【必読】ママ&パパへ贈る!子どもが使う日焼け止めの選び方

お子様を連れた野外活動で気をつけたいのは、強い紫外線ですよね。敏感な子どもの肌を考え、やさしい使い心地の日焼け止めを探している親御さんも多いでしょう。この記事では、子どもにも安心して使える日焼け止めの選び方と、適切な塗り方をお教えします。外出の際には、しっかり紫外線対策をして、お子様の肌を守りましょう。

目次

選び抜かれた子ども向け日焼け止めのポイント

子どもの皮膚は敏感なため、日常的に使う石けんやシャワージェル、ローションでも刺激を受けやすいです。だからこそ、肌に優しい日焼け止めが必要と不安に思われる親御さんもいるはずです。

お子様の皮膚を守るため、日焼け止め選びには次のポイントを念頭に置いてください。

快適な使用感の日焼け止め選び

べたつく日焼け止めは子どもが嫌がる原因にもなります。そこで、使用感に配慮した日焼け止めを選ぶことが重要です。

塗布後サラサラとした仕上がりをもたらす、子どもが抵抗なく使える製品を探しましょう。

特に、なめらかに伸びる乳液やローション型が推奨されます。使用感の良い日焼け止めはべたつきが少なく、お子様も気に入ることでしょう。

洗い流しやすさを優先した選択

バスタイムでしっかりと落とせない日焼け止めは、肌トラブルの原因となることも。その日のうちに日焼け止めをしっかり落とすことは、肌の健康を守る上でとても大切です。

強力な洗浄力を持つ製品を使用してしまうと、逆に肌トラブルの可能性があるため、肌へのやさしさを考えた洗い流しやすい製品が望ましいです。石けんやぬるま湯ですぐに落とせるタイプなら、簡単に洗い流せるため、これらを選ぶことをお勧めします。

肌にやさしい選択を

日焼け止めに含まれる成分で、紫外線をブロックする効果のあるものには、紫外線散乱剤紫外線吸収剤が存在します。

簡潔にですが、それぞれの特徴を説明いたします。

紫外線を跳ね返す散乱剤

紫外線散乱剤は紫外線を反射し散乱させる作用を持ち、肌にかかるストレスを少なくします。この成分を含む日焼け止めでは、

  • 酸化チタン
  • 酸化亜鉛

などが一般的です。

紫外線をエネルギーに変換する吸収剤

紫外線吸収剤は紫外線を受け取り、化学変化によって熱などのエネルギーに変えて外に放出する役割を持ちますが、肌の敏感な方には刺激となる場合もあります。

以下の成分は、日焼け止めに含まれることが多い吸収剤です。

  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • メトキ
  • シシンナメート

などです。

紫外線対策製品を手に取ったとき、どの成分が紫外線防御に使われているか不明な時は、成分リストでチェックしてみてください。製品に「ノンケミカル」との表記があれば、それは散乱剤だけを用いたタイプを指します。

また、肌へのやさしさを示す「パッチテスト実施済」や「アレルギーテスト実施済」というラベルがある製品も、敏感な肌に配慮されているため、選択の際に推奨されます。

子供の肌に馴染む日焼け止めを見つけることは極めて重要です。新しい製品を試す時は、目立たない部分である下あごなどに少し塗ってテストしてみましょう。しゃれにならないほどのピリピリ感、赤み、あるいは痒みが出現した場合は、すぐに使うのをやめることが賢明です。

子供の日焼け対策:適切な塗り方ガイド

日焼け対策には大切なコツがいくつかあります。

お子様の肌に日焼け止めを適用する際には、次のアドバイスに注意してください。

顔に日焼け止めを適用する時

日焼け止めを顔に塗布する場合、内側から外側への塗り広げがコツとなります。

STEP
日焼け止めを手に取ります。(使用前には日焼け止めをよく振ることが推奨されます)
STEP
取ったクリームを、額・鼻・両頬・顎の5箇所に点置きします。
STEP
中央から顔の外側へと伸ばしていきます。
STEP
首や耳も塗り漏れがないようにしましょう。

均一になるよう慎重に塗り広げ、目に入らないようご注意ください。

また、塗る量が不十分では、保護効果が充分でなくなる恐れがあります。強い日差しを感じたときは、再度日焼け止めを手に取って塗り増すことが効果的です。

体に日焼け止めを塗る際

体に日焼け止めを塗るときは、塗り残しに注意が必要です。隅々まで丁寧に塗り広げましょう。

STEP
適量の日焼け止めを手に取ります。(振ってからの使用が推奨されるものもあります)
STEP
肩から手の甲にかけてスムーズに伸ばしていきます。
STEP
太ももから足の甲まで、足も両手を使って塗りましょう。

手の甲や足など塗り漏れしやすい部分は特に注意してください。

定期的な塗り直しの必要性

日焼け止めは定期的に塗り直しを行いましょう。これは、汗や衣類の擦れにより、日焼け止めが落ちる可能性があるためです。

水や石鹸で落ちやすいタイプのものは、特に塗り直しの頻度を増やすことが重要です。外出前の一回きりの塗布に頼らず、数時間ごとに塗りなおすことを心掛けてください。

海やプールから上がった後は、タオルで拭いた肌に再度しっかりと日焼け止めを塗りましょう。

日焼け止めの状況別選び方ガイド

普段の生活とアウトドア活動で受ける紫外線の量はまったく違います。だからこそ、使う日焼け止めを状況に応じて適切に選ぶことを推奨します。

選択基準となるのは、日焼け止めのSPFやPAの数値です。普段使いの日焼け止めであれば、それほど高くないSPFやPAの数値でも足りることが多いですが、特定のシーンではより高い数値の製品を使ってしっかりと保護しましょう。

様々な状況に合わせた日焼け止めの選び方をご案内します。

日々の生活に(散歩やお買い物の際に)

日常的にはSPF値10~20、PA値+~++を目安に、あまり高くない保護指数の日焼け止めで十分です。

屋外アクティビティや軽スポーツ時

SPF値20~40、PA値++~+++で、汗や水に強い製品を選ぶことをお勧めします。

水辺の遊びや直射日光の下で

お子様の水遊びや暑い日のアウトドアでの汗を想定して、SPF30~50+、PA+++~++++といった高い防御性を備えた製品が適しています。ウォータープルーフの選択も考えてみてはいかがでしょうか。

全状況において、定期的な塗り直しと均等な塗布は忘れずに行いましょう。

日焼け止めだけじゃない、紫外線防止策

日焼け止めを塗ることだけが紫外線防止の手段ではありません。紫外線対策は、「日焼け止めの使用だけで安心」とは限らないのです。

お子様のお肌を紫外線の害から護るためには、日焼け止めの塗布に加えて、次の点に留意してください。

服の選び方

できる限り肌の直射日光への露出を避ける服装を心がけてください。特に直射日光の下での着用には、露出を控えた長袖服が推奨されます。

さらに、広いつばの帽子を着用し、紫外線を遠ざける工夫をすると効果的です。

遊ぶ時間の選択

紫外線の強さは時間帯によって変わります。できれば、日中の強い紫外線を避け、早朝や夕方の涼しい時に屋外活動をすることが望ましいです。

赤ん坊のように敏感な肌をもつ子供の場合は、特に注意が必要です。

結論

お子様の繊細な肌を守るためには、刺激の少ない日焼け止めを使用しましょう。

日焼け止めは汗で流れやすいため、日ごろから水に強い製品を使用すると、お風呂でしっかり洗い流せない場合があります。肌に残る日焼け止めは肌トラブルの原因にもなり得るので、子供専用の洗い流しやすいタイプを選んでください。塗りなおすことで日焼け止めが落ちることにも対処できます。

そして、常日頃から紫外線を受けないような生活様式を意識することも重要です。長袖の着用や広いつばの帽子の着用、紫外線の強い時間帯の外出を避けるなどの習慣は、肌を守るために役立つでしょう。

更新日:投稿日:2024.03.02

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