セルロースガム

  • 表示名称:セルロースガム
  • INCIコード:Cellulose Gum
  • 一般名:カルボキシメチルセルロースナトリウム

セルロースガムは、どのように作られるのか

水溶性セルロース誘導体の一種で、セルロースにモノクロロ酢酸ナトリウム溶液を加え、水酸化ナトリウムを加えて製造される。

白色で無味無臭の粉末、粒、または繊維状であるが、水に溶けると粘性の液状になる。

セルロースガムの性質

皮膚刺激、感作作用はなく、無害。

親水性、溶液の高粘性、フィルム形成能、保護コロイド性、接着性など、すぐれた性能があり、化粧水・乳液・クリームなどの粘度調整、感触改良、乳化安定剤として配合される。

また、無機粉末類の懸濁剤として乳液・ファンデーションなどに配合する。

シャンプーの粘度調整、泡の安定性を増加させる。

ほかの保湿成分との併用で相乗的な保湿効果が得られる。

コンパクトパウダー・コンパクトルージュの粘結剤、そのほか頭髪用化粧品・パックなどに配合。

医薬品では親水性の軟膏基剤、さらに食品・洗剤・製紙繊維・塗料工業など、幅広い用途で使われている。

セルロースガムがよく使用される製品

主に、結合剤、乳化安定剤、皮膜形成剤、親水性増粘剤などとして、乳液やクリーム、美白クリーム、パック、ファンデーション、コンパクトパウダー、コンパクトルージュ、シャンプー、頭髪用化粧品などに配合。

食品、洗剤、製紙繊維、塗料工業などにも配合。

医薬品では、錠剤、顆粒、軟膏、湿布薬、X線造影剤やシロップ状飲み薬などにも配合。

更新日:2017.11.01投稿日:2013.11.11

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