子供が外で遊ぶこれからの季節、虫さされに警戒しよう!

夏になると子供たちの外遊びも増え、虫に刺される機会も多くなります。

気温の上昇と共に虫たちも活発になり、特に蚊が子供たちの周りで飛び始めます。

子供たちは虫に刺されると掻きむしってしまうことも多く、大人でも痒みに耐えるのが難しいです。

掻き始めると痒みは増す一方で、結果として状況は悪化してしまいます。

そうならないためにも、虫刺されに対する正しい知識を身につけ、対策をしましょう。

目次

虫さされ時の症状と対処の手引き

遊びに夢中の子供は虫さされに気がつかず、大人もかゆみが出始めてから気づくことがしばしばです。

子供は大人より痒みに耐性がなく、眠っている間にも無意識のうちに掻いてしまいますが、掻き過ぎると傷ができてしまい、辛い状況が続くことになります。

虫さされの主な原因は蚊ですが、蚊だけでなく他にも多くの虫が痒みの原因になります。

虫の種類に応じた対処法を把握しておくことが重要です。

虫さされの原因となる虫の種類

公園や自宅の庭だけでなく室内でも虫さされへの注意が必要です。

とはいえ小さな虫を見つけ出すのは、とても難しいです。

以下に、虫さされの症状を引き起こす代表的な虫の種類を挙げます。

・蚊

温度が上昇すると活動的になる蚊は、虫さされを引き起こす最も一般的な虫です。

屋内外を問わず細かいスペースから子供たちのそばに忍び寄ります。

・ダニ

非常に小さなダニは、見つけにくく、刺されたことに気付かないこともしばしばです。

ネズミのいる環境では特に発生しやすく、山や茂みにはマダニがいます。

マダニに刺されると、特徴的な激しい痒みと赤い発疹が現れます。

・ブユ(ブヨ、ブト)

黒くてハエのような外見のブユは、高原や山間部でのハイキング時によく出会います。

刺されると赤い腫れが残り、かゆみも徐々に強まります。

・ノミ

ノミはペットをはじめ、公園や庭でも見られ、足やすねを刺されることが一般的です

強いかゆみや水ぶくれができることもあるので、ペットを飼う家庭では注意が必要です。

・ムカデ

ムカデは見た目にも識別しやすく、刺されると激しい痛みを伴います。

落ち葉や石の下に潜むことが多いので、お子さんを遊ばせる際は特に気をつけてください。

・ハチ

秋になると外でのハチの活動が増え、刺されると痛みや赤みを伴います。

種類によっては重篤なアレルギー反応を起こすこともありますので、注意が必要です。

・毛虫

毛虫は触れただけでかゆみを引き起こすことがあり、特にチャドクガなどは有毒です。

木陰での遊びでは、上を見て毛虫がいないかを確認するようにしましょう。

これらが虫さされの一般的な原因ですが、蚊やダニは室内でも特に警戒すべきです。

さらにシラミやアリも原因となることがあるので、日々の生活の中で注意が必要です。

典型的な虫刺されの症状

ここでは、虫刺されによくある症状をご紹介します。

刺す虫の種類に依存しますが、通常以下の反応がみられることが多いです。

  • 痒み
・肌の赤み
・腫れること(刺された部位またはその周辺)

  • 水疱を形成すること
など

一般的に虫刺されの症状は、「痛み」と「痒み」の二つに分けることができます。

「痛み」は、針で突かれる刺激と皮膚内に侵入した物質の影響で起こります。


「痒み」については、虫の毒や唾液が引き起こすアレルギー反応の一形態です。

虫刺されに関連するアレルギー反応は、直ちに表れる「即時型反応」と、数日遅れて現れる「遅延型反応」の二種類が存在します。

個々人の年齢や被刺歴、体質により症状は異なるため、人によって症状には差が出ますが、アレルギーがある人の場合、より強い症状が見られることもあります。

子供の虫刺され対策

子どもが虫に刺された際の処置方法について解説します。

幼い年齢の子どもは、症状の表現が得意ではないため、「かゆい」と「理解されないフラストレーション」から、肌を引っかく行為を強めてしまうことがあります。


子どもが虫にさされてかゆがる様子を見せたら、悪化しないように掻かないように促す必要があります。

虫に刺された場合、まずはその部分を水で良く洗い、市販されている治療薬を塗ることが大切です。

洗浄は薬を塗る前に行い、清潔を保つためにも重要です。


激しいかゆみには、冷たい水や氷で冷やすことが効果的です。

冷却により、かゆみをある程度抑えることができます。


症状がひどいときは、皮膚科の専門医に相談することをお勧めします。

虫刺されと軽視せず、症状が持続する場合には速やかに診察を受けるべきです。

先にも述べたように、子どもはかゆみに耐えるのが難しいため、親は子どもの爪を切っておくといいでしょう。

また、虫刺され専用のパッチを使用することで、かゆみの軽減と掻きむしりを同時に予防できるので、おすすめです。

子供の虫刺されの予防対策

ここまで、虫刺されの発生原因やその多様な虫のタイプ、対処の仕方を紹介しました。

不快な痛みやかゆみは子供たちに辛い経験を与えます。

予防対策をしっかり行うことが大事です。

肌の露出を最小限に抑える

虫刺されを避けるためには、薄い生地の長袖シャツやロングパンツが効果的です。


暑い時期では子供たちは長袖を避けがちですが、簡単に羽織れるカーディガンを準備することもひとつの手です。

蚊やブユは黒い色を好むので、明るい色の服装が好ましいです。

暑くても靴下を忘れず履かせ、足元も守りましょう。

外出する際は子供の足を虫のリスクから守ってください。

携帯できる虫除けグッズの活用

子供が屋外にいる際は、虫よけスプレーや携帯蚊取り器具などの虫よけを持ち歩き、子供の安全を守りましょう


塗り残しを防ぐためにも、こまめな塗り直しを忘れずに。

ディートを含む製品は、12歳以下の子供への使用には注意が必要なので、購入時によく成分を調べておきましょう。

顔や粘膜部分への使用は避け、指示された使用法を守りましょう。

携帯型蚊取り器具を利用する際には、専用のアイテムと併用することが重要です。

屋内への虫の侵入を防ぐ

窓の隙間から侵入する蚊を防ぐには、網戸を利用するのが有効です。

網戸で守りつつ、部屋に置く虫よけ剤でさらに対策を強化できます。

香りが良いものも選べるので、快適さと予防が可能です。

蚊の発生源を取り除く

蚊は水溜りを発生源としています。

家の周辺を清潔に保ち、水が溜まる場所の管理を徹底しましょう。


植木鉢の受け皿、遊具、バケツなど、子供の遊び場もチェックが必要です。

また、ダニの予防のためには、家の清掃と定期的な換気を心がけてください。

子供を虫刺されから守る方法 まとめ

子供は虫刺されに敏感なので、かゆみを防ぐための予防は必須です。

本稿で説明した通り、屋外活動時には、薄い素材の明るい色の服と虫よけスプレーをうまく組み合わせて使用しましょう。

日頃から親が気をつけて虫刺され予防策を講じることで、子供たちを虫から守ることができます。

更新日:投稿日:2024.03.02

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