長年使ってきたものでも、新しく試したものでも、「化粧品が肌に合わない」となると、「化粧品を変える」という選択をすることが多いと思います。「肌に合わないから、この化粧品は使えません」という言葉を、私も、この10年間、何度も聞いてきました。

スキンケアアドバイザーの仕事を始めたばかりの頃は、その言葉を聞いても、「合わないのか~。残念だけど、仕方ないなぁ」と納得していたのですが、だんだん、この「肌に合わない」という言葉に違和感を持つようなりました。

実はこれ、いろんな意味を含んだ言葉だったのです。

そして、その意味を正しく理解しないと、肌ってキレイになりません!

肌トラブルで悩んでいる人、特に、敏感肌で「肌にあう化粧品がない」と困っていらっしゃる方には、このことを、本ッ当に声を大きくしてお伝えしたいです。

じゃないと、敏感肌の悩みからなかなか抜け出すことができませんし、スキンケアにかける時間や労力・お金もホントにもったいないです!

と、強く思うので^^
今日は「肌に合わない」問題についてお話したいと思います。

もくじ
  • 肌に合わない3つのパターン
    ― 1. その化粧品の成分にアレルギーがある
    ― 2. 肌が敏感になっている
    ― 3. 期待するような『効果』がない
  • 化粧品が「肌に合わない」ときの対処法・まとめ

 「化粧品が肌に合わない」 敏感肌の方がこう判断されるとき、実は、3つのパターンがあります。

そしてパターンによっては、

「もう使えない」と思った化粧品が、実は「ちゃんと使える化粧品だった」ということがよくあります。

また、同じ「肌に合わない」という状態でも、どのパターンに当てはまるのかが分かれば、その後、どんなスキンケアを行えばいいのかが分かるようになります。

これから順番にお話ししますね。

最近、あなたが「肌に合わない」経験をされたなら、3つのうち、どのパターンに当てはまるのかを考えながら読んでみてください^^

1.その化粧品の成分にアレルギーがある

アレルギーというのは、ある特定の成分に対して、赤みやかゆみ・湿疹といった症状が出ることを言います。化粧品の場合は、配合されている成分に対してあなたがアレルギー反応を持っていると、この症状が出ます。

アレルギーの見極め方は、次のとおりです。

  • 2日間以上かけたパッチテストを行う
  • パッチテストの結果、化粧品が触れた全ての個所にアレルギー反応が出る

アレルギー反応は、体内の異物に対してそれを取り除こうとする免疫反応の一種です。1度目に触れたときに、体が「異物だ」と判断すると、体内に抗体が作られます。そして、2度目に触れたとき、この抗体が過剰な免疫反応を示すこと、これがアレルギー反応です。

ですから、多くの場合、ある成分へ二度目の接触を行った際に、反応がでます。一日パッチテストをして、「反応がなかったから大丈夫」と判断しないでくださいね。(パッチテストの正しいやり方はこちら)

パッチテストでアレルギー反応が出たら

その化粧品の使用はすぐに中止してください。赤みやかゆみが引かない場合には、皮膚科を受診しましょう。

また、改めて、皮膚科で行われるパッチテストを受けることをおすすめします。

自宅で行うパッチテストで判明することは、「この化粧品に含まれる成分のどれかに、アレルギーの可能性がある」ということです。 「どの成分にアレルギーがあるのか」までは分かりません。

皮膚科のパッチテストでは、さまざまな成分に対して、ひとつひとつ、アレルギーの有無を確認することができます。これによって、「どの成分にアレルギーがあるのか」が分かれば、今後は、その成分を避けて化粧品を選ぶことができます。

肌を守るために、パッチテストは重要なヒントを与えてくれます。 正しく行い、あなたのスキンケアに役立ててください。

また、抗体は、体の一部分でのみ反応するものではありません。ですから、ある物質にアレルギーがある場合は、腕でも足でも顔でも、同じように反応が現れます。

「パッチテストではアレルギー反応は出なかったけど、顔につけたら赤くなった」という場合は、パターン①にはあてはまりません。この場合は、パターン②の可能性が高いです。

 

2.肌が敏感になっている

腕でパッチテストをしても、アレルギー反応はなかった。でも、顔に使うと、次のような反応が出る場合があります。

  • 赤み・かゆみ・ヒリヒリした刺激などが起こる
  • 症状が出る日もあれば、出ない日もある

これは肌が敏感になっている証拠です。敏感肌・乾燥肌の人が新しい化粧品を試す場合に一番多いパターンです。

パターン①のようにアレルギー反応だった場合でも、②のように肌が敏感になっているだけだとしても、赤み・かゆみ・ヒリヒリ、イヤなものはイヤですよね。ですから、どちらにせよ、このような症状が出たら「この化粧品は使えない」という結論になることもよくあります。

ただ、②の場合、その化粧品を少しでも「使ってみたい」と思うなら、次のことを試してみてください。

1~2週間後にもう一度試してみる

女性の肌はホルモンバランスの影響で、一時的に敏感になることがあります。そのため、1~2週間ほど期間をあけて再度試してみると、問題なく使えることがあります。

プレ更年期・更年期の影響も

また、女性ホルモンの働きが影響している場合もあります。特に、35歳~45歳前後の『プレ更年期世代』、46歳~55歳前後の『更年期世代』は、女性ホルモンのバランスが大きく乱れる時期です。

女性ホルモンは体のさざまな機能に関わっており、もちろん、肌も例外ではありません。女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、肌のうるおいを保つ役割をしています。

プレ更年期や更年期には、女性ホルモンのバランスが崩れ、このエストロゲンが低下しやすくなります。そうなると、肌は乾燥し、それに伴ってバリア機能が弱まります。この結果、敏感肌になりやすいです。

プレ更年期・更年期の症状として敏感肌になっている場合は、先ほどご紹介したように1~2週間期間をおいても、敏感な状態は変わらない可能性が高いです。

その場合は、「化粧品の刺激が強かった」「私に合わない化粧品だった」と結論付けてしまわずに、一度、ご自身の体調や生活習慣などを振り返ってみてください。

  • 生理周期は遅れていないか?
  • 質の良い睡眠をとれているか?
  • 栄養バランスに偏りはないか?
  • 顔がほてる・汗をかきやすいなどの症状はないか?

肌をキレイに保つことはもちろん大切ですが、体と肌は影響しあっています。肌も体の一部。体の状態と向き合うことが、肌状態の改善につながることも多いです。

気になる症状がある場合は、一度、専門の医師に相談することをおすすめします。 何事も原因を知ることはすごく大切です。きっと、肌にとっても体にとっても、お悩みの解決に向けた新しい一歩になるはずです。また、体調が整えば、使えなかった化粧品が使えるようになる可能性も十分あります。

 

3.期待するような『効果』がない

「新しい化粧品を試したのに、期待するような効果がない」 これも、「肌に合わない」と表現されることがあります。

誰だって、化粧品でお手入れをするのは、肌の改善を期待してのことだと思います。だから、お手入れをしているのに変化が無いと、不安になって当然です。「この化粧品、私には合ってないのかなぁ」と思われるかもしれません。

でも、パッチテストでアレルギー反応が出なかったのであれば、その化粧品は『使える化粧品』であるはずです。肌に合わないわけではありません。肌に変化が見られない原因は、多くの場合『実際の化粧品』と、『化粧品に対する期待』の間に大きなギャップがあるからです。

もしあなたが、日々お手入れしている化粧品に対して「効果がない。私の肌に合ってないのかな?」と思われるなら、次の3つをチェックしてみてください。

1.最低6ヶ月使った?

肌は一朝一夕には変化しません。健やかな一番良い状態の肌(20代前後のぷるぷるの肌です!)で、生まれ変わるのに28日間かかります。30代、40代と年齢を重ねるごとに、この周期は長くなります。新しい化粧品でお手入れを始めたら、せめてこの肌の生まれ変わりの周期を一巡するくらいの期間は使用してみてください。肌の変化が起こるのはそれからです

目安としては、最低6ヶ月。早くキレイになりたくてウズウズすると思いますが、これくらいの期間は、根気よくお手入れを続けてください。それが、キレイな肌になるための一番の近道です。

2.正しい使用方法で使っている?

「パターン2.肌が敏感になっている」でお話したように、どんな基礎化粧品も、正しい使用量・正しい方法でお手入れを続けて始めて力を発揮するものです。使用されている化粧品の説明書や販売元のサイトなどで、もう一度、使用量や使用方法をチェックしてみてください。

「知らず知らずのうちに使用量が減っていた」、「実は、お手入れの順番が違っていた」など、新しい発見があるかもしれません。少しのズレを直すだけで、肌は変化しやすくなりますよ

3.期待は適切?

「思ったような効果がない」と感じたら、「その化粧品にどんな効果を求めているのか?」をもう一度考えてみてください。

化粧品の役割は、「肌を清潔に保ち、保湿をすること」です。ですから、あなたの求める効果が「肌が潤うかどうか」なら、その期待と化粧品の実際の効果にズレはありません

でも、もし、あなたの期待が「たるみをなくすこと」だとしたら、残念ですが、その期待に応えられる化粧品は存在しないです。肌がたるむ一番の原因は、筋肉の衰えです。これは筋肉を鍛えることでしか改善できません。そして、化粧品には筋肉を鍛える効果はありません。ですから、どんなに一生懸命お手入れをしても、あなたの期待する効果は見られない可能性が高いです。

シミやシワについても同様です。化粧品は、シミやシワへの直接的な効果はありません。できることは、あくまでも肌を潤すことです。

基礎化粧品によるスキンケアでシミができにくくなることも、シワが目立ちにくくなることも、不可能ではありませんが、それは肌が潤った結果、現れる肌の変化です。ですから、当然、時間がかかります。

このように、『化粧品が実際にできること』と、『化粧品に期待すること』の間には、大きなギャップができてしまうことがよくあります。

と言っても、化粧品に対して期待してしまうのは仕方がないことだと思います。だって、どんな化粧品も『過度に期待させる』ことを目的に宣伝しますからね。『劇的な効果』が、『即効で現れる』ように勘違いさせるCMや広告がなんて多いことか!

特に、肌の悩みが深ければ深いほど、こうした宣伝は魅力的に見えます。 「この化粧品を使ったら、キレイになれるかも!」 「すぐにシミやたるみが消えるかも!」 と思って当然でしょう。

でも、現実と期待のギャップは、最終的には、化粧品の使用者をガッカリさせてしまいます。

そして何より怖いなぁと思うのは、「化粧品は効果があるもの。それも、即効性が期待できるもの」という間違った認識が当たり前になることです。こうなると、どんな化粧品を使っても、期待とのギャップを埋めることができません。その結果、次から次へ新しい化粧品を使うことになってしまいます。いわゆる『化粧品ジプシー』の状態です。

これでは、時間とお金がなくなるばかりで、肌はキレイになりません。それどころか、短期間にたくさんの化粧品を使うことで、肌が余計に敏感になり、肌状態が悪化してしまうことも多いです。

だから、敏感肌の方には特に、

  • 化粧品の本当の役割は「保湿をすること」
  • 肌が保湿された先に、シミやシワなどの肌トラブル改善があること

この2つをしっかりと覚えておいていただきたいなと思います。

そして、正しい方法で一定期間じっくりとスキンケアを行ってみてください。それが、肌トラブルを改善する一番効果的な方法です。

 

化粧品が「肌に合わない」ときの対処法・まとめ

 「肌に合わない」というのは、厳密にはパターン①でお話した「その化粧品にアレルギーがある」場合のみを指します。正直に申し上げて、この状況を変えるのは難しいです。

一方、パターン②のように、肌が敏感になって赤みやかゆみがでる場合は、肌の状態が健やかになればその化粧品を使えるようになります。プレ更年期や更年期の影響である場合は、体の状態を知り、対処していくケアも始めましょう。(この具体的な方法や詳しい情報は、これからこのブログでもお届けしていきますので参考にしてください!)

パターン③については、化粧品やスキンケアに対する正しい知識を持つことで解決できます。正しい知識をもとにスキンケアを続ければ、敏感肌を健やかな状態し、キレイな肌になる可能性は十分にあります。せっかくアレルギー反応の出ない化粧品を見つけられたのですから、ここでスキンケアをやめるのはもったいないです。本日お話した3つのポイントを参考にお手入れを続けて、ぜひキレイな肌を手に入れてください!

もし、今、肌に合う化粧品を探していらっしゃるなら、敏感肌の方のための基礎化粧品アクシリオシリーズをお試しください。はっきり言って即効性はゼロですが、化粧品の本来の役割である『保湿』に特化したスキンケアができます。パッチテスト用のお試しセットをご用意しているので、まずはこのお試しセットで、アレルギー反応がないかどうかを確認してみてください。

「アレルギー反応かどうか判断できない」「パッチテストで問題なかったけど、顔に塗るのが不安」など、気になることがあれば、個別にご相談も承っていますので、お気軽にご連絡くださいね。

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