私は今から約20年前、1997年に美容業界に入りました。
基礎化粧品や、シャンプーなどトイレタリ―商品の製造・開発研究、OEMという化粧品ブランドの企画・開発・委受託製造から、企業に向けた営業販売、美容室向け商品のセミナー講師など、美容にまつわるあらゆる仕事を経験をしてきました。
そして、2001年にはこれまでの美容に関する経験を活かして、自社ブランドの化粧品を開発して、今まで10万人を超える乾燥肌の方に使っていただきました。
現在も愛用者の方たちと協力して、乾燥肌に対する知識と経験を積み重ねています。
今回はこれまでの化粧品やスキンケアと、乾燥肌で敏感肌である自分と自分の子供たちの経験をもとに、乾燥肌対策を説明させていただきます。
乾燥肌荒れとは?
乾燥肌荒れとは、肌が乾燥した状態が原因でおきる肌荒れのことです。
以前は、主に冬場に起きる肌荒れでしたが、最近は、1年を通して悩んでいる人が増えています。
生まれつきの肌質や日常の生活習慣、加齢による肌状態によって引き起こされます。
乾燥肌荒れは、放置すると重篤な肌トラブルに発展するので、早めに改善しましょう。
乾燥肌荒れの原因
肌は本来、角質層に水分を保持して、皮脂を分泌しています。分泌された皮脂は、肌の表面で水分と混ざり、皮脂膜を作ります。
この皮脂膜が、外界からの刺激や肌中の水分の蒸発を防ぐことで、私たちの肌を肌荒れから守ってくれます。
この皮脂分泌などの機能は、乾燥によって乱れます。
角質層内部の水分が不足した状態だと、皮脂の分泌量が減少します。
そうなると、皮脂膜を作ることができません。
皮脂膜がうまく作れないと、外界からの刺激をモロに受けてしまい、肌中の水分はどんどん蒸発いていきます。
その結果、肌は水分不足になって、肌表面はカサカサになって、乾燥肌荒れが起こります。
乾燥肌荒れが起こりやすい条件
生まれつき肌が乾燥しやすい人や、肌が弱い人は乾燥肌荒れが起こりやすいです。
私がその生まれつき肌が乾燥しやすく弱い人で、子供のころから、ちょっとした刺激や環境の変化で肌荒れを起こしていました。
そもそも常時、乾燥状態にあり、肌の防御機能が弱いため、いろいろな肌トラブルに見舞われます。
特に、10代後半は、男性なので、スキンケアをまったく行っていなかったために、顔に皮膚がポロポロ無限に剥げ落ちるという悲惨な状況でした。
生後5~6か月後から思春期のこどもは、皮脂も少なく、大人に比べて肌を守る力が弱いです。
そのため、非常に乾燥に弱く、肌荒れを起こしやすいのです。
私には3人の子供がおり、3人とも全員、強弱はあれど私の肌質が遺伝してしまって、非常に肌が弱いです。
生後半年ごろから肌荒れをはじめ、湿疹やじんましん、イボなど多発しました。
でも、これからお話しする乾燥肌荒れ対策をコツコツ行うことで、現在15歳の長女は思春期ニキビが少しできているぐらいで、肌トラブルは何も起きていません。
やはり、こどものころの早い時期から、乾燥肌荒れ対策を行うことが必要だと感じます。
そのためには、赤ちゃんの頃から肌の異変を見つけてあげることが大切です。
特に、生後半年ごろの赤ちゃんは、新陳代謝が活発ですから、ちょっと肌荒れが起きても数日できれいになります。
-
目安となる赤ちゃんの肌荒れ例
- お尻や足回りなどに起こるおむつかぶれ
- 唇や口の周りなどに起こるの母乳・ミルクかぶれ
- 温度差による頬の赤み
一見、治ったように見えるのですが、そもそも肌荒れが起きること自体、肌が弱い証拠です。
だから、例え、数日で治ったように見えても、肌荒れを起こした場合は、継続して乾燥肌荒れ対策を行ってあげましょう。
女性の多くは、30代後半から皮脂の分泌が減少します。
そのため、肌は水分不足になり、皮脂分泌量の低下による皮脂膜の減少によって乾燥状態となり、肌荒れになります。
特に、元々の肌質が脂性肌で、若いころから皮脂をとるスキンケアを行ってきた人は、皮脂の分泌現象とともに肌荒れ傾向が強くなりますので注意が必要です。
乾燥肌荒れ対策15選
では、ここから私および3人子供たちに施してきた乾燥肌荒れ対策をご紹介します。
今では、全員、特に肌荒れを引き起こすこともなく、快適な毎日を過ごしています。
もし、あなたが乾燥肌荒れに悩んでいたら、ぜひ、参考にしてください。
最近は、「四季が無い」と言われています。春と秋が短く、夏と冬が長くなってきました。
そのため、一年を通して大半は、冷暖房を使用しています。
冷暖房によって、私たちの生活は快適になりました。
でも、いいことばかりじゃありません。
冷暖房の使用によって、湿度は下がり、室内は乾燥状態になります。
この状態は、肌が乾燥状態になるので肌荒れの原因になります。
肌にとっては、理想の湿度は60%です。
でも、日常的に60%をキープするのは困難です。
気密性の高い建物の場合、結露を引き起こしてカビの原因となるという新たな問題を引き起こしてしまいます。
また、高い湿度はパソコンやスマホなど電子機器にもよくないですしね。
だから、あなたの住環境で結露を引き起こさない程度の湿度を目安にしましょう。
私の場合は、50%程度の湿度をキープしています。
最低でも湿度40%以上の湿度を保ちましょう。
40%以下の湿度は、ひどい乾燥状態になり、肌荒れの原因となります。
湿度が40%以下になって室内が乾燥してきたら、冷暖房の使用を中止しましょう。
もしくは、加湿器を使うのもいいですし、最近は、電源のいらない加湿器もあります。
こういったものをうまく使って、湿度をコントロールしましょう。
冷暖房機から生じる『風』にも要注意です。
特に、オフィスで働いている人は、席の位置によって、直風が当たる場合があります。
温度的には、気持ちいいかもしれませんが、直風が当たることは肌にとっては最悪な環境です。
先ほど「湿度が40%以下の状況が肌を乾燥させる」と言いましたが、その比ではありません。
例え部屋の湿度が60%あったとしても、直風に当たっていると、どんどん肌は乾燥していきます。
もし、あなたが冷暖房の直風を浴びる状況にあったなら、上司に職場の環境改善を要求しましょう。
冷暖房の風の向きを変える羽なども安価で売られており、取り付けも簡単です。
お風呂の温度は、上げすぎないようにしましょう。
冬場は気温が下がるので、熱いお風呂に浸かって体を温めたくなります。
でも、お湯の温度が高くなると、それだけ肌が乾燥してしまいます。
だから、お風呂の温度が高くても40度までにしましょう。
ちなみに、我が家では38~39度に設定しています。
冷暖房のところでも言った通りで、お風呂に入っている際にも冷風や暖房は消しましょう。
最近はカワックなどの浴室暖房が充実しており、冷房や暖房をつけたままで入浴する人がいます。
特に冬場は、寒いところから急に熱いお湯につかると血管収縮が著しくなるため、その予防のために暖房をつける人が多くいます。
狭い浴室内は、どうやっても直風が当たります。
直風は乾燥を引き起こし、肌荒れにつながります。
特に、暖房の風はより乾燥を引き起こすので注意が必要です。
私は、入浴前に暖房をつけて浴室を温めておいて、入浴時には消すようにしています。
体を洗う際にナイロンタオルやブラシなど、肌に刺激を与えるものを使うことは避けたほうがいいです。
ナイロンタオルで肌をゴシゴシ洗うと、スッキリして気持ちいいです。
でも、肌に対しての刺激は強く、乾燥肌にはよくありません。
また、皮脂膜を取り過ぎてしまい、乾燥状態を引き起こします。
私は、石鹸をつけた手でさっとなで洗いをしたあと、肌に刺激の少ないタオルで体全体をなで洗いしています。
自分のこどもたちが赤ちゃんのころから、そうしてきました。
また、ボディソープには、注意が必要です。
ボディソープは、洗った後、しっとりとした感触が残ります。
メーカーはその状態をあたかも保湿できているかのように宣伝していますが、界面活性剤という化粧品成分が残っているだけです。
保湿ができているわけではありません。
あと一つ、石鹸選びにも注意が必要です。
できるだけ洗浄力がまろやかなものにしましょう。
機械練り石鹸(硬くて、色がついている石鹸)は、そのほとんどが石鹸素地という洗浄剤なので、あまり使い過ぎないようにしましょう。
肌への刺激が気になる人は、洗浄力が抑えられた枠練り石鹸(柔らかくて透明)を使うといいでしょう。
ただ、見分けが難しく、枠練り石鹸の中にも洗浄力が強いものがあったりして、画一的な判断がつきにくいのが難点です。
私自身も、いろいろ試したのですが、あまりいいものがなかったので、自分で作ってしまいました。
お風呂上りに、体もろくに拭かず、髪も乾かさず、ボーーーっとしてることありませんか?
夏場は、風呂上りに汗ばむから扇風機の風に当たって…、冬場は、熱いお風呂に入ってすぐにパジャマを着る気にならない、などなど。
これらの行為は、乾燥肌荒れを引き起こします。
特に、扇風機の風はご法度です。
体についた水分は、そのままにしておくと体温や気温によって蒸発します。
その際に、肌中の水分までもっていきます。
これを『過乾燥』と言います。
過乾燥が起きると、肌はお風呂に入る前よりも乾燥してしまいます。
だから、体についた水分もしっかりと念入りにふき取ってください。
ただ、バスタオルでゴシゴシこするのは、肌の刺激になるのでやめてください。
盲点なのは、髪の毛です。
うちにも娘が2人いるのですが、風呂上りに塗れた髪の毛でウロウロしています。
本人的には、一応ドライヤーをかけたとのことですが、全然乾いていません。
その証拠に、パジャマの方がぐっしょりと濡れています。
この状態も最悪です。
髪の毛が肌に触れるたびに、髪の毛の水分が肌に付着します。
その後、体温や気温で蒸発して過乾燥が起きます。
これが、髪が濡れている間中、何度も起きるので肌にとっては最悪の状況です。
乾燥肌荒れが引き起こされる可能性が非常に高いといえます。
特に、おでこや耳の周り、首の後ろなど、髪の毛のかかる部分に乾燥肌荒れが起きている人は、お風呂上りにできるだけ早く髪の毛を乾かしてください。
うちの長女もおでこににきびができているのですが、髪を乾かさないことも原因の一つだと思います。
肌にとって、紫外線は大敵です。
紫外線は肌への刺激となり、肌の機能を衰えさせます。
当然、乾燥肌荒れの一因にもなります。
日焼け止めをしっかり塗ったり、帽子や日傘などで肌を守りましょう。
特に、美白化粧品を使っている人は注意してください。
美白効果の多くは、メラニン色素の生成を抑制します。
本来、メラニン色素は紫外線の外から肌を守るものです。
そのメラニンが抑制されるということは、紫外線に対して無防備な状況となっています。
また、社会現象となった白斑問題も、美白化粧品の在り方への警鐘だと思っています。
ただでさえ、肌に悪影響を与えるのに、メラニンを抑制することで、さらに肌にダメージを与えます。
個人的には、肌荒れの方は美白化粧品を使わないほうが良いと思います。
関連記事>>>白斑問題からみる美白化粧品について
先ほども言いましたが、風は肌を乾燥させます。
冬場は、湿度も気温も低く、乾燥しています。
空っ風もよく吹きます。
冬場の乾燥した風は、ほかの季節以上に肌から水分を奪っていきます。
そのため、冬場には乾燥肌荒れが急増します。
本当は、顔全体を何かで完全に覆いたいところですが、現実的ではありませんよね。
一部でもいいので、乾燥した部分はマスクやストールなどで覆いましょう。
手荒れの方は、手袋をしましょう。
それだけで、肌荒れの被害をかなり軽減できます。
洗浄力が強いと、皮脂膜を完全に落としてしまいます。
そのため、肌が無防備になり、肌中の水分の蒸発、外界の刺激によって乾燥状態になります。
固形せっけんは、配合成分の90%以上が洗浄成分のものが多いので、注意して使用しましょう。
正直、洗顔料の洗浄力は使ってみなければわかりません。
使用後に、肌が突っ張ったり、キュッキュッする感覚があれば、洗浄力が強すぎます。
その場合は、もっとマイルドな洗顔料をお勧めします。
落ちにくいメイクには、ウォータープルーフ成分が配合されています。
ウォータープルーフ成分は、肌への密着性に優れており、皮脂や汗に強く、化粧直しの手間を省けるため人気があります。
その反面、通常の洗顔料では落ちません。
ウォータープルーフ成分を落とす専用の洗浄成分が必要となります。
落ちにくいものを落とすのですから、これが肌への刺激になります。
強い刺激は、乾燥肌荒れにを引き起こすので避けましょう。
ただし、日焼け止めは、ウォータープルーフ成分が含まれているものを使いましょう。
日焼け止めが汗や皮脂によって流れてしまうと、紫外線のダメージをもろに受けてしまいます。
それよりは、洗浄力による刺激のほうがマシです。
それほど、紫外線は肌に悪いということです。
乾燥肌荒れに最も大切なことは、しっかりと保湿することです。
そもそも乾燥肌荒れに悩む人は、保湿ができていない場合がほとんどです。
多くの人はやっているつもりなのですが、実際はできていません。
だから、乾燥肌荒れになるのです。
化粧水や乳液、美容液など、今までのスキンケアを行っているなら、それが原因かもしれません。
実は、このようなスキンケアでは保湿できていない可能性があります。
もし、あなたが保湿をしているのに、乾燥肌荒れになっているなら、一度、スキンケアを見直してみましょう。
敏感肌と乾燥肌で10代後半から肌トラブルに悩んでいた私が20年間、自分自身で続けており、3人の子供にも生まれた直後から、全身の保湿を行いました。
おかげで、全員肌トラブルが改善し、良い状態が維持できています。
個人的には、乾燥肌荒れには保湿を重視したスキンケアが一番重要だと感じています。
関連記事>>>乾燥肌に『化粧品メーカーがおすすめするスキンケア』より大切なスキンケアとは
コットンの細かい繊維が刺激にある場合があります。
スキンケアを行う際に、コットンを使用するメリットは特にありません。
以前は、化粧水など水分が垂れてうまく塗り広げられない場合にコットン使用が推奨されていました。
それなら使う理由はわかるのですが、最近では、「ムラなく塗れるから」ということで、乳液やクリームにも使うように勧めるメーカーもあります。
コットンを使用して喜ぶのは化粧品メーカーだけです。
コットンが化粧品をグングン吸い取るので、化粧品の使用量が増えます。
手で使う何倍もの量の化粧品が消費されます。
その分、化粧品が早くなくなり、化粧品がたくさん売れます。
手のひらのほうが無駄に化粧品を使うこともないし、ダイレクトに肌の状態を知ることができるので一石二鳥です。
手で直接触れることで乾燥肌荒れの状態も知ることができます。
化粧水など液状の化粧品を塗る際に、たたき塗りをするのはやめましょう。
たたき塗りは、肌の刺激になります。
たたき塗りすることで、化粧品が肌の中に浸透しやすくなると言う美容関係者がいますが、大嘘です。
叩きながら塗ったところで、浸透率はなんら変わりません。
すべての化粧品は、わずか厚さ0.2㎜の角層までしか浸透しません。
叩こうがこすろうが、浸透する深さは同じです。
化粧品は、摩擦を起こさないように、なでるようにやさしく塗り広げるのが乾燥肌対策にはベストです。
もし、「たたき塗りをするほうが、角質層より深い部分まで浸透する」というようなことを言うメーカーがいれば、それは薬機法違反です。
そのようなことを平気で言うような化粧品メーカーは避けたほうが良いでしょう。
乾燥肌荒れの人は、多くの場合、刺激を避け、安全性の高い化粧品を使うほうがいいでしょう。
ただ、世の中には、安全な化粧品=無添加化粧品と勘違いしている人がたくさんいます。
これは大きな間違いです。
むしろ、乾燥肌荒れにとって、無添加化粧品は危険とも言えます。
無添加化粧品と言えば、多くの場合、防腐剤、界面活性剤、香料、着色料のいずれか、もしくはすべてが配合されていない化粧品のことです。
これらの成分が配合されていないから安全だと主張するためには、これらの成分が危険だと証明する必要があります。
でも、そんな実験結果やエビデンスはありません。すべてイメージ戦略によるものです。
防腐剤や界面活性など嫌われがちな成分も、化粧品を安全に快適に使うための優れた成分です。
これらの成分を配合しない方が危険で使いにくい化粧品になります。
つまり、無添加化粧品という言葉は、根拠のない危険性をあおり、自社の化粧品を安全だと勘違いさせるために生まれた言葉です。
例えば、本当に防腐剤が配合されていなければ、これほど怖い化粧品はありません。
一度でも開封すると空気中の菌が無数に侵入します。浸入した菌は、美容成分を餌に爆発的に繁殖します。
その結果、化粧品の安定性は崩れて、腐敗したり、意図しない変質を引き起こします。
そのような変質した化粧品を乾燥肌荒れに使用したら、肌トラブルは悪化の一途をたどります。
だから、乾燥肌荒れの人は、無添加化粧品を避けましょう。
関連記事>>>乾燥肌対策に『無添加化粧品』を使ってはいけない
前述の無添加化粧品と似ているのですが、オーガニック化粧品にも気をつけましょう。
オーガニック化粧品は、農薬が使われていない自然の植物などから生成された美容成分のみで作られた化粧品だと勘違いしている人がたくさんいます。
あたかも科学の力で作られた合成成分を悪者にしています。
でも、オーガニック化粧品には矛盾とウソが隠れています。
そもそも、今までの化粧品の歴史上、化粧品成分から農薬が含まれていたことは一度もありません。
それなのに、農薬を使っていないオーガニック成分を使うことに、何の意味があるのでしょうか?
既存の化粧品の中に農薬が含まれていたなら、オーガニック成分を選ぶ理由も価値も分かります。
農薬を肌に塗っていい訳がありません。
でも、通常の成分にも農薬は含まれていないのです。
オーガニックであろうがなかろうが、成分の中身は同じなのです。
もちろん、成分の中身が同じなので安全性も同じです。
違うとすれば、コストだけでしょう。オーガニック成分の方が無駄に高額になります。
それに、農薬の使用が悪いと主張するなら、なぜ、合成成分を否定するのでしょうか?
合成成分なら100%農薬を使う必要がありません。
だったら、合成成分だけで化粧品を作ればいいのです。
なぜ、わざわざ農薬を使う可能性のある植物から抽出した成分を使う必要があるのでしょうか?
完全に矛盾しています。
さらに、多くのオーガニック化粧品には、合成成分が含まれています。
あたかもオーガニック成分だけで作られた化粧品のように装っていますが、そんなのはウソです。
というより、オーガニック成分なんてほんの少ししか含まれていません。
ほぼ、合成成分で作られています。
オーガニック化粧品の真の姿は、オーガニック成分をほんの少し配合した普通の化粧品です。
だから、オーガニック化粧品が安全性にすぐれている理由は、何一つありません。
すべて売るためのイメージ戦略です。
どうしても、オーガニック化粧品を使いたいのであれば止めはしませんが、そこに無駄なお金を使うなら、通常の化粧品を使って、余ったお金でストールや手袋を買った方が乾燥肌荒れには有効だと思います。
関連記事>>>乾燥肌対策に役立つ安全な化粧品の選び方
乾燥肌荒れが続くと悪循環に陥って抜け出せなくなる
乾燥した肌を放っておくと角質層がはがれてバリア機能が低下して肌荒れを引き起こします。
そこに外界の刺激やアレルゲン、刺激物質が入り込んでかゆみが引き起こされます。
かゆみというのは、痛みよりも抗いにくく、ついつい掻いてしまいます。
特に、睡眠中は無意識でひっかくのでやっかいです。
一度でもひっかいてしまうとしっしんができてしまい、さらにかゆみのためにひっかくという、かゆみの悪循環に陥ってしまいます。
こうなると、抜け出すのは容易ではなく、乾燥肌荒れはどんどん悪化します。
乾燥肌荒れが悪化して深刻な肌トラブルにになる前に、正しい保湿ケアで予防することが大切です。
もし、あなたがスキンケアをしているのに、乾燥肌荒れに悩んでいるなら、ここに書いたように乾燥肌荒れ対策と現在のスキンケアを一度見直すことをお勧めします。
投稿日:2019.01.06