セラミドとは?

セラミドとは、スフィンゴシン塩基のアミノ基に脂肪酸が酸アミド結合したもの。
人体においては、表皮の一番上にある『角質層』にあり、角質細胞同士をつなぎ合わせる役割を持つ細胞間脂質を構成する成分のひとつ。

化粧品の成分としてのセラミド

化粧品には、セラミドは保湿剤として配合される原料。
細胞間脂質を構成する成分のひとつであるため、角質層との親和性が高いとされる。

化粧水によく用いられるが、セラミドは固形の脂質であるために溶解性がとても悪いため、化粧水には効果があるとされる量を配合できないことが多い。

クリーム類には溶けやすく、効果があるとされる量を配合しやすいものの、使用感が非常にべたつく。その結果、配合量が少なくされがちで、セラミドによる効果は見込まれにくい。

セラミドの種類について

もともと天然のセラミドは、動物の脳から抽出されていたため、生産される量も少なく、高額となり、入手困難な原料でした。それに追い打ちをかけて、2001年に狂牛病問題が起こり、厚生労働省局長通達により同年3月13日以降はウシなど由来の原料の化粧品や医薬部外品、サプリメントに使われる原料の一部が規制され、ますます入手困難な原料となった。

しかしその後は、植物由来のものや、発酵法や有機合成法、またはこれらの組み合わせによって、天然のセラミドと同様の化学構造をもった代替えセラミドが開発され、入手が容易になった。

植物由来としてはスフィンゴ糖脂質、
発酵法としてはスフィンゴモナス抽出物、
合成法としてはNーラウロイルLーグルタミン酸ジ(フィトステリル-2-オクチルドデシル)、N-ラウロイルL-グルタミン酸(フィトステリル・ベヘニル-2-オクチルドデシル)
などが使用されています。

ほかにも、インターネットの情報サイトでは、以下のように表現されることがあるようです。

  • 天然セラミド
  • 合成セラミド
  • ヒト型セラミド
  • ヒト型ナノセラミド
  • 植物セラミド
  • 疑似セラミド
  • バイオセラミド
  • 高濃度セラミド
  • ミルクセラミド

しかし、これらは過去にあったセラミドと自社のセラミドを差別化する際に用いられた通称であるため、区分する明確な定義は存在しない。

化粧品原料として使用されるセラミドは、おおむね以下の6種類となる。

  1. セラミド1
  2. 表示名称:セラミド1、セラミドEOP
    INCIコード:Ceramide-1,Ceramide EOP

  3. セラミド2
  4. 表示名称:セラミド2、セラミドNS、セラミドNG
    INCIコード:Ceramide-2,Ceramide NS,Ceramide NG

  5. セラミド3
  6. 表示名称:セラミド3、セラミドNP
    INCIコード:Ceramide-3,Ceramide NP

  7. セラミド4
  8. 表示名称:セラミド4
    INCIコード:Ceramide-4

  9. セラミド5
  10. 表示名称:セラミド5
    INCIコード:Ceramide-5

  11. セラミド6
  12. 表示名称:セラミド6Ⅱ、セラミドAP
    INCIコード:Ceramide-6Ⅱ、Ceramide AP