役に立つはずです。