赤ちゃんのバスタイムに関して、多くの新しいパパやママが気になるのが、お湯の適正な温度ではないでしょうか。大人が心地よく感じる温度は、赤ちゃんにとっては必ずしも適切ではないのです。そんな「どの温度が最も良いのか?」という疑問を抱える保護者の方々へ、この文章では、赤ちゃんのバスタイムに最適な温度と、身体を洗う際のアドバイスをお伝えします。赤ちゃんとのバスタイムがより快適になるヒントを提供できれば嬉しいです。
赤ちゃんのバスタイム:必須アイテムをチェック
赤ちゃんをお風呂に入れる前の準備はとても大切です。全てのアイテムを整えておくことで、赤ちゃんの入浴中に予期せぬトラブルや寒さを感じるリスクを減少させることができます。
赤ちゃんの入浴に必要とされるアイテムを以下に挙げます。
・ベビーバス
色々な形や使い勝手のものがあります。お家の環境やスペースに合わせて選ぶことが重要です。また、赤ちゃんを安全に支えられる設計や、排水がしやすい構造のもの、収納時にスペースを取らない折りたたみ式など、利便性を追求した商品も多くあります。
・温度計
肌感だけでお湯の温度を判断するのは難しいです。赤ちゃんが快適に入浴できるよう、温度計は絶対に備えておきたいアイテムです。途中でお湯が冷めてきてもすぐに気づけるため、適切な対応が可能となります。
・石けん、シャンプー
赤ちゃんの敏感な肌に合わせた、優しい成分の石けんやシャンプーを選びましょう。香料や色素が入っていない、低刺激な商品がベストです。
・ガーゼ
赤ちゃんの柔らかい肌に触れるものなので、やわらかな触り心地のものを選んでください。また、お風呂の時に赤ちゃんが不安になることを考慮し、大判のガーゼを用意し、赤ちゃんの上にかけると安心感を与えることができます。
・バスタオル
赤ちゃんをお風呂から上げた後の体を拭くために使います。しっかりと水分を吸収する、ふんわりとした大きめのタオルが理想的です。
これらのアイテムを整えて、赤ちゃんのバスタイムをより楽しく、安全に過ごすためのサポートをしましょう。
赤ちゃんのバスタイム:最適な温度と適切な時間とは?
赤ちゃんのバスタイムにおいては、お湯の温度だけでなく、適切な入浴時間も大切な要素となります。適切な温度であっても、時間が過ぎたり短すぎたりすると、赤ちゃんにとってはストレスとなってしまうことも。
赤ちゃんのお風呂の理想的な温度や適切な時間についての情報を、後ほど詳しくお伝えします。
ちょうど良いお湯の温度とは
赤ちゃんをお風呂に入れる際、大人がリラックスするような熱めの温度ではなく、ややぬるめの温度が望ましいのです。通常、38~40℃の範囲がおすすめの温度とされています。
さらに、赤ちゃんが心地よくバスタイムを過ごせるように、季節に応じて微調整を心掛けてください。暑い夏は38℃、寒い冬は40℃に設定するのがよいでしょう。特に冬場は、浴室が冷えていることがあるため、入浴前に暖房を利用して部屋を暖めることを推奨します。
お風呂での最適な入浴時間
赤ちゃんの入浴時間は、短めが理想的です。長時間の入浴は、肌に必要な皮脂を奪い去り、乾燥などの肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。また、赤ちゃんの体調や気分にも影響を与えかねません。
具体的には、赤ちゃんのバスタイムは5分以内を指標として心掛けてください。その際、洗浄やスキンケアは迅速かつ丁寧に行うことが大事です。赤ちゃんの頭や身体を洗った後は、直ちにタオルでしっかりと水分を取り除いてあげることが重要です。赤ちゃんの入浴に際しては、前もって必要なアイテムを整えておくことで、スムーズに進行できます。
赤ちゃんの体をきちんと洗う際の注意点
赤ちゃんの皮膚は非常にデリケートです。そのため、入浴時のケアもとても大切になります。次に、赤ちゃんの頭や体をきちんと洗う方法や、ケアのポイントを具体的に解説します。
髪の毛を清潔に保つ方法
髪の毛をきれいに洗うためには、シャンプーをしっかりと泡立てることが非常に重要です。その上で、豊かな泡を使って、指の腹部を使って頭皮を優しく洗います。この際、爪を使ってゴシゴシと洗わないよう注意が必要です。そうしないと、頭皮にダメージを与えてしまう可能性があります。
髪の毛や頭皮には皮脂がたくさん分泌されるため、きちんと洗わなければなりません。特に、生後3ヶ月までの赤ちゃんは皮脂分泌が特に盛んなので、手を抜かずに洗うことが大切です。健やかな頭皮環境を保つためにも、入念に洗ってあげることが推奨されます。
シャンプーで洗う作業が終わったら、シャワーまたは事前に用意した湯でしっかりと洗い流しましょう。シャンプーの成分が残ってしまうと、肌トラブルの元となる可能性があるので、すすぎも丁寧に行ってください。
赤ちゃんの身体をきれいにする際のポイント
赤ちゃんの髪を丁寧に洗った後は、続けて顔と身体を洗います。顔は、ぬるま湯で湿らせたガーゼを使って、優しく拭き取ってください。身体を清潔にする際には、ボディシャンプーや石けんをきちんと泡立て、身体を泡でやさしく包むように洗います。
首の部分から徐々に下へと進めながら、順番に洗うことで、洗い残しを防ぐことができます。身体の前面をきれいにしたら、背中やお尻など、後ろ側も注意深く洗い上げます。特に、脇やおしり、太もものくびれなどの部分は、汚れが溜まりやすいため、特に丁寧に洗うことが望ましいです。
身体を全体的に洗った後は、シャワーまたは前もって準備したお湯で、しっかりと洗い流します。洗剤の成分が肌に残らないように、きちんとすすぐことも重要です。
赤ちゃんの身体を乾かす方法
入浴が終わったら、柔らかくて吸水性の良いバスタオルを用いて、赤ちゃんの身体の水分を優しく拭き取ります。この際、力を入れてこすらずに、軽くタオルを当てるだけで水分は取れます。肌に刺激を与えないように、心地よく乾かしてあげることが大切です。
お風呂上りのスキンケアのコツ
お風呂から上がった後、赤ちゃんの頭や体を優しくバスタオルで拭くと、次にスキンケアのステップが待っています。保湿のアイテムを活用してケアを進めることで、赤ちゃんのデリケートな肌を乾燥から守ることが出来るのです。
赤ちゃん専用のスキンケア商品を選ぶ際は、肌への優しさや低刺激性が重要です。「アレルギーテスト(パッチテスト)をパス」という表記があるかも、選ぶ基準の一つとして参考になります。
保湿アイテムとして多種多様なものがありますが、例えば、
- ローション
- 乳液
- クリーム
- ワセリン 等
これらの中から、赤ちゃんの肌質や状態に適したものを見極めて選んでください。ローションからワセリンへと移るにつれて油分が増します。それぞれの特徴を理解し、赤ちゃんの肌の水分・油分のバランスを保つためのアイテムとして利用しましょう。
使う際の参考として、冬場など乾燥が気になるときは、油分の多いクリームを用いることや、夏場はローションや乳液を使って軽やかに保湿するなど、季節感を取り入れてのケアが有効です。
もちろん、絶対的な「夏はこのアイテム」「冬はあのアイテム」というルールは存在しないため、赤ちゃんの肌の様子を見つつ、最適なケアアイテムを選ぶことが肝心です。
特に乾燥が気になる部分には、ワセリンを少し多めに使用して保湿を強化するのも良い方法です。
以上のポイントを念頭に置き、入浴後のしっかりとしたスキンケアを日常に取り入れていきましょう。
総括
赤ちゃんとのバスタイムを心地よく過ごすためには、事前のアイテムの準備が鍵となります。必要なものをきちんと揃えて、心地良い温度での入浴をサポートしましょう。赤ちゃんの健康を考え、長風呂は避けて、5分程度の短時間の入浴を意識することが望ましいです。
体をきれいに洗った後は、スキンケアが欠かせません。洗い方にも気をつけて、しっかりと洗い流しを行い、肌に残らないよう心がけることが大切です。そして、保湿のステップで、赤ちゃんの柔らかい肌を守るためのケアを施してあげましょう。これにより、赤ちゃんの肌は常に健康で、潤いを保つことができるでしょう。
更新日:投稿日:2024.03.02