BBクリームとCCクリームの違いと効果は?

BBクリームとは?

2008年頃に突如として現れたBBクリーム。
BBクリームの『BB』とは、Blemish(傷・欠点・気になる部分) Balm(香油・保護)の略称です。

元々は、ピーリングなどの美容施術後にダメージを受けた際、肌の炎症を抑えたり、紫外線から肌を守ったり、傷跡をカバーするために作られたクリームです。
本来のBBクリームは、あまり一般的に使われるものではなかったのですが、2008年にオールインワン化粧品として紹介されると、一大ブームになりました。
今では、BBクリームと言えば、美容施術後のダメージをカバーするというより、スキンケア効果+メイク効果がひとつでできる化粧品とされています。

検索ツール『Google(グーグル)』の検索数の結果を見ると、2008年、BBクリーム発売当初に比べると現在は半分程度ですが、それが5年ほど、ずっと安定しています。
検索結果が多いということは、それだけ商品が増えていたり、使った人がブログに載せていたり、と注目を浴びているという事実に繋がります。
この結果を見ると、すっかりスキンケアの1アイテムとして定着したようです。

オールインワンジェルのように、「化粧水・乳液・美容液などのスキンケアが一つできる」というコンセプトに、メイクという付加価値を付けたことが、「スキンケアやメイクを少しでも楽にしたい」という人の欲求に答えたことがヒットの秘訣でしょう。

CCクリームとは?

そして、BBクリームの流れに追随するように、昨年これまた突如として現れたCCクリーム。
CCクリームの『CC』とは、Color(色・色彩) Control(支配・管理) であったり、 Complete(全部の・完璧な) Correction(訂正・修正・補正)など、販売している化粧品メーカーによってマチマチです。

CCクリームの機能は、BBクリームと同じ、スキンケア効果+メイク効果です。
違いは、メイク効果の部分です。
BBクリームの場合は、もともと傷跡をカバーする目的で作られたために、以前の目的から変化したとはいえ、非常に高いカバー力を持っています。
そのため、どうしてもメイクの仕上がりに、「塗りました感」が出てしまいます。
嫌な言い方をすると、厚化粧に見えます。

それに比べて、CCクリームは、カバーするのではなく、光の反射と目の錯覚を利用して、色補正によって周囲の肌の色となじませる、とのこと。
BBクリームがカバー力に対して、CCクリームはカモフラージュ力。
そのためBBクリームに比べて、ナチュラルでより自然なメイクの仕上がりになるようです。

ただ、残念ながら、『Google(グーグル)』の検索数結果を見ると・・・、
発売した昨年は、BBクリームの半分程度の検索数です。
今年になると、さらにその半分程度に落ちています。
どうやら、CCクリームは、BBクリームほどのブームにならなかったようです。

実は、BBクリームとCCクリームは、私にとって非常に疑問の多い化粧品なんですよね・・・。

そこで、ちょっとBBクリームとCCクリームの裏側を考察したいと思います。

BBクリームの裏側を考察!

まず、BBクリームについて、不思議に思うことがあります。

それは、「なぜ、名前を変えなかったのか?」ということ。
元々のBBクリームは、美容施術後に受けた肌のダメージを隠すものです。
今現在、普通に認識されているBBクリームの効果とは、かなり違います。
ですから、どうせなら、まったく新しい商品として、新しい名前で出したほうが混乱もしないし、分かりやすいと思います。

では、なぜ、BBクリームという名前はそのままで、効果のほうが変わってしまったのか?
私見を述べさせていただきたいと思います。
実は、化粧品業界ではこういったことはよくあります

あくまで私の予想ですが、初期の頃のBBクリームは、今のBBクリームと違ったと思います。
ただ、元々のBBクリーム(美容施術後の傷を隠す目的のもの)の売り文句に、オールインワン機能を足しただけだったと思います。

そもそも、傷跡を隠すほどのカバー力を持たせてしまうと、それほど高いスキンケア効果を持たせることはできません。
それに、通常のメイクで傷跡を隠すほどのカバー力なんて必要ありませんからね。
だから、徐々にカバー力を落としつつ、スキンケア効果を高めていって、今の形に落ち着いたのだと思います。

つまり、カバー力メインのBBクリームに、スキンケアとしての効果があるという宣伝をしたら、思いのほか売れてしまい、途中で商品名を変えることができなくなって、そのままのBBクリームという名前を使ったのだと思います。

他の美容関連の事例でいうと、ピーリングなんかもそうですね。
もともとは、シワに対して考えだされたものですが、日本に入ってくるときにシミに対しての美容施術に変わっていました。
これは、ピーリングが考えだされた欧米では、女性が抱える一番の肌の悩みがシワなのに対して、日本の女性の場合はシミだったからです。
本来の目的から、売れる状況に最適化したんですね。

BBクリームも同じです。
本来カバー力中心だったのをあたかもスキンケア効果も高いように最適化したのでしょう。
まさに、BBクリームを取り扱う化粧品メーカーからすれば、『瓢箪から駒』状態だったと思います。

ところで、元々の意味で作られた方のBBクリームって、今はどうなったんでしょうね?
もしかしたら、そっちの方が改名してるかも・・・。

CCクリームの裏側を考察!

次に、CCクリームですが、これは完全にBBクリームの派生商品に見せかけた便乗商品でしょう。

つまり、BBクリームが売れたのを横目に見ていた他の化粧品メーカーが、「くそ~BBクリームめちゃくちゃ売れてんな~」と悔しさをにじませた結果、「そうだ、BBクリームのカバー力を逆手に取って、自然な仕上がりのクリームを作ろう。名前は、BBクリームに便乗してCCクリームにしよう!俺って天才、ムフフフ・・・」というノリで作ったのでは・・・と勝手に想像(妄想)します。

だから、『CC』の意味も、Color(色・色彩) なのか、Control(支配・管理) なのか、はたまた、 Complete(全部の・完璧な)なのか、それとも、Correction(訂正・修正・補正)なのか・・・統一されておらず、メーカーによって違うのでしょう。

実際に、調べてみると、売れてるBBクリームの化粧品メーカーで、CCクリームを出しているところは見当たりませんでした。
(すべての化粧品メーカーを調べたわけではありませんので、もしかしたらあるかもしれません。その点はご容赦を。)
あるBBクリームの化粧品メーカーでは、CCBBクリームという意味の良く分からないものがありました。

まとめると、BBクリームもCCクリームもスキンケア効果とメイク効果が一つで済むというのが売り。
それぞれの違いは、メイクの仕上がりが『ガッツリ』か『あっさり』かの差ということです。

で、ここまで書いた効果が本当なら特に問題ないのですが、実際に、本当にそんなに都合よくスキンケア効果とメイク効果がひとつの化粧品の中に同居できるでしょうか?

BBクリームやCCクリームの効果はどうよ?

BBクリームとCCクリームのメイクアップ効果に関しては、特に問題はありません。
でも、スキンケア効果に関しては、大いなる疑問と疑いを持っています。

そもそも化粧品は、大きく分類すると2種類に分かれます。
肌そのものを健やかに保つスキンケアを目的とした化粧品。
美しく見えることに重点をおいたメイクアップ機能を重視した化粧品。

スキンケアの発想は、非常に日本人と親和性が高く、毎日お風呂に入って汚れを落とす文化に共通するところがあります。
一方、メイクアップの発想は、ヨーロッパ的で、身体を洗うより香水を使うことで気になるニオイを消してしまおうという文化に近いものです。

ですから、私の個人的な意見は、スキンケアは世界的に見ても日本が優れていると思います。
一方、メイクアップ化粧品や香水の香りに関しては、ヨーロッパの方に一日の長があります。

これは他の分野でも言えることです。
日本の車は、故障が少なく低燃費なものが多いですが、デザインや性能を重視したスーパーカーと言われる車はヨーロッパのものが多いです。
家具なんかも、日本の家具は丈夫で長持ちしますが、ヨーロッパの家具はおしゃれで色使いも豊かです。

日本は、質実剛健。
ヨーロッパは、豪華絢爛というイメージです。
これは、どちらが優れているかという問題ではなく、文化の差からくるものだと思います。

つまり、日本とヨーロッパの文化の差と同じように、スキンケアとメイクアップというのは、明らかに別物なのです。
その別物であるものを一つにしても、相性が悪いので、本来の効果は発揮できません。

メイクアップ効果の一番の目的は、ファンデーションを塗布することでシミ・ソバカスを隠すメイク機能です。
メイクアップは、色素が肌に浸透するのではなく、肌の上に長時間維持することが重要視されます。
もし、肌の中にまで色素が浸透すれば大変なことになります。
色素は、肌にとって異物以外の何物でもありません。
確実に肌トラブルの元になります。
それに、肌に色素を入れることはタトゥや刺青であり、もはやメイクアップ機能の範疇ではありません。

一方、スキンケアの一番の目的は、保湿です。
保湿は、たっぷりの水分与え、それを保湿・油溶性成分によって肌の表皮に保持することが目的です。
つまり、肌(角質層)に浸透させる必要があります。
浸透させずに、肌の上に水分をのせただけでは、過乾燥を引き起こし、さらに乾燥状態を助長します。

このように、BBクリームやCCクリームには、肌の表面で維持させることと肌の中に浸透させることが同居していることになります。
こういった矛盾を抱えた化粧品はどうなるのか?

多くの場合は、二つのパターンのどちらかになります。
一つは、相反する効果が喧嘩をして、どちらも中途半端になり、効果の低い化粧品になる。
もう一つは、見た目は2つの効果があるように見えるけども、実際は、1つの効果が重視されており、一方の効果はほぼない化粧品になる。

私の個人的な見解では、BBクリーム、CCクリーム共に、後者だと思います。

つまり、メイク効果を重視したクリームで、スキンケア効果はほとんど期待できないもの、です。
ですから、BBクリームとCCクリームを選ぶ際は、スキンケア効果よりも、メイク効果を重視すると良いと思います。

実際に、使ってみると・・・、
確かに、さほど乾燥を感じないのですが、それは保湿というよりメイク効果を高めるためにたっぷり配合されている油溶性成分のおかげでしょう。
もちろん多少の保湿効果はありますが、正しい保湿効果(水分を与え、その水分を保持する)とは異なると言えます。
(正しい保湿の意味はこの記事を読んでください。)

健康な肌の方は、BBクリームやCCクリームのみを使用しても問題ありません。
健康な肌というのは、そもそもスキンケアをそれほど必要としていません。
羨ましい限りですが・・・。

でも、私のように敏感肌&乾燥肌の人にとっては、スキンケアによる保湿効果は必須です。
もし、BBクリームやCCクリームを使っているのに、肌トラブルが改善されない人は、スキンケアによる保湿効果が足りていないことが原因と考えられます。
その場合は、一手間増えて面倒かもしれませんが、保湿に特化した基礎化粧品をきちんと使ってください。

ちなみに、私が作った正しい保湿(水分を与え、その水分を保持するもの)に特化した基礎化粧品はこちらです。
あなたのキレイ肌になるお役に立てれば幸いです。

補足として・・・、
私の周りにも過去にBBクリームを使った人に感想を聞いたところ、概ね、「スキンケアというよりメイクとしての機能が高い」とのことでした。
で、結局、BBクリームをやめて、これまで使っていた通りのメイク化粧品とスキンケア化粧品に戻ったそうです。

BBクリームは未だに結構な露出をしているのに、『Google(グーグル)』の検索結果では、ブーム時の半分に落ち着いていること。
その後に発売されたCCクリームは、BBクリームの半分程度の検索数しかないこと。
これは、口コミも少なくなり、新発売されることも少なくなり・・・ということを意味します。
こういった状況から、「便利!」と皆がこぞって使いだしたブームはもう終わり、使っていた半分ぐらいの人は、メイク機能を重視する人は本来のメイクアップ化粧品へ、スキンケア効果を重視する人は基礎化粧品へと、戻っているのでは、と推察します。

井上龍弥

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