かかとのガサガサを解消!原因深掘りと正しいケア法&避けるべきNG行動

かかとのガサガサやひび割れ、それに気がついたら靴下が引っかかる、ストッキングが伝線するなどのトラブル、経験ありませんか?

本記事で、かかとの乾燥問題に悩むあなたへ、その原因と正しいケア方法をお教えします。

目次

なぜかかとはガサガサに?

顔や手と違い、かかとは自分の目につきにくい場所。だからこそ、ケアを怠りがちで、いつの間にか固くてガサガサの状態に…とお嘆きの方も少なくないはず。

では、かかとがガサガサになりやすいのは一体なぜ?ここで、その背後にある原因を明らかにしていきましょう。

かかとの構造とは

かかとのガサガサの一因として、皮脂腺の少なさが指摘されます

皮脂腺から分泌される皮脂が毛穴から出て、汗と混ざり合って肌の水分蒸散を防ぐバリア、皮脂膜を形成します。

しかし、かかとはこの皮脂膜を生成する力が弱く、角層内の水分が逃げやすくなり、ひび割れが生じる原因となります。

また、かかとは私たちの体重を支える部分で、常に靴との摩擦があります。この重圧と摩擦によるダメージを連日受けることで、角質が自然に厚くなるのです。

通常、皮膚の生まれ変わり、ターンオーバーが健康的に進んでいれば、古い角質は自然に剥がれ落ちます。

けれど、乾燥や年齢の影響でターンオーバーが不規則になると、古く硬い角質が積み重なってしまうんです。これがかかとの乾燥を招き、ひび割れの原因に…。

つまり、かかとは自然と乾燥しやすい部位で、さらに外部からのストレスによって角質が硬く厚くなり、結果としてガサガサしやすいのです。

かかとの水虫の疑いも?

かかとの荒れが改善しない場合、“かかと水虫”の可能性を考慮する必要があります。水虫は、足の指の間爪に限らずかかとにも発生します。足の指の皮が剥けていたり、家族内で水虫が発生していたり、再発している場合は、水虫の可能性が高いでしょう。

水虫は、趾間型、小水疱型、角質増殖型の3タイプに分けることができます。

  • 趾間型…主に足の指の間に発生し、赤みが出たり湿ったりします。
  • 小水疱型…足の裏や側面で見られ、小さい水ぶくれが特徴で、強い痒みが伴います。
  • 角質増殖型…足の裏やかかとで発生し、角質の厚化が見られます。このタイプでは、荒れたかかと、皮の剥け、ひび割れなどが見られますが、単なる乾燥や裂け目との区別が難しいため注意が必要です。

他人への感染のリスクもあるため、水虫の早期治療を推奨します。

注意!かかとのガサガサに対する誤った処置

ガサガサのかかとをそのままにしておくと、ひびが入り痛みを引き起こすこともあります。すぐにでも治したくて、古い角質を削り取る人もいますが、これは推奨できる方法ではありません。

角質を過剰に削ることで、皮膚の防護機能が弱まり、乾燥しやすくなるのです。すると、肌を保護するために角層が厚くなり、悪循環に陥る可能性があります。

角質を削った直後は一時的に柔らかく感じられるかもしれませんが、数日で再び硬化します。特に、頻繁に削り過ぎること避けるべきです。力任せに削ったり、日常的に削る習慣は、かかとの荒れをさらに進行させるかもしれません。

すべすべのかかとに!正しいケアのコツ

ガサガサかかとをさらに悪化させないためには、適切なタイミングでのケアが重要です。このセクションでは、滑らかなかかとを目指す上でのスキンケアの要点をお伝えします。

1.かかとの状態、確認してみよう

かかとのお手入れをスタートする前、その状態の確認が大切です。この記事で紹介するのは、ユースキン製薬が提案する「フットセルフィー」という方法を用いた、かかとの確認方法です。

●フットセルフィー実施方法

STEP
1.かかとをよく見える姿勢で座ります。写真を撮る際、体を無理せずリラックスした状態で進めてください。
STEP
2.スマホのカメラを活用し、気になるかかとの部分をキャッチします。カメラは約10㎝かかとから離して、しっかりとピントを合わせてからシャッターを切ります。
STEP
3.撮った写真をズームして、かかとの具体的な状態を確認してみましょう。

撮影後の確認ポイントは、皮膚の具体的な状態や色味です。乾燥、皮がむけている、ひび割れ等の問題はないでしょうか?何か症状が見受けられる場合は、さらなるトラブルを避けるためにも早めのケアが求められます。

また、健康なかかとの皮膚は血色がよく、自然な肌色をしていますが、もし黄色だったり紫色に見えたりする場合は注意が要ります。黄色は角質の肥厚のサイン、紫色は血行不良を示唆しています。

2.お風呂で角質をソフトにしよう

「フットセルフィー」でセルフ診断を実施し、かかとの荒れに気付いた人は早急にケアを開始しましょう。最初のステップは、お風呂で硬くなった角質を柔らかくすることです。温度が高すぎると皮膚を守る成分が失われてしまうので、40℃程度の適温の湯を選ぶことが大切です。

10~15分間、湯船にじっくりと浸かってください。この際、かかとを温めつつ、特に気になる部分をマッサージすることもオススメです。血行を促進することは、皮膚のターンオーバーを整える助けにもなります。

古い角質の除去を試みる場合、強く削り取らないよう注意が必要です。また、ナイロンタオルなどで強くこする洗い方も推奨されません。摩擦による刺激はかかとが黒くなる原因となる可能性があるので、心掛けてください。

石けんやボディソープでの洗浄時は、手にしっかり泡を立てて、肌への刺激を最小限に抑えるよう心掛けてください。

3.バスタイム後は保湿クリームでしっとりケアを

バスタイムの後、肌の乾燥を防ぐためにすぐに保湿ケアを行いましょう。お風呂上がりの肌は水分を多く含んでおり、柔らかい状態になっています。このタイミングで水分と油分をしっかり補給することが大切です。保湿クリームを塗るのはお風呂上がりが理想的ですが、直後にケアが難しい場合、寝る前に行っても問題ありません。

血流が滞りがちな方は、ビタミンが豊富なクリームの使用を推奨します。特に寒い季節には血行促進が重要で、マッサージをしながらビタミン入りのクリームを使用することが効果的です。クリームの適量は、一足あたり人差し指の第一関節から先端にかけての量です。手全体を使って足の裏を包み込むように塗布しましょう。

また、尿素配合クリームも保湿に優れていますが、尿素成分は角質を軟化させる効果があり、ひび割れには刺激を与える可能性があります。深いひび割れがある場合は、尿素配合のクリームの使用は避けるよう注意が必要です。

かかとの乾燥やひび割れには、「ユースキン」のビタミン配合クリームが最適です。保湿成分に加え、炎症を静める成分も含まれているため、全方位的なケアが期待できます。

このクリームを使用すれば、肌に潤いを与え、持続的な保湿効果を実感できます。なぜ毎日のルーチンケアとして取り入れてみませんか?

4.就寝中も靴下で保湿ケアを強化

睡眠中に靴下を着用することで、保湿効果を一層高めることができます。夜間は皮膚の再生が活発に行われるため、クリームを塗った後に靴下をはくと、その効果が深く肌に浸透し、より柔らかい肌へと導きます。

靴下の材質としては、綿や絹のような自然素材がおすすめです。寝るときに靴下を履くのに抵抗がある方には、特別設計された「ユースキン ヒールガード」が理想的です。つま先が開いているため、足先が蒸れにくく快適に過ごせます。

自分の足に適した、使い心地の良い製品を見つけ、かかとのケアに活用してください。

総括

足の指は私たちの体で一番端に位置するため、しもやけになりやすいところです。初期症状を感じたら、速やかに適切な対応をして、状態の悪化を防ぎましょう。

また、かかとの乾燥や荒れは、迅速な手当てが求められます。保湿クリームを使用しても改善が見られない場合、水虫をはじめとする皮膚のトラブルが隠れている可能性があります。不適切な処置は症状を進行させてしまうことがあるため、不明な点がある場合は自己診断せずに、皮膚科の専門医に相談することをお勧めします。

更新日:投稿日:2024.03.02

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