加水分解シルク

  • 表示名称:加水分解シルク
  • INCIコード:Hydrolyzed Silk
  • 一般名:加水分解シルク

加水分解シルクは、どのように作られるのか

蚕の絹繊維を構成するたんぱく質フィブロインを加水分解して作られる可溶性たんぱく質の水またはエタノール水溶液。

類白色から黄褐色で少し特異臭がある。

グリシンアラニンセリンが多く含まれている成分。

また、水に溶けるポリペプチドも含まれている。

加水分解シルクの性質

他のタンパク質の加水分解物にくらべて吸湿性は少ないが、皮膚や毛髪に対する吸着性や浸透性がよいので、保湿効果、皮膜形成効果が得られる。

また、チロシナーゼの活性抑制作用があり、メラニン色素の生成を抑える美白作用がある。

紫外線やヘアダイなどで傷んだ髪を補修し、髪にハリとコシを与える。

乾燥や紫外線などの外部ストレスを受けた皮膚のバリア機能低下や乾燥を予防する。 抗酸化作用がある。

加水分解シルクがよく使用される製品

主に、皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤などとして、化粧水や乳液、クリーム、洗顔料、石けん、パック、美白化粧品、ファンデーション、シャンプー、リンス、トリートメント、頭髪用化粧品などに配合。

更新日:2017.11.01投稿日:2013.09.27

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