明るい肌を保つ秘訣!日焼け止めの塗布のコツと避けたい方法

日焼け止めは毎日使っているけれど、なぜか日焼けしてしまう…そんな経験はありませんか?その原因、実は塗布の方法に関係があるかもしれません。こちらの記事では、日焼け止めの塗り方を部分ごとに詳しく解説します。さらに、日焼け止めの効果を低下させる間違った塗り方や、さまざまな生活シーンに合わせた選び方についても触れていきます。日焼けで困っている方、是非この情報を参考にしてみてくださいね。

目次

【各部位ごとに】日焼け止めの塗り方のコツ

日焼け止めを使用する際、いつ、どのように塗るかがとても大切です。

室内にいても紫外線は浴びてしまいますので、日常のスキンケアの一環として朝にはしっかり塗布しておきたいところです。中には、外出する直前に塗ることを日常的にしている方もいらっしゃるでしょう。ですが、その場合、日焼け止めが肌に十分に浸透していない状態で、服などに摩擦を受けると簡単に取れてしまい、保護効果が不足することも。化粧下地として日焼け止めを使用する場合も、日焼け止めの浸透と化粧の持ちを良くするために、ちょっとした時間を置いてからファンデーションをのせることを心掛けてみてください。

さらに、日焼け止めは汗や水との接触で容易に落ちてしまいますので、定期的な塗り直しは必須です。特に夏場は汗の影響で日焼け止めが落ちやすく、汗を拭き取る動作でも除去されやすいのです。

朝に塗ったものが夕方まできちんと残っている保証はありません。たとえSPF値が高い商品を使用していても、2~3時間ごとの塗り直しは忘れずに行ってください。

塗り直すときは、先に肌の上の汚れや汗をティッシュ等で軽く拭き取り、特に泳ぐなどして濡れた後は、しっかりと水分を取り除いてから再度塗布してください。

肌をしっかりと紫外線から守るためには、日焼け止めを均一に、ムラのないように塗ることが求められます。使用する量が不足しているとムラが生じやすくなりますので、思い切り手に取り、ソフトに全体に広げることがポイントです。

それでは、各部位ごとの日焼け止めの塗布方法をみていきましょう。

顔の部分

顔全体に日焼け止めを均等に塗るためのアドバイスとして、5点法が効果的です。適切な量(ひとつまみ程度)を手にとり、顔の左右の頬、額、鼻、そしてあごの5ヶ所に点置きします。

次に、指の腹ではなく、中指や薬指を使用し、顔の中心から外側へと広げていくように馴染ませてください。隅々まできっちりと塗ることで、全体的な

保護を実現します。

日焼け止めは重ねるほどに均一に塗ることができ、効果も継続しますので、一度全体に塗布した後、再度同じ量を手に取り、もう一度広げてみてください。

特に頬や額、鼻、あごは、日焼けしやすい上に、日焼け止めが落ちやすい場所です。確実に重ね塗りを行って、紫外線からしっかりと保護しましょう。

最後に、両手を使って顔をソフトに包むようなイメージで、優しく押さえて馴染ませてください。

髪の生え際や小鼻の側、耳の周り、フェイスライン等、特に注意が必要な部位を見逃さないように心がけてくださいね。

首とデコルテエリア

首やデコルテは年齢を映しやすい場所として知られていますが、それらの部位も紫外線からしっかり守りたいですよね。適量の日焼け止めを手に取り、首の部分にやさしく塗っていきます。

親指を除く他の指で、首からあごの方向へ日焼け止めを滑らせるように広げていきます。

左右の手を使って、首からデコルテへと日焼け止めをなじませていきます。特に、首の背中やうなじ、デコルテ部分は、塗り漏らしやすいので、じっくりと確認しながら塗ってくださいね。

全身用のアドバイス

広範囲のボディ部分は、日焼け止めを容器から直接肌上へライン状に塗る方法がベストです。少ない量では均等に塗れず、紫外線対策が不足してしまうので、思い切って出してください。

そして、手全体を活用して、円を描くような動きで、日焼け止めをゆっくりと伸ばしていきます。ムラを作らないよう、均一に塗ることがポイントです。

特に、手の甲や腕は日焼けしやすい部分です。全体を一度塗った後に、再塗りすると、より効果的です。

海などでのアクティビティ時は、普段以上にしっかりと塗り、日焼けをしっかり予防しましょう。

メイク時の日焼け止めの塗布テクニック

メイクをする際、日焼け止めを使用する場合、基本的なベースメイクのステップに従うのがキーとなります。洗顔後、化粧水、乳液、クリーム、日焼け止め、化粧下地、そしてファンデーションという流れでメイクを進めると良いでしょう。

しっかりとしたスキンケアを施すことで、肌が整い、メイクも長持ちします。メイクをしていると、全身のように簡単に日焼け止めの塗り直しは難しいので、最初の段階でしっかりと仕上げることが重要となります。

化粧下地として使用できる日焼け止めもありますので、これを利用すると、化粧下地のステップを省略し、忙しい朝の準備を短縮できます。

メイク中に日焼け止めの塗り直しをする際には、まずはティッシュでオフしてから始めるのが良いです。余分な油分が残ると、新しい日焼け止めの効果が半減してしまいます。ファンデーションがよれることなく、しっかりと日焼け止めを塗りたい方は、スプレータイプの日焼け止めがおすすめとなります。

日焼け止め、忘れてしまいがちな場所とは?

日焼け止めを塗っても、つい忘れてしまう部分があると、意図せずに日焼けをしてしまうことがありますね。顔に関しては、以下の部分を特に確認してみてください。

【顔で注意したい日焼け止めの塗り残し部位】

  • 頭の生え際
  • 顔の輪郭
  • 首の裏
  • 眉の間
  • 鼻の周り
  • 耳の部分
  • 口元

顔全体を丁寧に塗っていると感じていても、頭の生え際や鼻の周りのような複雑な部分は、つい見落としがちです。顔の輪郭や瞼、口元も忘れやすいので、日焼け止めを使用する際にはしっかりと確認してください。

首の裏や耳の部分は、日常のスキンケアルーチンではなかなか注意が向きにくい場所ですが、実際には日光が直接当たる部位です。屋外での長時間の活動に出かける際は、日焼け止めをしっかり塗って保護してください。

体に関しても、特に以下の部位の塗り残しに気をつけてください。

【体で注意したい日焼け止めの塗り残し部位】

  • 膝の部分
  • 膝の裏側
  • 足の上面
  • 手の上面
  • 体のサイド
  • デコルテ部分
  • 背面

体の場合、手の届かない部分日常のケアを意識しにくい場所に注意が求められます。特に、首元が開いている服装を選ぶ時には、デコルテや背中にも日焼け止めをしっかり塗ってください。足の上面は、足跡の日焼けを防ぐためにも注意が必要です。

体が広い面積なので、皺の部分には広げるようにしながら、きちんと日焼け止めを塗ることがキーとなります。

日焼け止めの適切でない塗り方とは?

日焼け止めを使用していても、正確に塗布しないと期待する効果を得るのが難しい場合があります。「日焼け止めをしっかり塗っていたのに、なぜか日焼け…」と感じる場合は、使用方法を見直す時かもしれません。

十分な日焼け止めの効果を引き出すためには、以下の塗り方を避けるよう心がけてください。

NG1:十分な保湿の後、塗らない

日焼け止めは、適切に保湿された肌に使用することがポイントとなります。

乾燥している肌に日焼け止めを塗ると、皮脂が多く分泌される可能性があり、それがメイクのベースを乱してしまうことが考えられます。このように皮脂の乱れが生じると、日焼け止めも一緒に移動しやすくなり、保護されていない部分が出てくることも。

朝、均一に日焼け止めを塗布しても、皮脂の影響で効果が低下してしまうのは避けたいところです。

さらに、乾燥している肌は、表面がゴワゴワしていることが多く、メイクや日焼け止めが均等にのりにくい状態です。そのような肌に日焼け止めを塗ると、ムラになる恐れがあります。

日焼け止めを塗る前のステップとして、化粧水や乳液を使って肌をきちんと保湿してから、日焼け止めを使うよう心がけてください。

保湿しているはずなのに、メイクのもちが悪い、または肌がつっぱるようであれば、保湿が不足しているサインかもしれません。スキンケアの方法を再確認して、しっかりと保湿した状態で日焼け止めを塗布しましょう。

NG2:ちょっと節約して薄めに塗ること

「ベタベタするから」「沢山使ったら早く使い切ってしまうから」と思いがちな日焼け止めの使用量の節約ですが、その結果、日焼け止めの実力を半減させてしまう可能性が高まります。

確かに、日焼け止めの中には、少しの量で広い範囲に塗れるものも存在します。塗りやすい商品だからといって、必要量を減らしてしまうのは避けた方が良いでしょう。良く伸びる=少量で十分、というわけではないので、その点は心掛けてください。

日焼け止めを使うのは、しっかりとした効果を得るためです。だから、適切な量を薄く広げるのではなく、ゆっくりと豊富な量で塗ることを忘れないでください。

NG3:手を使ってしっかりと伸ばすこと

日焼け止めを塗るとき、まず手のひらでしっかりと伸ばしてから顔や体に広げる、そんな塗り方をしている人も多いと思います。しかしこれ、推奨されない方法なんです。

手のひらで日焼け止めをしっかり伸ばすと、均等に塗布するのが難しくなりムラになりやすいんです。結果として、「日焼け止めを塗ったはずなのに、どうして日焼けしちゃったんだろう?」という事態に陥りやすくなります。

前述した「正しい塗り方」のポイントにも触れましたが、日焼け止めは肌に直接乗せてから広げる方法最も効果的です。一箇所に集めてから塗るとムラができるので、例えば顔なら5つのポイントに、体なら一直線に出してから塗ることを試してみてください。

直接肌に日焼け止めを乗せて塗る方法は、塗り漏らしも少なくなるので、是非採用してみてくださいね。

【シチュエーションごと】日焼け止めの正しい選び方

日焼け止めには多種多様な製品が存在し、その中のSPF値やPA値も異なるものがたくさんあります。高い数値のものを選べば安全、と感じるかもしれませんが、実際にはあなたのライフスタイルやシチュエーションに合わせて選ぶことが求められます。

日焼け止めのラベルに書かれているSPFは、シミの原因となるUV-B(B紫外線)の強さを示すもの。一方、PAシワやたるみの原因となるUV-A(A紫外線)の防御効果を表しています。SPFの数値が高め、そしてPAの+が多いということは、それだけ紫外線からの保護能力が高いということを意味します。

それでは、様々なシチュエーションに応じて、どのように日焼け止めを選べばいいのか、詳しく見ていきましょう。

1:普段の暮らし中

近隣を歩いたり、ショッピングに行ったりする際の日常の動きには、SPF・PAの数値がそれほど高くなくても問題ありません。SPF10~20、PA+~++の範囲の日焼け止めで、しっかりとした効果を感じることができます。

気をつけたいのは、家の中にいる時間でも、紫外線に対する備えが必須であること。家の中でも紫外線を受けることがあるんですよ。

例えば、洗濯を干す時や、庭の植物に水を与える時に外に立つと、紫外線に晒されることがあります。さらに、紫外線は窓を通して部屋の中にも浸透してきます。なので、完全に家の中で過ごす日でも、ケアが欠かせません。

室内でも、日常生活で外出する時と同様の日焼け止めを使用し、紫外線から自分を守りましょう。

2:夏季や長時間のお出かけ時

アウトドアやレクリエーションを楽しむ際、SPF20~40、PA++~+++の日焼け止めの使用をおすすめします。

特に夏のビーチや山での活動、または直射日光の下での滞在時は、強力な紫外線からの防御を持つ日焼け止めが必要です。SPF40~50や50+、PA+++~++++が理想的ですね。長い時間外にいる場面でも、この範囲のSPF、PAの製品を選んでください。

高SPF、高PAの日焼け止めであっても、汗や水で流れたり、タオルで拭き取られることは避けられません。したがって、定期的な塗り直しは欠かせません。海でのアクティビティ後の塗り直しを特に意識するよう心掛けましょう。

アクティブなスポーツやウォーターアクティビティを楽しむときには、「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めが役立ちます。ただ、そのタイプでも摩擦により落ちる場面もあるので、2~3時間ごとの塗り直しをしっかりと行いましょう。

総括

どれだけ優れた日焼け止めを選んだとしても、適切な方法で塗布しなければ、望む効果を発揮することは難しいです。日焼け止めを塗る際のアドバイスとして、以下のポイントを心に留めておきましょう。

  • 家にいる日でも使用する
  • 均等にスムーズに塗る
  • 十分な量を使う
  • 定期的に塗り直す

特に、日焼けがしやすい顔や手の甲腕などの部分には、何度も重ね塗りをすることがベストです。細心の注意を払って、大切な肌を紫外線の影響から保護しましょう。

更新日:投稿日:2024.03.02

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