10月の寒い時季に、『保湿に効果があると言われている健康食品』を摂取し始めました。 目的は、『健康食品を摂取することでの、人体への保湿効果』の実験です。

私はこれまで、サプリメントで肌の保湿力を上げることは無理だと考えていました。(詳細は、『サプリメントで肌の保湿力はアップするのか?』をご覧ください。)

しかし、色々と考える中で、サプリメントの大きな抜け道に気づいてしまったのです。 詳しく説明します。

ヒアルロン酸の有効性は?

健康食品の分野で保湿効果と言えば、代表的なものは『ヒアルロン酸』です。ヒアルロン酸とは、人の体内にも存在する成分で、人の体にあっては、細胞同士の間に存在しており、皮膚のうるおい・関節軟骨の維持から、シワ・たるみの予防、眼精疲労の改善、卵巣・精巣の機能向上など、さまざまな部分に影響しています。

『健康食品』と言うと、怪しげなものも多いです。化粧品と同じで、すべての健康食品が安全で効果的なわけではありません。でも正しく作られたものを正しく摂取すれば、食べ物だけでは補えない栄養素を補うものとしては有効だと考えています。

実際に、世の中の流れとしても、2015年にはその機能性を表示することが許された『機能性表示食品』が出てきました。科学的根拠を消費者庁に認めてもらえれば、その機能を表示することが許されるのです。

そんな機能性表示食品で、『肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和する』と表示することが認められたヒアルロン酸の量が、1日120mgです。そんな背景があり、「ヒアルロン酸を試そう」と考え、ヒアルロン酸が配合されている健康食品をいくつか購入しました。

機能性表示が許可された科学的根拠に基づき、私はヒアルロン酸の摂取量が一回当たり120mg以上含まれたものを購入しました。

いや、購入したはずでした・・・。でも、実際にはぜんぜん含まれていないものがたくさんありました。正直、ガッカリです。よく調べずに買った私が悪いのですが、あまりに分かりにくいことも事実です。

あなたに私と同じような間違いをしないように、しっかりとこの記事を読んでおいてください。

ヒアルロン酸サプリの中身を調べてみると・・・

『ヒアルロン酸』という原料は、いくつかのメーカーが出しています。それを用いて、様々な(それこそ何百種類もの)ヒアルロン酸を含有した健康食品が作られています。

一般の人では原料は買えませんので、商品化されたものを買うことになります。その中でも比較的有名で、かつ私が誤解してしまった商品の説明には、以下のようなキャッチコピーが書いてあり、それを読んだ私はこんな誤解をしました。誤解した部分と実際のところ、併せて説明しますね。

商品Aの場合

商品説明

『ヒアロコラーゲン(ヒアルロン酸とコラーゲン)500mg配合

これを読んだ私は、 「500mgにヒアルロン酸とコラーゲンが含まれているなら、250mgずつ含まれているのかな?少なくとも120mgは含まれているだろう。」と、考えました。

しかし、『ヒアロコラーゲン』という原料を調べると、これに含まれているヒアルロン酸の量は全体の5%でした。つまり、この『商品A』に含まれているヒアルロン酸の量は、多くても25mgというわけです。

商品Bの場合

商品説明

『日本国産の鶏のトサカから抽出した「HCP」 ヒアルロン酸が主成分で、そのヒアルロン酸の含有量は1粒(300mg中)に90mgと驚くほどの多さです』

これを読んだ私は、「1粒にヒアルロン酸が90mg含まれている」と思いました。

でも、『HCP』という原料に含まれているヒアルロン酸の量を調べてみると、全体の5%でした。

この『商品B』1粒・300mgなら、この全量がHCPと仮定しても、ヒアルロン酸の量はわずか15mgです。粒状にするためにHCP以外の成分も含まれているでしょうから、これよりも少ないと思います。

だから、キャッチコピーにあるように、『1粒中に90mg含まれている』のは、実際には、『ヒアルロン酸』ではなく、『HCP』のことだと推察できます。

まあ、確かに『ヒアルロン酸が90mg』とは言ってません。『その』が付いているから、『HPC』のことであるとも受け取れんこともないですが。 その場合、90mgの5%である4.5mgが本当のヒアルロン酸の量になります。『驚くほどの多さ』とは、何のことやら・・・。

商品Cの場合

商品説明

『1粒に天然ヒアルロン酸ECM・E120mg含有。1日2粒でも低分子ヒアルロン酸を240mg摂取することができます』

これを読んだ私は、「1粒に120mgのヒアルロン酸が含まれている」と思いました。

でも、『ECM・E』という原料に含まれているヒアルロン酸の量を調べてみると、全体の7%でした。つまり、『商品C』1粒・120mgの中に含まれているヒアルロン酸の本当の量は、8.4mgでした。この商品の推奨量である2粒を摂っても、26.8mgです。

うそばっかりのキャッチコピー

それぞれのサプリメントのヒアルロン酸含有量をきちんと調べてみると、あきらかに商品のキャッチコピーとは異なる印象を受けます。

ヒアルロン酸120mgどころか、非常に少ない量でした。 ぎりぎりウソは言っていないのかもしれませんが、誤解を誘うような表現です。こういった紛らわしい説明は止めてほしいですね。

さらに、調べてみると、明らかに悪質なものもありました。

悪質な商品説明1

そもそも、ヒアルロン酸の配合量が明記されていないにもかかわらず、『たっぷりとヒアルロン酸を配合』『贅沢にヒアルロン酸を配合』と説明している

悪質な商品説明2

一見、たくさんのヒアルロン酸が配合されていると思ったら、一袋(30日分)の配合量があたかも一回分のように表示されている

悪質な商品説明3

『ヒアルロン酸12.0mg配合』と書いてあるのですが、小数点を限りなく小さくし、配合量を小数点第一位まで表記して、小数点を分かりにくくするもので、『ヒアルロン酸120mg配合』と誤解させる

こうして調べれば調べるほど、ヒアルロン酸が配合されている健康食品への不信感が大きくなっていきました。 配合量だけでも、これだけの誤解を生む表現があふれています。

私は今までも、何度かヒアルロン酸サプリメントを試したのですが、効果を感じなかったものは、もしかしたら、ヒアルロン酸の配合量が少なかったのかもしれません。

そう考えると、サプリメントで乾燥肌が改善しなかったのも当然です。 残念ながら、世の中にあるサプリメントでは肌の保湿力をアップすることは難しそうです。

まとめ

『サプリメント』は日本語に訳すと、『健康食品』『栄養補助食品』です。あくまで食品なのです。薬ではありません。

だから、肌がきれいになる効果のあるサプリメントは、実は一つもないのです。

もっと言えば、健康食品を食べるぐらいなら、美味しい食事を食べたほうが体も喜びますし、喜びを感じることは精神的にも良いと思います。

もし、あなたが、肌トラブルでお悩みなら、サプリメントを飲むよりも、スキンケアをしっかり行ってください。

そして、もし、毎日スキンケアをしているのに肌トラブルがなくならないなら、『間違った保湿』をしているのかもしれません。『正しい保湿』を行うためのスキンケアは、今すぐこちらをクリック!