化粧崩れはどうして起こる?

気温が上がり、日中よく汗をかく季節です。この季節に気になってくるのは、化粧崩れ。夏は、他の季節に比べ、化粧が崩れるのが早かったり、 崩れかたがひどくなったりしがちです。私たちのもとにも、

「朝はキレイに化粧がのっても、昼を過ぎるとファンデーションがまだらなの」
「額と鼻の上のテカリが気になって・・・」
「目じりや口角のほうれい線に、ファンデーションが寄ってしわができちゃ」

こんなご相談をいただくことが多くなります。

特にこの時季に多くなるのが、ファンデーションがまだらになることと、額や鼻のテカリです。せっかく、キレイに化粧をしても、すぐに崩れてしまっては、悲しいですよね。化粧崩れにうまく対処するために、 化粧崩れの原因から対策までをお話しましょう。

化粧崩れの原因

まず、化粧崩れの原因について。化粧崩れは主にこの3つによって起こります。

  • 乾燥
  • 皮脂

では、それぞれの原因について詳しく見てみましょう。

汗による化粧崩れ

夏の化粧崩れの原因と言えば、やっぱり汗。汗の成分は、99%が水分です。夏の暑い日、体温調節のためにかく汗は多量であるため、まさに汗で洗い流しているような状況になってしまうのです。

乾燥による化粧崩れ

「夏に乾燥?」と不思議に思われるかもしれません。しかし、空調の効きすぎた室内や車内は、冬の外気以上に空気が 乾燥していることが多いのです。また、夏は汗をかきすぎたり、紫外線のダメージを受けて 肌の保湿力が落ち、肌が水分不足になりがちです。さらにファンデーションなどのパウダー状のメイクアップ化粧品は、 肌の乾燥を進ませます。乾燥した肌の上に、さらに肌を乾燥させる化粧品がのっている のですから、乾燥がどんどん進みます。 こうなると、肌表面は粉が吹いたようになることで、化粧品の肌への 吸着力が落ち、崩れやすくなってしまうのです。

皮脂による化粧崩れ

汗をかくと、同時に皮脂も分泌されます。この皮脂が、夏の化粧崩れの一番の原因です。化粧品は油分によって緩み、落ちやすくなるものです。ですから、油分である皮脂が汗と共に多量に分泌されることで、簡単に化粧は落ちてしまいます。

夏の化粧崩れの誤解!
実は皮脂は・・・

ここで一つ、お話しておきたいことがあります。ご相談を受けていてよく伺うのが 「夏は暑いから皮脂が出て崩れちゃう!」 というフレーズ。

『暑い=毛穴が開いて皮脂が出る』という誤解があるようです。

確かに、暑いと汗をかくことで、同時に皮脂の分泌が活発になるのは事実です。

しかし、【暑い】ことだけが皮脂が過剰に出てしまう原因ではないのです。

皮脂は、皮膜という保護膜を作り、外的刺激から肌を守り、肌の水分が逃げてしまうのを防いでいます。肌にとっては非常に重要な役割を果たしているわけですが、時に必要以上に分泌されてしまうことがあります。そうなると、化粧崩れはもちろん、ニキビや毛穴の目立ちなどの肌トラブルの原因となってしまいます。

では、なぜ皮脂が過剰に分泌されてしまうのでしょうか?原因はいろいろありますが、肌の【乾燥】が大きな原因です。

先ほどもお話ししたように、皮脂は肌の水分が逃げるの防ぎ 肌を守ってくれるものです。しかし、紫外線や空調でダメージを受けてしまった肌や乾燥が進んで しまった肌は、そもそも水分自体が少なくなりすぎているので、いくら皮脂を分泌して守っても、肌の乾燥自体が改善されるわけではありません。そうなると、肌はいつまでも皮脂を分泌し続けてしまいます。こうして、過剰に分泌される皮脂により、化粧崩れが起こるのです。

つまり、夏の皮脂による化粧崩れは、【暑いから】起こるのではなく、 【肌が乾燥している】ために起こってしまうのです。

これで化粧崩れの原因はわかりましたね。では、続いて、化粧崩れを起こさないための対策をお話します。

汗による化粧崩れ

具体的な対策としては、汗をこまめにぬぐうこと。

この時に、大事なポイントがあります。それは、タオルでゴシゴシとぬぐうのではなく、優しく押さえるだけにすることです。

べたつきのある汗だと、ついつい強めに拭いてしまいがちですが、タオルの繊維による摩擦は、肌にシミをつくるなど、悪影響を起こすことがあります。ですから、汗をぬぐう際には、摩擦を起こさないよう、やさしくやさしく、肌に触れるだけにしてください。

次に、服の脱ぎ着で体温調整をすることです。「わかってるよそんなこと!」と思うかもしれませんが、 きちんと実践できる人はなかなかいません。基本的なことですが、この基本が大事なのです。

『乾燥』による化粧崩れと
『乾燥による皮脂過剰』で起こる化粧崩れ

これらの対策には、こまめな保湿が重要です。

日中、肌に乾燥を感じたら、水を入れたコップをデスクに置いたり、加湿器を回すなど乾燥した空気自体に水分を与える工夫をしましょう。

そして、化粧前のスキンケア。 正直、朝は忙しく、時間がないかもしれません。朝は夜よりも保湿の量が少なく、浸透時間が短くなりがちです。

でも、ファンデーションなどのパウダー状のメイクアップ化粧品は、 肌の水分を吸収するため、肌を乾燥させてしまいます。また、夏は一歩外に出るだけで、紫外線や外出先の過剰な空調に よってどんどん乾燥が進むのですから、その前に十分な潤いを 与えておくことが必要なのです。

ここまででご紹介した方法を普段から心がけるだけで 夕方の化粧のもちがかなり変わってきます。

ただ、ここでもう一つ、重要なことをお伝えします。

実は、これらは【化粧崩れを抑えるための対策】であって、 今、目の前にある状況を改善する方法にすぎません。

では、本当に必要なことは、何でしょうか?

それは、化粧崩れを起こさない肌づくりです。

化粧崩れを起こさない肌の作り方

今回、化粧崩れの原因として【乾燥】をあげています。夏の肌は、汗をかくことで新陳代謝が活発になるうえ、夏のダメージで 傷つけられた肌を修復するため、肌の生まれ変わりが早くなっている可能性があります。

これは、一見、良いことのように思えるかもしれませんが、実は、肌の生まれ変わりのスピードが早すぎるため、未熟な肌細胞を作ってしまうのです。

未熟な肌細胞は、通常の肌細胞よりも水分を保つ力が弱まっています。これでは、毎朝保湿のお手入れをしても、すぐに肌の水分がなくなり、 乾燥して、化粧崩れを起こす肌になってしまうのです。

つまり、夏は、『乾燥しやすく、また、化粧崩れが起こりやすい肌』を作ってしまう季節とも言えるのです。

ですから、化粧崩れを起こさないためには、肌の生まれ変わりの周期を整え、 健康な細胞が作られるようにしなければなりません。 それには、しっかりと保湿のお手入れをして、肌に水分を与えることが必要です。

水分を含んだ肌は紫外線など外的な刺激にも強く、肌機能が高まりますので、肌自体が傷付きにくくなりダメージの修復が早くなります。 また、例え乾燥しやすい環境であっても、潤いを保てる肌となります。

夏は、汗や湿度の影響で、保湿のお手入れがおろそかになりがちです。しかし、夏こそいつものたっぷりの保湿+こまめな保湿を行い、化粧崩れ自体を起こさない肌を作るべき季節なのです。

「化粧崩れが起こるから、洗顔や油とり紙などで皮脂を根こそぎ取る。」
「崩れにくいファンデーションに変えてみる。」

その対策は、根本的な対策となっていない上、さらに化粧崩れしやすい肌にしてしまう恐れがあります。

化粧崩れがなぜ起こるのかを知り、化粧崩れ自体が起こりにくい、トラブル知らずの肌づくりを行うことが本当の対策となります。化粧崩れに悩む方は、あなたの肌とスキンケアを見直し、化粧崩れを起こさない肌作りをぜひ行ってください。

もし、日ごろきちんと保湿をしているのに、皮脂が過剰に出たり、化粧が崩れやすいという場合は、保湿の方法が間違っているのかもしれません。化粧崩れが起きにくい肌を作るための正しい保湿方法は、今すぐこちらをクリック