化粧水の使い方を化粧品メーカーに聞くと、「化粧水は、スキンケアに必要な化粧品です。だから、たっぷりと使ってください」と、言われます。

そのため、多くの人は当たり前のように化粧水を使っています。

でも、化粧水って、本当に必要なのでしょうか?
だって、化粧水の中身って、ほぼ水なんですよ。

    本記事の内容

  • 化粧水の中身が分かる
  • 化粧水の必要性が分かる
  • 肌肌荒れにとって、化粧水よりも必要なことが分かる

 
私は今から約20年前、1997年に美容業界に入りました。基礎化粧品や、シャンプーなどトイレタリ―商品の製造・開発研究、OEMという化粧品ブランドの企画・開発・委受託製造から、企業に向けた営業販売、美容室向け商品のセミナー講師など、美容にまつわるあらゆる仕事を経験をしてきました。

そして、2001年にはこれまでの美容に関する経験を活かして、自社ブランドの化粧品を開発して、今まで10万人を超える乾燥肌の方に使っていただきました。現在も愛用者の方たちと協力して、乾燥肌に対する知識と経験を積み重ねています。今回は、これまでの化粧品、スキンケアの経験をもとに説明をさせていただきます

そもそも化粧水って、なんだ?

そもそも『化粧水』って何でしょうか?

化粧水は、スキンケアの基本として知られています。最近では、敏感肌用、乾燥肌用などさまざまな肌タイプ別の商品が販売されています。

化粧水の働きは、保湿以外にも、美白や柔軟、整肌など、いろいろな役割あるとされています。たしかに、このような美肌効果があれば、化粧水を「必要なものだ」と感じてしまいます

本当にそうなのか、具体的に見てみましょう。

化粧水の成分は、ほぼ水

多くの化粧水は、95~99%が水です。残りの1~5%が、水以外の成分です。

水以外の成分としては、有効成分が含まれています。有効成分以外にも防腐剤が配合されています。その他にも、化粧水の使用感がさっぱりしていればアルコール。化粧水にキレイな色がついていれば、着色料。化粧水からいい香りがすれば香料が、含まれています。

このように化粧水は、水を除いたわずか1~5%の中に有効成分や防腐剤、着色料、香料などが配合されていることになります。

化粧水の成分は、ほぼ水だとわかる化粧水成分の構成

こう見ると、いかに化粧水には、美肌効果のある有効成分の配合量が少ないかが分かります。ですから、化粧水は、『ほぼ水』だという認識で間違いありません。

洗顔後に化粧水を使う必要性とは?

化粧水は通常は、洗顔の後に使います。そうしないと、皮脂にはじかれてしまうからです。

皮脂は『油』なので、ほぼ水である化粧水をはじいてしまいます。だから、洗顔で肌表面の皮脂を落としてから、水分補給のために化粧水を使います。

ここで一度、考えてみてください。

あなたは、洗顔するときに、水をたっぷり使って顔を洗っていますよね。つまり洗顔時、肌は瞬間的にとはいえ、とても潤っている状態になっています。このように潤っている状態の肌に、さらに、ほぼ水の化粧水を与えたところで、意味があるのでしょうか?

私は、洗顔後に化粧水を使う必要性を見出せません。だから、洗顔した直後の潤った肌に、わざわざ化粧水を使う必要はありません。

肌に水分を与え過ぎると刺激になる?

肌が乾燥していると、たっぷり水分を与えたほうがいいような気がしますが、一概にそうとは言えません。むしろ、水分を与えすぎることは、肌への刺激となることもあります。特に敏感肌の人は要注意です。

お風呂に浸かったときを思い出してください。長時間だと、肌がふやけます。私は、生まれつき肌が乾燥しているために超敏感肌です。お風呂に浸かっていると、肌がふやけるだけではなく、指先や足の裏などの皮がめくれます。これは、ふやけること、つまり、肌に水分を与えすぎることで肌が弱くなることが原因です。

と言っても、いくら超敏感肌の私でも、化粧水を使ったぐらいで、そうそう肌がふやけることはありません。

肌がふやけるためには、大量の水に肌が一定時間触れ続けて、かつ、その前に皮脂を取り除き、体温以上のお湯であることが望ましいです。さらに、皮がめくれるには、超敏感肌である必要があります。通常のスキンケアで化粧品を使っても、このような状態になることはないでしょう。

ただ、「肌に水分だけをたっぷり与えることは、肌にいい」と、盲目的に思い込むことは間違いだということを理解してください。

化粧水をたっぷり使うと美肌効果が弱くなり、乾燥肌になる

化粧水で肌がビチョビチョになった状態で、油溶性成分の多い乳液や保湿クリームを使ってもうまく塗ることができません。これは、水と油は相性が悪いことが原因です。

そのため、水分と油分のバランスが崩れて、肌なじみが悪くなります。こうした使い方では、高い美肌効果を期待することはできません。

つまり、化粧水をたっぷり使うことがが必ずしも肌にいいとは限らないのです。

そもそも多すぎる水分は、体温によって肌から蒸発していきます。

これは、体温調節のために起きる副産物です。我々人間は、温度に敏感な生き物です。そのため汗をかいて、その汗が蒸発することで体温を下げる機能が備わっています。汗をかいた後、寒くなるのはそのためです。

これ自体は、私たちが生きるために有効な機能ですが、この時に肌にとって大きな問題が生じます。

肌上にある水分が気温や体温によって蒸発するとき、肌中の水分まで持って行ってしまいます。その結果、化粧水をたっぷり使う前よりも肌が乾燥してしまいます。これを『過乾燥』と言います。

『過乾燥』は、乾燥肌の原因となり、また、敏感肌をはじめ、シミ、シワ、ニキビなど肌荒れを引き起こす原因にもなるので注意が必要です。

敏感肌は化粧水を使う必要性はない

敏感肌は、化粧水を使ってはいけません。これは化粧水だけに限らず、乳液や栄養クリーム、美容液などにも言えます。

「は?化粧水も乳液や美容液を使ってもダメって、一体何を使えばいいのよ!」
と言われそうですが、化粧品を使う必要がないという意味ではありません。

厳密に言うと正しくは、できるだけ不要な化粧品を使わず、本当に肌に必要な化粧品だけを使うシンプルスキンケアがをおすすめしたいのです。

化粧品を使うとき、肌と手で摩擦が起こります。

たとえば化粧水の場合は、コットンを使う場合があります。コットンは、細かな繊維が肌への刺激になります。また、化粧水を使う際、肌を叩くタッピングをする場合があります。これは、物理的な刺激が非常に強く、絶対に行ってはいけない行為です。化粧水をタッピングしたところで、肌が潤うわけではありません。

美容液やクリームを塗るとき、すり込んだり、浸透させるためについつい指先に力が入ってませんか?

このようなことをしても成分がより浸透する訳ではありません。乾燥肌が改善する訳でもありません。敏感肌にとっては、『ただの刺激』です。

敏感肌は、外からの刺激に弱くなっています。刺激に対する症状の出方は様々で、ほてりや赤み、かゆみ、痛み、かぶれなどが代表的です。敏感肌の原因は、肌の乾燥によるものです。

私は超がつくほどの敏感肌なので、刺激による肌への悪影響がよくわかります。だから、敏感肌には、いかなる刺激も避けたいところです。刺激を避けるためには、できるだけ不要な摩擦を起こさない=不要な化粧品アイテムを使わないのが賢明です。

特に、化粧水は、コットンを使ったり、タッピングしたりして刺激を与えるし、中身はほぼ水なので、あえて使う必要はないでしょう。

セラミドやヒアルロン酸配合化粧水などに、過剰な期待をしてはいけない

セラミドやヒアルロン酸配合化粧品に意味はない?

敏感肌になる要因は、主に肌の乾燥です。乾燥によって、肌のバリア機能が低下することで、肌が過敏になってしまうのです。健康な肌の人が刺激に対して何の問題もないのは、このバリア機能がきちんと働いているからだといえます。

肌が乾燥する一因は、肌内部の細胞に存在する『セラミド』や『ヒアルロン酸』が不足することです。

だから、敏感肌の人の中には、セラミドやヒアルロン酸が配合された化粧水を使う人がいます。そういった化粧水を使うことで、体内のセラミドやヒアルロン酸が増えると思っているのでしょう。化粧品メーカーもそういった人を狙い撃ちするために、そのような化粧水を販売しています。

でも、断言します! そのような化粧水を使っても体内のセラミドやヒアルロン酸は、1mgも増えません。

よく考えてみてください。体内にある組成と異なる成分が、外部から体内に入っていき、細胞内のセラミドやヒアルロン酸のある場所にたどり着き、それらと合体して、同じ働きをするでしょうか?

残念ながら、今のところは不可能です。それに、もし、そのような効果があれば、その化粧水は化粧品ではなく医薬品です。

最近は、セラミドは角質に存在するので、化粧品に含まれるセミラドと直接接触することが可能なために、「すごい美肌効果がある」と考える人がいますが、現状はそのような効果は認められていません

また、セラミドの中でも美肌効果が高いと言われている『ヒト型セラミド』は、化粧水のような水系に溶けにくく配合量がごく少量になります。そのためセラミド化粧水に配合されているヒト型セラミドは、超微量です。

どうしてもセラミド化粧品を使いたければセラミド化粧水ではなく、セラミドクリームがおすすめです。私が考えるセラミドを体内に取り込む一番のおすすめは、セラミドサプリで直接体内に入れるのがいいと思います。

化粧品の場合だと、セラミド化粧水も保湿剤として肌の上に乗っかってるだけです。セラミドもヒアルロン酸も、それほど肌に吸着しないので、24時間以内に汗や皮脂と共に流れ落ちていきます。もちろん、お風呂に入って体を洗えばすっきり無くなります。

だから、セラミド化粧水の効果に対して、過剰な期待は止めましょう。セラミド化粧水もほぼ水です。

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ほぼ水の化粧水よりも、肌に必要なこと

私は、化粧水は、ほぼ水なのでわざわざ使う必要はないと考えています。それに、水分補給は化粧水以外でもできますしね。

それどころか、乾燥肌や敏感肌、シミ、シワ、ニキビなど肌荒れに悩む人は、化粧水だけではなく、使用する化粧品の数を減らしたシンプルスキンケアをおすすめします。

シンプルスキンケアをおすすめする理由は2つあります。

まず、本記事でお話ししたように、複数の化粧品を使う際に生じる刺激の問題です。

肌荒れを改善するために、化粧品の数を増やして、たくさんの時間とお金、労力をかけているのもかかわらず、それが刺激になるなんて皮肉な話です。

だから、少しでも不必要な化粧品を減らして、あなたの大切な時間やお金、労力をほかの楽しいことに使いましょう。

シンプルスキンケアをおすすめする2つ目の理由は、そもそもスキンケアにそれほど多くの化粧品が必要ないからです。

肌荒れ改善を目的としたスキンケアの基本は、肌を清潔に保つ『洗浄』と肌を潤してその状態を維持する『保湿』です。『洗浄』と『保湿』、この2つを達成するのに、たくさんの化粧品は必要ありません。

実際に私は、たった2つの化粧品で『洗浄』と『保湿』を行い、乾燥肌・敏感肌を改善しました。

ここからは、ちょっと宣伝になるので、あなたが現在のスキンケアに満足しているなら読む必要はありません。また、「化粧水が必要か?」「化粧水の中身は、ほぼ水かどうかを知りたかった」という場合も同様です。本記事を参考にして、スキンケアを見直して、あなたにピッタリの化粧品を使ってください。あなたに合った化粧品に出会えることを願っています。

一方、あなたがスキンケアを毎日頑張っているのに、たくさんの化粧品を使い続けているのに、乾燥肌や敏感肌、シミ、シワ、ニキビなど肌荒れが改善しない場合。
現在使っている化粧品に満足していない場合。
好奇心旺盛な場合は、この先に読み進めてください。きっとお役に立つと思います。

乾燥肌や敏感肌にシンプルスキンケアが必要な理由

私は、独立した2000年から、この記事にあるように、化粧水の中身がほぼ水であることに疑問を持ち、「シンプルスキンケアこそが、肌荒れを改善するのではないか」と考えていました。

そこで、当時、『洗浄』と『保湿』の2つで成立する化粧品を探したのですが、見つけることができませんでした。「なければ作る」がモットーの私は、それまで培ったスキンケアや化粧品の知識をフル活用して、シンプルスキンケアを実現する化粧品を開発しました。

悪戦苦闘の末、メイク落としと洗顔が一つになった洗顔料と、化粧水や乳液、保湿クリーム、美容液などが一つになったゲルクリームを生み出しました。これで、たった2つの化粧品でスキンケアが完了するシンプルスキンケアの完成です。

今でこそ、オールインワンゲルというカテゴリーがありますが、当時は、認知度も低く受け入れられませんでした。

「ゲルクリーム?何それ?怪しい」
「メイク落としと洗顔が一緒?そんなんで落ちるわけないでしょ!」
とよく言われていました。

でも、徐々に愛用してくださるお客様が増えて、今では10万人以上の肌荒れに悩む人たちに試していただきました。また、私には、私に似て乾燥肌で敏感肌の子供が3人おり、生まれて瞬間から全員にシンプルスキンケアを行ってきました。15歳になった長女は、肌の弱かった乳児に頃には考えられなかったぐらいに美肌になりました。

このように、私や子供たちをはじめ、たくさんの乾燥肌や敏感肌を改善してきたシンプルスキンケアに興味があるなら、ぜひ、『乾燥肌におすすめするシンプルスキンケアと、効果のないシンプルスキンケア』を今すぐ読んでみてください。
きっとあなたのお役に立てると思います。