カサカサ乾燥肌を改善に導く!皮膚のうるおいを守る3つのポイント

肌が乾燥してシワが目立つこと、乾燥肌の人に共通する問題ですね。保湿を心がけているにも関わらず、肌の乾燥がなかなか改善されないとき、どういうわけでしょう?

この記事で、乾燥肌の要因とその対処法を取り上げます。肌の乾燥に頭を悩ませている方、この内容を参考にして、肌の問題を解決してください。

目次

「バリア機能」の不調が、乾燥肌の要因

乾燥肌の背後にある要因と目されるのは、皮膚のバリア機能の不調です。私達の肌は表面にバリア機能を持ち、その機能が正常に機能していれば、外からの刺激を避けたり水分を維持したりすることが可能です。

だが、何かしらの要因でバリア機能が不調になると、肌の水分をキープすることが困難になり、しっとり感が失われてしまい、乾燥の元になるのです。

バリア機能を不調にさせる主要な要因として、以下の点が考えられます。

  • 誤ったスキンケア手順
  • 食事の偏り
  • 十分でない睡眠
  • 紫外線の影響
  • 歳を重ねること など

これらの中で何か心当たりがあるなら、それがバリア機能の不調、そして乾燥肌の元になっているかもしれませんね。

加齢は手の打ちようがありませんが、日常のスキンケア食生活休息紫外線のケアなどの生活の仕方は、工夫と意識で見直せる部分です。乾燥肌に苦しんでいるのなら、改善の手助けとなる方法を試してみませんか。

乾燥肌を解消するステップ1. スキンケアの基本

不適切なスキンケアは、皮膚のバリア機能を損なう可能性があります。乾燥肌を克服するためには、正確なスキンケアが欠かせません。

洗顔と保湿、両方のステップで意識しておきたい要点をお伝えします。

洗顔の方法

肌は摩擦に敏感です。洗顔中に無意識に強く摩擦すると、バリア機能が弱まるリスクがあります。自分が強くこすっているつもりはなくても、手を強く動かす癖がある場合、その方法を見直す必要があります。

さらに、熱すぎる水で洗顔すると必要なうるおいも一緒に洗い流してしまうことがあり、これがバリア機能を傷つける要因となりえます。洗顔時の水温に気を使って、ぬるめのお湯を使用することが推奨されます。

洗顔するときは、洗顔料を良く泡立てて使用します。手と肌が直接接触しないように、泡を使って優しく顔を洗います。すすぎの際は、肌に摩擦を与えないように注意して、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。

顔を拭くときには、清浄なタオルでソフトに押さえつけるようにし、ゴシゴシと強くこすらないように心掛けます。

保湿のポイント

洗顔後、肌は水分が蒸発しやすくなっています。この時期に迅速に保湿を行うことで、乾燥からの保護を図ります。

初めに化粧水を手に取り、十分な水分を供給します。この時も、肌を摩擦しないようにゆっくりと肌に吸収させるよう努力します。

化粧水で肌を潤した後は、乳液やクリームを使ってその水分を閉じ込めることが重要です。もし「ベタつきが気になる」と感じて乳液やクリームをスキップすると、与えたうるおいが失われ、結果的に乾燥を促進してしまいます。

保湿された水分が飛ばないよう、油性のある乳液やクリームでしっかりと封じ込めることがおすすめです。

乾燥肌への対策2.日常の生活習慣

通常の生活の習慣が、時には乾燥肌の原因となっています。肌の水分を維持するには、食生活や休息など、日常生活の中での注意点も欠かせません。

食生活と適切な水分取り

一側的な食事を常習すると、栄養バランスが崩れ皮膚のターンオーバーが安定しづらくなる傾向があります。皮膚のターンオーバーの不安定は、バリア機能を弱め、これが乾燥肌へと進行する可能性があるため注意が欠かせません。

バランスの取れた食事を意識し、皮膚の健全なターンオーバーをサポートしましょう。

特に、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンA、タンパク質、必須脂肪酸、食物繊維などは、皮膚のターンオーバーを支え、肌の健全性を維持するための重要な栄養成分とされています。日々の食事でしっかりと取り入れることを念頭に置きましょう。

乾燥肌のケアや予防のために、継続的な水分摂取肌の水分レベルを維持することは非常に重要です。

口が渇くのを待たずに水分を取ることが推奨されます。口が渇いている状態は、体の水分が不足している兆候とも言えるからです。

また、一度に大量の水を飲むのではなく、こまめに少量ずつ摂取するのが、肌の健康にはベストです。

バスタイム

高温のお湯を好む方も少なくありませんが、41℃以上の温度は乾燥肌のためには推奨できない温度です。高温のお湯は、肌が保持している水分や皮脂まで奪ってしまうため、肌の乾燥を招きがちです。

肌の乾燥を軽減するためには、お湯の温度を40℃程度に保つことを心掛けることが大事です。さらに、湯船に長く浸かるのも、肌の水分や皮脂を減少させる原因となるため、短時間の入浴をおすすめします。

体を洗うとき、ナイロンのボディタオルで強くこするのは避けたほうがよいでしょう。強くこすることは、角質にダメージを与え、バリア機能の低下を引き起こすリスクがあります。

体を清潔にする際は、石けんやボディソープをきちんと泡立て手のひらを使ってやさしく洗うように努めましょう。石けんやボディソープの選択時には、肌に優しい低刺激性のものを選ぶと、肌の必要な水分を保ちながらも汚れをきれいに落とすことが可能です。

睡眠の大切さ

乾燥肌のケアには、しっかりとした睡眠時間と質の高い休息が欠かせません。

夜間、私たちは皮膚のリジェネレーションを支える成長ホルモンを多く分泌します。連続的な睡眠不足は、このホルモンの分泌を妨げ皮膚の新陳代謝のバランスを乱す可能性があります。睡眠は乾燥肌への対策として、しっかり確保しましょう。

また、深い眠りの間に成長ホルモンの分泌が最も活発になるため、ただ長く寝るだけではなく、しっかりとした熟睡が必要です。

スマホを眺めたり、ゲームに夢中になる前のリラックスタイムは、良質な睡眠への入り口です。心地よいメロディを聴きながら、日々の疲れを癒して休息をとりましょう。

乾燥肌のケア: 日々の対策のポイント

基本的なスキンケアや生活リズムの見直しと共に、以下の乾燥対策も日常生活で取り入れてみましょう。

紫外線への対策

紫外線は、肌の保護機能を損なう要因となり、乾燥の原因ともなります。そのため、極力紫外線を避けるよう心掛けることが大切です。

特に正午前後の強い日差しは避けたいところ。日常の用事は朝や夕方に済ませるのがおすすめです。

外出時には、紫外線をカットする日焼け止めをしっかりと塗布し、紫外線から肌を守る工夫をしましょう。日傘や広めの帽子、長袖や足をしっかりと覆う衣服など、紫外線からの保護を強化するアイテムを活用するのも一つの方法です。

忘れてはならないのは、曇天や日陰でも紫外線は存在していること。常日頃から紫外線対策を意識し、きちんとケアしましょう。

湿度の維持

冷暖房を動作させると、部屋の中の空気は乾燥する傾向があります。これにより、肌も水分を失いがちです。そのため、湿度を適切に維持するための加湿器を活用することをおすすめします。

さらに、冷暖房の直接の風が肌に当たると、肌からの水分蒸発が加速します。風の方向を変える等の工夫で、乾燥から肌を守るための配慮が求められます。

総括

日常のささいな行動が、案外、肌の乾燥を促していることがあります。乾燥肌に悩む方は、この内容を手引きにして、ケアの方法や生活のパターンを再考してください。そして、紫外線への予防や、冷暖房の際の湿度維持なども、乾燥の予防に効果的です。

少しずつ取り組むことで、より健康的な肌を追求していきましょう。

更新日:投稿日:2024.03.02

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