顔を洗った後にピリピリする感じ、気になりますよね？
普段のルーティーン通りに洗顔をしているのに、ピリピリとした不快感を感じること、実は多くの方が経験しているものです。
この感じ、何でしょうか？どうしたら和らげることができるのでしょうか？
この記事では、そのピリピリ感が生まれる背後にある理由や、それを和らげるための取り組み方を詳しくご紹介します。
ピリピリに悩んでいる方、ぜひこの情報をもとに、肌のケアの参考にしてみてくださいね。
なぜ顔がピリピリするの？ 考えられる主な理由は3つ
普段通りに洗顔をしているのに発生するその後のピリピリ感。
その背後には、主に3つの要因が考えられるんです。
それぞれの要因に該当するか、じっくりとチェックしてみましょう。
１．皮膚の守り手であるバリア機能の低減
私たちの皮膚は、外側から数えて、表皮、真皮、皮下組織という3つの層で成り立っています。
そして、皮膚の最も外側に存在するのが角層と呼ばれる部分です。
この角層には、私たちの大切な肌を外部からのさまざまな刺激から守る役割があります。
しかし、時として、このバリア機能が低減することで、かつては気にならなかった刺激に肌が敏感に反応してしまうことがあります。
その結果、赤みやピリピリ感を引き起こすのです。
このバリア機能の低減の要因として、洗顔の際の強い摩擦や不適切なスキンケアの方法が挙げられます。
例えば、肌を強くこする洗顔や、化粧水をつける際の強い叩きなど、ご自身のケア方法に思い当たることはないでしょうか。
２．ケア商品の成分がもたらす刺激
もう1つ、洗顔後のピリピリ感を感じる原因として考えられるのは、スキンケア商品の中に含まれる成分によるものです。
特に、敏感な状態になった肌は、アルコールやメントールといった清涼成分、さらには香料や色素、保存料など、これまで気にならなかった成分に対して反応を示すことがあります。
これらの成分は通常、健やかな肌では問題を引き起こすことは少ないのですが、バリア機能が弱まった肌では刺激を感じることがあります。
３．外側からの直接的な刺激
肌のバリア機能が弱まると、普段は意識しないような直接的な刺激にも反応しやすくなります。
例として、スキンケアの際に使用するコットンや、普段使いのマスク、さらには衣類の摩擦や髪の毛の触れる感じなどが考えられます。
コットンを使ってのケアや、マスクの素材に敏感に反応している可能性も。また、花粉の季節にマスクを使用することで、その摩擦が原因となっていることもあり得ます。
あるいは、衣服の素材や髪の毛が肌に刺激を与えている可能性も考えられます。
もし、スキンケア商品に問題がないと思われる場合は、これら外界からの刺激がピリピリ感の原因であるかもしれません。
肌がヒリヒリすると感じたら試してほしい３つの対策
肌がヒリヒリと感じるのは、多くの場合、何らかの要因で肌がデリケートになっている可能性が高いのです。
そんな時、お肌に余計な負担をかけないようにすることがとても重要です。
そこで、心地よく肌を守るための３つの手順をご紹介します。
優しい洗顔を心がける
ヒリヒリ感がある時の洗顔は、肌を傷つけないよう特に気をつけてください。
低刺激の洗顔料を選び、強くこすって皮脂を取り過ぎないようにしましょう。
スクラブ入りのものは避けたほうが良いでしょう。
また、顔を洗うときは、一度でしっかりとメイクや皮脂を落とすのがベストです。
何度も何度も洗うことは、肌に負担を与えます。
優しく洗顔料をたっぷりと泡立てて、泡のクッションで優しく洗うのがコツです。
そして、クレンジングも大事。
適切なものを選び、摩擦を最小限にしてすばやく落としましょう。
洗い流す際は、熱すぎるお湯は避けて、ちょうど良いぬるま湯を使用すると、肌が喜びますよ。
２．こまめで丁寧な保湿を
お肌の保湿は、ヒリヒリ感を和らげるためにとても大切です。
化粧水やローションで水分をたっぷりと補給した後、乳液やクリームでしっかりとロックしましょう。
そして、優しく丁寧にスキンケアをするのが鍵です。もし、ヒリヒリ感が強いときは、敏感肌向けのアイテムを選ぶといいかもしれません。
そして、スキンケアをする際は、手は必ず清潔にしてくださいね。
３．肌を刺激するものは避ける
もし、肌を刺激するものが分かっているなら、それを避けるよう心掛けましょう。
例えば、特定のスキンケア商品やアクセサリー、衣類などがあるかもしれません。
特に、アルコールやメントールなどの刺激的な成分が入った製品は、この時期には避けた方が良いでしょう。
また、金属製のアクセサリーが原因の場合、その使用を一時的に控えることをおすすめします。
原因か分からない場合は、皮膚の専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
肌がヒリヒリと感じる原因には、皮膚のバリア機能が低下していることや、使用している製品、外部の刺激など、さまざまな要因が考えられます。
そんな時、一番大切なのは、肌に優しく接すること。
優しい洗顔、適切な保湿ケア、そして刺激の原因を避けることで、肌を守りましょう。
更新日：投稿日：2024.03.02
