マンニトール

  • 表示名称:マンニトール
  • INCIコード:Mannitol
  • 一般名:D-マンニット

マンニトールは、どのように作られるのか

モクセイ科植物汁液の乾燥物(マンナ)から得られ、自然界に最も多い糖アルコール成分。

ショ糖(サトウキビやサトウ大根から精製)を還元し作られる、白色の結晶、または結晶性の粉末で、甘味がある。

多価アルコールに分類される保湿剤

ヘキシトールに分類され、マンノースの還元体に相当する。

マンニトールの性質

安定性に優れ、酸化しにくく、ビタミン類やアミノ酸などの成分を安定化させる働きをもっている。

油性物質となじみがよい、界面活性剤の原料としても使われている。

保湿作用があり、乾燥から肌を守る目的の製品に広く配合されている。

ソルビトールと同じ多価アルコールだが、構造が異なるために、ほとんど吸湿しない。

べたつきを抑えるので、クリームなどのさっぱり感を出すために配合される。

さわやかな甘味料として、あめ類の粘着防止にも使われる。

医薬品の錠剤の賦形剤としても使われている。

マンニトールがよく使用される製品

主に、結合剤、香味剤、湿潤剤、保水剤などとして、化粧水や乳液、クリーム、クレンジング、美白クリーム、基礎化粧品、オイル類などに配合。

更新日:2017.11.10投稿日:2013.09.25

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