子どもたちの夏の紫外線対策、ポイントをおさえましょう!

夏はお子様の健康管理で欠かせない紫外線対策を心掛けるシーズンです。紫外線対策は大人だけでなく、子供たちにとっても非常に重要です。お子様の肌を日焼けから守り、健やかに夏を楽しむための工夫を一緒に考えていきましょう。

多くの大人は日焼け止め製品や遮光アイテムで紫外線対策を施しますが、お子様に対する対策に戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで、このガイドではお子様専用の紫外線対策法に焦点を当ててご紹介します。子供たちが太陽の下で元気いっぱいに遊べるよう、丁寧に対策を講じることが大事です。

目次

【お子様用】紫外線対策のイロハ

野外で遊ぶのを何よりも愛する子供たちを紫外線の危険から守るために、親としてどのような準備をしておけば良いでしょうか。ここで、お子様向けの紫外線対策の基礎知識について説明します。

紫外線過多に注意することが大切

紫外線が肌に及ぼす負の効果はよく知られていますが、それでも紫外線を全く避けるわけにはいきません。子供たちの紫外線対策で大事なのは、過剰に紫外線を受けないよう配慮することに尽きます。

紫外線が完全に有害という訳ではなく、実は適量を浴びることでビタミンDの生成を助け、骨を丈夫にするなどのメリットもあるのです。

親御さんの中には、お子様が室内でじっとするよりも屋外で活発に遊ぶほうが健康に良いと考えている方も多いことでしょう。

それでも紫外線をたくさん浴びると、日焼けによる痛みや赤みを引き起こす原因となりますから、特に注意が必要です。

お子様の肌は敏感で、大人よりも紫外線の影響を受けやすいので、日差しの強い季節は特に、紫外線から守る工夫が求められます。

夏本番を迎えると、子供たちの外での活動がより活発になるため、この時期の紫外線対策には特に心を配り、楽しく安全な夏を過ごせるようサポートしましょう。

紫外線には二つの主なタイプがあります

肌の日焼けに大きく影響を及ぼす紫外線には、UVAとUVBの二つのタイプが存在します。それぞれの違いについて、「名前は聞いたことがあるけれど、具体的な差は何かしら?」と疑問に思っている方も多いでしょう。

肌を守るためには、UVAとUVBの両方から守る戦略が重要になります。それではまず、それぞれの特性についてご説明しましょう。

UVA(紫外線A波)に関しては、地球表面に到達する紫外線の中で最も多い部分を占めており、日焼けにより肌が暗褐色に変わるのはUVAの作用です。UVAは波長が長く、曇り空を抜けても、また、窓ガラスを通過しても到達し、肌の深層部の細胞にダメージを与え、皮膚の老化を促進する可能性があります。

UVB(紫外線B波)は、UVAより波長が短く、主に肌の表面層に作用しますが、強いエネルギーを持っているため、肌の赤みや痛みを引き起こす原因となります。また、シミやそばかすを生じさせる原因にもなり得るので、こちらも防御は不可欠です。

親による紫外線対策の具体的手段

子供たちを紫外線の危険から守るために、親御さんが取り組むことができる具体的な対策をお伝えします。

「過度に浴びない」生活習慣を育む

子供たちの外での活動を紫外線の心配から全て制限することは現実的ではなく、外での遊びは子供の成長にとって不可欠です。

そんな中で大切なのは、できるだけ紫外線を過度に浴びないための工夫をすることです。

紫外線が最も強いとされる時間、つまり10時から14時の間は、特に気を付ける必要があります。子供たちが屋外で遊ぶ場合には、これらの時間を避け、早朝や夕方などの紫外線が弱まる時間帯を選ぶことが賢明です。

また、日陰の利用も大変効果的です。日陰では紫外線の量が大幅に減少するため、木陰や建物の影を見つけて、直射日光を避けることができるようにしましょう。ただし、日陰であっても紫外線が全くないわけではないので、その点を留意して行動することが肝心です。

洋服で賢く紫外線対策

お出かけの際は、なるべく紫外線を避けられる装いを意識しましょう。

紫外線は、空気中や地面からの反射により、陰にいても安全とは限りません。しかし、洋服の工夫により、紫外線からの保護はある程度可能です。

外出時は、以下のアイテムを取り入れた服装を推奨します。

広いつばの帽子

子どもを外遊びさせる時は、広いつばを持つ帽子を選びましょう。狭いつばのハンチング帽ではなく、紫外線対策に優れた広いつばの麦わら帽子が適しています。

その理由は、広いつばの帽子ならば顔や首筋を紫外線から守る範囲が増えるからです。

襟付き・長袖の洋服

気温の高い日には、涼し気なタンクトップやショートパンツを選びがちですが、紫外線からの保護を考慮するとこれらは推奨されません。

肌をカバーする面積が広い服を着せることが、日焼け防止には有効です。遊びの最中も、襟付きや長袖の服を子供に着せましょう。ただし、あまり窮屈で子供が快適に感じない装いは避けて、肌をソフトに守れる服を選びましょう。通気性が良く感じられる材質を選ぶのがベストですね。

UVカット加工のサングラス

紫外線は目にも入り込むので、子供の視力を保護するためにUVカット機能のあるサングラスを掛けさせるのが賢明です。

サングラスを選ぶときは、見た目のスタイルよりも機能性を優先し、UVカット能力のあるものを選んでください。

レンズの色の濃さはUV防止効果とは直接関係ないということを覚えておきましょう。実際には、色が濃いレンズを選ぶと瞳孔が拡大し、意図せずに紫外線を多く受け入れる可能性があるため、UVカット機能のない濃い色のレンズは逆効果となり得ますから注意が必要です。

子供のための日焼け止め選び

子供が外で元気に遊ぶ際は、適切な日焼け止めの使用を忘れずに。特に、海水浴などの紫外線防御が困難な場面では、日焼け止めが非常に役立ちます。

子供の肌に優しい日焼け止めを選ぶ際のポイントをお伝えします。

1.「SPF」と「PA」の表示をチェックして選ぶ

日焼け止めにはSPFとPAの値が示されていて、SPFはUVBからの防御効果を、PAはUVAからの防御効果を示します。SPFは1から50+までの範囲があり、PAは「+」の数で効果の大きさを示します。

2.使用シーンに応じた日焼け止めを選ぶ

日常の散歩やショッピング用には、SPF10~20、PA+~++のもの、屋外でのあそび用にはSPF20~40、PA++~+++、そして長時間の炎天下や海辺での使用には、SPF30~50+、PA++~++++の製品を選ぶなど、状況に応じて日焼け止めを選んでください。

敏感な子供の肌を考え、刺激の少ない製品を選び、子供が安心して使えるようにしましょう。

お子様にぴったりの日焼け止め選び

お子様が屋外で元気に遊ぶ際は、日焼けから守るために日焼け止めの使用をお忘れなく。特に、日陰のない海辺での遊びや薄着のシーズンには、その効果を存分に発揮します。

子どもの柔らかな肌に適した日焼け止めを選ぶことが重要です。選定の際の要点は以下の二つです。

1.「SPF」と「PA」をチェックして選ぶ

市販されている日焼け止めには、SPF値とPA値が表示されており、それぞれが紫外線防御力の目安となります。

SPFはUVBから守る力を示し、その数値は1から50+まで幅広くあります。高い数値ほど、UVBからの保護効果も増すのです。

PAはUVAから守る力を示し、「+」の数でその効果の程度を判定します。「++++」が最も高い保護効果を表します。

2.シチュエーションに応じた日焼け止めの選定

お子様を連れて出かけるシーンや肌のコンディションに応じて、最適な日焼け止めを選ぶことが大切です。

たとえば、日常のお散歩やお買い物の際はSPF10~20、PA+~++のもの、

屋外でのちょっとした遊びにはSPF20~40、PA++~+++を、

そして、ビーチや長時間の屋外活動にはSPF30~50+、PA++++のように、紫外線カット効果が高めのものを選びましょう。

敏感なお子様の肌を考慮し、低刺激性の日焼け止め、またはベビーや子供専用の製品を選ぶことも肝心です。

子供たちの紫外線対策まとめ

子供たちの健康を守る上で、過度な紫外線の影響を避けることが大事です。屋外での遊びは、日差しの穏やかな時間帯を選んだり、日陰で遊ぶなどして紫外線を避ける工夫をしましょう。

肌を日差しから守るための服装選びにも気を配り、外出するときは必ず日焼け止めを塗るようにするなど、紫外線防御対策を徹底しましょう。これらの注意を守ることで、子供たちの肌を紫外線から守り、ダメージを最小限に抑えることが可能となります。

更新日:投稿日:2024.03.02

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