手の肌がパサパサとしたり、ちょっぴり乾燥を感じたりすること、ありますよね。
そんな時、頼りになるアイテムがハンドクリームです。
この記事を通して、ハンドクリームがどんな効果を持っているのか、また自分の手肌に最適なハンドクリームの選び方について詳しくお伝えします。
増えています！ 手肌のトラブル！
最近、手肌の乾燥に悩む方が増えているとの声がよく聞かれます。
一体なぜそんなことが起こっているのでしょうか？
手肌のトラブルを引き起こす様々な要因について、以下にお話しします。
手洗いの頻度とその後の乾燥
手を清潔に保つためや感染症予防のため、石けんやハンドソープでの手洗いは日常の中で非常に重要です。
しかし一方で、手洗いによって手肌を守ってくれる皮脂膜や、肌の保湿成分が流れてしまいます。
頻繁な手洗いは、肌をカバーしてくれる成分の減少を招き、結果として手肌の乾燥の原因となることがあります。
乾燥が進行すると、手肌がカサカサになったり、小さなひび割れが起こったりといった悩みも増えてきます。
アルコール消毒
感染予防のための手指のアルコール消毒は有効ですが、それもまた手肌の乾燥の要因の一つとなります。
手肌からアルコールが蒸発する際、肌の水分も一緒に失われてしまうためです。
特に近年、手指の消毒を頻繁に行う習慣が普及している中、手肌の保護機能が低下することが懸念されます。
アルコールの使用回数が増えるほど、手肌へのストレスも大きくなってしまい、保護機能が低下した手肌は、消毒液の刺激にも敏感になります。
時には肌が赤くなったり、ピリピリとした感じがしたりと、トラブルが起こることもあります。
冬の寒さと乾燥
冬の寒さと乾燥により、手の皮膚がカサカサしたりささくれができたりと、この季節独特のトラブルに見舞われることもあります。
冬は気温が低いだけでなく、湿度も下がる季節のため、手肌の乾燥を引き起こしやすくなります。
またこの時期は肌が保湿するための皮脂の分泌も減少する傾向にあります。
皮脂が少なくなると、肌の保護機能も弱まってしまうため、乾燥からくるさまざまな手肌のトラブルが起こりやすくなります。
手のケアに効果的なハンドクリーム
肌の健康を維持する上で、バリア機能の重要性はとても高いです。
このバリア機能が弱まると、さまざまな肌のトラブルが引き起こされる可能性が高まります。
乾燥が進行すると、手の肌の柔らかさやうるおいが失われるので、そのケアとしてハンドクリームの使用がおすすめです。
ハンドクリームが持つ主な効果について紹介していきます。
乾燥から手を守り、しっとりさせる
ハンドクリームの中には、保湿成分がたっぷりと配合されています。
これらの成分が手の乾燥を防ぎ、手肌をしっとりとした状態に保ちます。
特に冬のような肌が荒れやすい時期には、ハンドクリームの存在は非常に価値が高まります。
実際、日常的にハンドクリームを使用することで、手肌の保湿効果が感じられると言われています。
乾燥を感じる瞬間や、手を洗った直後など、日常生活の中で手のケアを欠かさないようにしましょう。
ビタミンE配合ハンドクリームの血行促進効果
さまざまなハンドクリームが市販されており、各商品の特長や配合成分は異なります。
その中で、ビタミンEを含有するハンドクリームは、血行を良くする効果があるとされ、肌の元気や輝きを取り戻すのに役立ちます。
手の冷えや血流の不調を感じる方、または肌のくすみなどのトラブルに対して、ビタミンEを配合したハンドクリームが効果的であると言えます。
尿素入りハンドクリームで滑らかな手肌へ
尿素は、角質層を柔らかくしたり、除去する助けとなる成分として知られています。
日常の生活の中で、手の角質が固くなったり、ザラザラした感触を感じることがあります。このような状態のときには、尿素を含むハンドクリームでのケアが効果的です。
尿素を含んだハンドクリームを使用することで肌の柔軟性を高め、手触りをより滑らかにすることが期待できます。
ハンドクリームの種類: 4つの主なカテゴリー
一般的に市販されているハンドクリームは、4つの主なカテゴリーに分けられます：「化粧品」、「医薬部外品」、「指定医薬部外品」、そして「医薬品」です。
特に、「医薬部外品」には、肌トラブルを予防する効果的な成分が含まれています。
「指定医薬部外品」には、治癒や修復の効果を持つ成分が入っています。
これらの情報は、商品のパッケージに明記されていることが多いです。
ただし、「化粧品」カテゴリーのものには、このような表示が必ずしもされていないこともあるので注意が必要です。
手の状態に合わせて最適なハンドクリームを選ぶことで、より効果的なケアを実現することができます。
自分の症状に合ったハンドクリームの見つけ方
ハンドクリームは、多種多様な種類が存在し、どんなものが自分の肌に合っているのかわかりづらいかと思います。
自分の肌のニーズを正確に把握して、ベストマッチするアイテムを選ぶため、以下を参考にしてみてください。
乾燥している
手の肌が乾燥していると感じる場合、まずは保湿効果の高いハンドクリームをチェックしてみましょう。
具体的には、成分表示にセラミドやヒアルロン酸が入っているものです。
特にヒアルロン酸は、高い保水力を持っていて、乾燥から手を守ってくれるので、乾燥が気になる方におすすめです。
そして、その上に少しの高精製ワセリンを重ねることで、水分の蒸発を防ぎ、保湿をキープします。
乾燥しやすい季節や、手を洗った後は特に注意が必要です。
ポーチやバッグにハンドクリームを常備し、必要なときにサッと取り出して手肌をケアする習慣をつけると良いでしょう。
手荒れが気になる
手が荒れている時には「医薬部外品」や「指定医薬部外品」のハンドクリームがおすすめです。
肌を癒す成分が含まれているため、手荒れに効果的です。
また、ビタミン系のハンドクリームも効果があります。
ビタミンEは、手の血行をよくしてくれる効果があるため、ある程度の手荒れには効果的です。
しかし、重度の手荒れや痛みを伴う場合、セルフケアだけでは解決しづらいことがありますので、皮膚科などの専門医に相談するのがベストです。
手肌のざらつきが気になる
手の肌がざらざらしたり、ゴワゴワしている場合、尿素を含むハンドクリームがおすすめです。
尿素は、肌の角質をやわらかくしてくれる成分として知られており、ゴワゴワ感を和らげるのに役立ちます。
尿素の効果を長持ちさせるためには、日頃からしっかりと保湿ケアを続けることが大切です。
ハンドクリームを選ぶ際のちょっとしたコツや、適量をしっかりと塗ることで、さらに手の肌の状態を向上させることができます。
まとめ
手が乾燥していたり、ちょっとした手荒れが気になる場面がある場合は、ハンドクリームを日常的に使ってみましょう。
ハンドクリームは、肌のうるおいを守るだけでなく、血行を良くしてくれたり、硬くなってしまった角質をやわらかくしてくれるなど、さまざまな効果をもたらしてくれます。
それぞれの手肌の状態によって、効果のあるハンドクリームはちがいます。
購入する際には、成分表をしっかりとチェックし、あなたの肌の状態に合わせたものを選んでみてください。
更新日：投稿日：2024.03.02
