• 就寝中の背中のかゆみで目覚めることがありますか? マスクによる顔のかゆみは? 睡眠前のスキンケアによる保湿がかゆみ対策に効果を発揮します。

就寝中の背中のかゆみで目覚めることがありますか? マスクによる顔のかゆみは? 睡眠前のスキンケアによる保湿がかゆみ対策に効果を発揮します。

冬場は睡眠中に無意識のかきむしりで傷ができたり、かゆさで夜中に目が覚めることがよくありますね。乾燥する季節は空気も肌も乾燥し、皮膚の最外層である角質層の水分が不足し、皮膚の防御機能が弱まるのです。また、年齢と共に皮脂の分泌が減り、角質層の天然保湿成分も減少し、肌の乾燥が進むことも原因です。外部の摩擦や圧迫などの刺激に対し、肌が乾燥していると、かゆみを引き起こしやすくなるのです。

目次

脳からの「かゆくてかきたい」という信号がかゆみの発生源です。

かゆみの感覚は脳が「かきたい」という信号を送ることで生じます。その原因は様々で、外的な環境要因や食事、そして皮膚の病状などが関わります。また、加齢による皮膚の成分の減少が皮膚の防護機能の低下を招き、かゆみを感じることが多くなるとされています。乾燥した敏感な肌は、強いかゆみを引き起こし、その結果、無意識にかきむしりたくなります。このかきむしりがさらにかゆみを増す悪循環を生んでしまいます。かゆみの衝動を抑えるには、スクラッチせずに適切なかゆみ止め薬を使用することが肝心ですが、そもそもかゆみを起こさないためには、定期的なスキンケアによる肌の保湿が皮膚のバリア機能を高める上で大変効果的です。

皮膚科の専門医は、「かゆみのある際は、かゆみ止め成分配合の製品の使用を推奨します。痒みの局所にはチューブタイプ、背中や足など広範囲には塗り広げやすいローションタイプが適しています。擦り込まずに、肌に優しく塗布することが重要です」とアドバイスしています。

睡眠の質向上につながるかゆみ対策

多くの高齢者が深夜にかゆみで困っていると、医療関係者からの報告は尽きません。「背中がかゆい、かゆみ止めを塗ってほしい」という声が夜間に増えています。老年医学に通じた精神科の堤晋哉医師は、かゆみと睡眠の質の関連性に着目し、ユースキン製薬との共同研究を展開。睡眠前に定期的に非ステロイドのかゆみ止めローションを使用したところ、肌の乾燥と睡眠の質が共に向上することが明らかになりました。

背中やマスクによるかゆみをしっかりケア

季節を問わず、「かゆみ」は快適な日々に陰りをもたらします。一年中発生するかゆみには、かゆみ止め治療薬が効果を示すことが多いです。特に自分では届きにくい背中のかゆみには、クリームやローションを塗布するための専門ツールが市場に出ていますので、一度使用を考えてみてはいかがでしょうか。また、マスクが引き起こす顔のかゆみも同様に、かきむしらずにすぐに対応し、日頃から保湿による肌ケアでバリア機能を維持することが肝心です。

医師が伝える睡眠とスキンケアの大切さ

リモートワークが増える現代において、不規則な睡眠はメンタルヘルスにも影響を及ぼします。在宅勤務による生活の乱れや運動不足は、睡眠の質の低下に直結し、健康を害することも。良質な睡眠を維持することは、心身の健康を保つ上で非常に重要です。

肌トラブルには専門の診断を

日々のスキンケアには保湿が欠かせませんが、かゆみが出た際には適切なかゆみ止め治療薬での対処が必要です。かゆみによる不快感は、精神的なストレスや集中力の低下に繋がり、睡眠不足が肌の自然治癒力を弱める原因に。‘かゆみ’を軽視せず、自宅でのケアに限界を感じたら、早めに皮膚科を訪れることをお勧めします。

更新日:投稿日:2024.03.02

この記事があなたの役に立ったなら、あなたのお友達にも教えてあげてください。
以下のSNSボタンをクリックするだけでOKです。

10万人のスキンケア

スキンケア情報一覧

目次