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市場規模から見た、『男性用化粧品(メンズコスメ)って売れているの?』という話、次に、私のように超敏感肌の男性のために、『敏感肌だと、男性化粧品(メンズコスメ)を使ってはいけない3つの理由』という男性用化粧品について、過去2回触れてきました。

その中で、化粧品全体の市場規模から見れば、男性化粧品の市場はわずか4.3%という非常に小さいものだという話をしました。実はこれって、基礎化粧品(スキンケア)だけの数字ではないのです。

男性化粧品(メンズコスメ)の市場は、ほとんどが薄毛で成り立っている

男性化粧品で一番売れているのは、実は、ヘアケア製品です。男性化粧品市場全体の1000億中、メンズフェイス市場なんて、たった200億程度しかありません。残りの800億の市場の大半はヘアケア市場です。

男性化粧品市場の多くが、ヘアケアに集中するのには理由があります。その理由は、育毛・発毛の類です。これも男性と女性の差でしょうね。女性に比べて、男性は圧倒的に薄毛が多いからです。

そして、薄毛は何かと馬鹿にされたり、軽んじられる傾向にあります。だから、悩んでいる人も必然的に多くなります。テレビCMや雑誌の広告でも、この系統が圧倒的に多いです。

実は・・・私は超・敏感肌の他にも、いろいろと問題を抱えています。私が抱える数ある問題の中の一つが薄毛・・・ぶっちゃけ、ハゲ問題です(苦笑)。

私は、生まれたその日から毛が薄く、細く、猫っ毛です。今でも私の生まれたてを知っている叔母は、42歳になる私を捕まえては、「生まれた時はホンマにきれいな頭していたな~。洗い小芋みたいやったわ~( *´艸`)」と遠い目をして笑います。『洗い小芋』とは小芋を洗ったあとのつるつるの状態のことです。さぞかし私の頭はツルツルだったんでしょう・・・。

特に、昨年に息子が生まれてからは、息子の頭を見る度に、遠い目をして昔を懐かしんでいます。(息子の髪の生え具合は、どうやら私に似ているそうです。かわいそうに・・・)

中学生の頃から馴染みの散髪屋のおやじには、「お前は将来、絶対ハゲる!」と断言(予言?)されて以来、私はハゲない方法を探し求めました。もちろん、この散髪屋のおやじもハゲています。

先日、娘と話している時に、何がきっかけでそんな話をすることになったのか忘れましたが、「私がハゲたら」という話題になると、涙ぐんで、「ムリ!!!」と言われました。ん~、そんなことを言われても、遺伝子の力には勝てません。父も祖父も、かなりハゲています。父の兄弟を見ても、完全なるハゲのサラブレッドです。

年々、髪は細くなり、本数は間違いなく減っていると思います。近い将来、私も間違いなくハゲるでしょう。このことがあってから、思春期の頃に克服した「ハゲてもいいや」という諦めから、「娘(10歳)が納得してくれるまでは、ハゲたくない」という気持ちがふつふつと湧き出てきましたが、こればかりは祈るしかありません。

例え発毛・増毛効果は気休めだと分かっていても、薄毛・ハゲで悩む男性はワラにでもすがりたい思いなのです。私には、痛いほどよく分かります。このようにひとそれぞれ動機は違っても、みんなハゲるのは嫌なんです。そして、こういった人たちが男性化粧品の市場の多くを占めています。

男性は、薬用シャンプーが不要なことにそろそろ気づいている

私は、化粧品業界に入って、薬用育毛シャンプーの真実を知って愕然としました。その真実は、シャンプーを使っても、実際には「薄毛・ハゲは治らない」という真実です。

まず、化粧品のシャンプーは、薄毛・ハゲに効果はありません。頭皮を清潔に保ったり、健やかな状態にする効果はありますが、発毛や育毛効果はありません。

医薬部外品のシャンプーには、育毛効果は認められているものの、そもそも医薬部外品は指定した原料を決められた量を配合すれば申請できて簡単に認められるものです。シャンプーという形状はそもそも洗い流すものなのですから、そこに一定量を配合したからと言って、大した効果は期待できません

いくつか育毛シャンプーを試しながら、いろいろと知識が増えてくると、「育毛シャンプーを使っても無駄かも・・・」と気づきだします。いくら薄毛のタレントを使ってCMを行い、その後、そのタレントの髪の毛が増えたように見えたとしても、そこにはからくりがあることに気づくのです。髪型を変えたり、増毛していたり、メスを入れていたり、といろいろです。絶対に宣伝しているシャンプーのみの力で髪の毛が増えたわけではありません。こういうの、ダイエット広告なんかと同じですね。

こうして男性化粧品の頼みの綱である薄毛・ハゲ改善効果のトリックにも気付き、みんな育毛シャンプーを使うのを止めます。こうして市場は大きくならず、一定数の新しい人が入って行くと、ほぼ同数が出ていきます。その結果、男性化粧品の市場は大きくもならず、現在の小規模な市場を維持してるのです。

余談ですが、ハゲに悩んでいる人は薬用育毛シャンプーなんか使わずに病院に行ったほうが良いと思う

ちなみに、私の周りでも、私と同じくハゲに悩んでいる人はたくさんいます。その中で、ハゲから復活している人もいます。その人達に共通しているのは、皆、病院に行っているということです。行うべきは『治療』です。ミノキシジルなどの薬を処方されて飲んでいます。その効果により、本当に髪の毛が生えてきたり、濃くなってきています。最初、こういった人たちを見た時は驚きました。カツラだと思っていましたので(笑)。

どんな薬もそうですが、全員に効果があるわけではなく、持病や状態によって使える・使えないはありますが、薬用シャンプーとは比べ物にならない効果であることは確実です。

ただ、こちらは薬品なのでどんな副作用があるかは、自分で調べたり、複数の医師の診察を受けて、実際に確認しましょう。たとえば、ミノキシジルは本来は薄毛・ハゲ用に作られた薬品ではないので使い続けた結果、あなたの頭皮に何が起こるかも分からないそうです。ここは自己責任ではありますが、本気で悩み、その悩みを薬用シャンプーにのみ委ねて効果が無いという方は挑戦してみるのもアリではないでしょうか。

井上龍弥

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