知っていますか?乾燥肌をつくる7つの原因

乾燥肌の原因1
間違ったスキンケア
スチーム&スプレー式化粧水

たとえば、美容機器などで顔にスチーム(蒸気)をあてるものがあります。
あれは、肌の乾燥を促進させます。

他にも、化粧品で、ミスト(霧状)スプレー式の化粧水は要注意
保湿効果の低いものを使うと、スチーム同様、乾燥肌の原因となります。

その理由は、『過乾燥』を引き起こすからです。

水と言うのは、簡単に蒸発します。
特に、私たちの肌についた水分は、予想以上に早く蒸発します。
これは体温のせいです。

ただ蒸発してくれるだけならまだいいのですが、その際に、肌の中にある水分まで持っていってしまいます。
これを『過乾燥』と言います。

「スプレー式化粧水を使ったら、余計に肌が乾く感じがする」というのは、気のせいではなくて、本当に乾燥しているのです。
だから、不用意に肌に水分をつけるのはやめましょう。

普通の化粧水でも、化粧水だけつけるというのはダメです。

スチームや、スプレー式のものと同じように、過乾燥を起こしてしまいます。
肌に水分を補うときは、同時にしっかりと油分や保湿成分を与えて、水分を維持することを忘れずに!

乾燥肌の原因2
間違ったスキンケア
泡立ちのいい、汚れのよく落ちる洗顔料やメイク落し

やたら泡立ちのいい洗顔料や、どんなメイクもスルリと落ちるメイク落しの宣伝をよく目にします。
どちらも、『合成界面活性剤』を使っています。

『合成界面活性剤』というのは、さまざまな点で機能性が高いのが特徴です。
泡立ちを良くしたり、洗浄力を強めて汚れを落ちやすくしたり、さまざまな使い方がされます。

でも、こういった成分は、敏感な肌には刺激となって乾燥を引き起こします。
肌の潤いを保つために必要な皮脂を取りすぎてしまうからです。

もちろん、過剰な皮脂や、肌の汚れはきちんと落とさなければいけません。
でも、そのための洗顔料は、『洗浄力が強ければ強いほどいい』ということはありません。

また、『泡立ちがよい』ことと『汚れがよく落ちる』ことも関係がありません。
どちらも、化粧品メーカーが意図的にそう思わせているだけです。

また、あなたが乾燥肌や敏感肌で悩んでいるなら、強力なメイク落しを使わなければならないメイク料(マスカラや口紅、ファンデーションなど)を使うのもやめましょう。
洗浄力の強い洗顔料を使い続けることで、肌はどんどん乾燥していきます。
これらも乾燥肌の原因です。

肌にとってメイクは、異物以外のなにものでもありません。
いずれ、メイクでは隠せないほど、肌トラブルに悩む羽目になります。

そういった見た目やイメージに惑わされずに、本当に自分の肌に合ったスキンケアを使ってください。

乾燥肌の原因3
ターンオーバーの乱れ

健康な肌は、だいたい28日の周期で生まれ変わり=ターンオーバーを行っています。

ターンオーバーが正常に行われていると、健康な肌細胞が肌の表面(角質層)を構成します。
そして、与えられた水分をきちんと保持して、うるおったキメの整った肌を作ります。

反対にこのターンオーバーが乱れると、肌は水分を維持できなくなります。
角質層を構成する肌細胞自体が、未熟な状態になってしまうからです。

ターンオーバーは、生活習慣や加齢、間違ったスキンケアなど様々な要因で乱れやすいものです。その結果、乾燥肌を招いていることがよくあります。

乾燥肌の原因4
生まれつきの肌質

これを言ってもどうしようもないのですが、生まれつき肌が丈夫な人、弱い人がいます。
ちなみに、私は後者です。
何を使っても赤くなってかぶれて、痛みやかゆみを伴います。
日光浴なんて、恐くてできません。

実際、ここ10年以上、まともに海に行ってません。
散髪屋でひげを剃ってもらうと、かならず出血します。

これらは、どれも生まれつきです。
どうしようもありません。
無理やりいいことをあげるなら、化粧品を研究する際に自分の極端に弱い肌が、格好のモルモット代わりになるぐらいです。

でも、保湿をしっかりすることでかなりこれらの症状は軽減できます。
私と同じように生まれつき肌の弱い人は、人一倍、保湿を重視しましょう。

乾燥肌の原因5
加齢・老化

私たちの体には、多くの水分が含まれています。
でも、これは歳を重ねるごとに脂肪へと変わっていきます。

また、老人になると、体の機能の衰えと共に水分を保持する機能そのものが衰えてきます。
だから、歳をとればとるほどに、私たちの肌は乾燥していきます。
これは自然の摂理とも言えるもので、誰にでも平等にやってきます。

ただ、若返ることは無理ですが、肌の老化を遅くすることはできます。
このサイトには、肌老化を遅くする方法がたくさん書いてあるので、参考にしてください。

乾燥肌の原因6
生活環境

私たちが生活している環境は、思ったよりも乾燥しています。
これらも乾燥肌の原因です。

肌に良い湿度は、60~65%といわれています。
湿度50%を下回ると、肌が乾燥し始めます。
ちなみに、季節ごとの平均湿度は下記のとおりです。

春 4~ 6月  50%~60%
夏 6~ 8月  60%~65%以上
秋 9~10月  50%~60%
冬 11~3月  30%~50%

 
冬場をのぞいて、だいたい湿度50%超えてます。
「よかった、よかった」と言いたいところですが、安心するのはまだ早いです。
これはあくまで、外の湿度です。
室内はこれより乾燥しています。

その理由は、エアコンです。
夏は冷房、冬は暖房。
最近は、どこに行っても完備されています。
だから、大体、屋外より10~20%湿度が低くなります。

こういった環境に長時間さらされていると、どんどんと乾燥肌が進行します。
ちなみに、私の自宅で計測したら4月で40%でした。
やっぱり家の中は湿度が低いんですね。
でも、湿度を60%以上にすると、カビが発生します。
ん~、悩ましい問題ですね・・・。

乾燥肌の原因7
その他の要因

この他にもさまざまな原因で、肌は乾燥していきます。

例えば、

  • 日焼け止めに配合されている紫外線カット成分『紫外線散乱剤』などによる酸化のダメージ
  • 紫外線の影響で肌表面が傷つく、不規則な生活や食生活の影響で身体の機能が衰えている
  • 拭き取りタイプの化粧水やクレンジング・スキンケアのお手入れのときに起こる摩擦で肌が傷む

などが考えられます。

乾燥肌の原因
まとめ

これら7つの原因を生活の中から取り除けば、乾燥肌の改善が期待できます。

ただ、このうちスキンケアについては、正しい方法で保湿をすることが欠かせません。

もし、あなたが、スキンケアをきちんと行っているのに、今、乾燥肌でお悩みなら、正しい方法で保湿が出来ていないのかもしれません。

乾燥肌を改善するための『正しい保湿』に特化したスキンケアをお試しください。






































































































更新日:2018.09.22投稿日:2013.07.07

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アースケア代表・化粧品開発者

井上龍弥

2000年アースケアを創業。保湿に特化したアクシリオの開発・販売を手掛ける。起業家ならではの人生観や自身の超がつく敏感肌・乾燥肌の経験談が愛用者に人気。

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